サイン欄のない新エポスカードでサインを求められたときはどうなるの?

クレジットカード特集 コラム

サイン欄のない新エポスカードでサインを求められたときはどうなるの?

2021年4月25日

新エポスカードが到着し、カード番号、有効期限などは全て裏面に書かれているが、裏面には当然あるはずの署名欄がないことを紹介した。

エポスカードの新デザイン券面に変更してみた! 新デザインには“あれ”がない!
エポスカードの新デザイン券面に変更してみた! クレジットカードに必ずある“あれ”がない!

エポスカードが2021年4月15日(木)にリニューアルした。 新デザインカードに無料で切り替えられるため、4月15日(木)の朝から電話したがなかなか繋がらない。ずっと話し中だ。何度かかけてみたがずっと ...

続きを見る

署名のないカードが有効なのだろうか。エポスカードに確認したところ、Visaとも確認が取れており、今後はタッチ決済やPINでの決済が主流となり、サインを求められることはほとんどないために、サイン欄を設けなかったとのことだ。

しかし、レストランや百貨店などでは、まだサインが求められることもある。先日、高島屋でブレゲの時計を購入したときにも、タカシマヤプラチナデビットカードを持って行き、決済後にサインをしている。

外商タカシマヤプラチナデビットカードでブレゲの腕時計を購入してみた! 10%のポイント+外商Welcome Dayの10%OFF!
外商タカシマヤプラチナデビットカードで約300万円のBreguet(ブレゲ)の腕時計を購入してみた! 10%のポイント+外商Welcome Dayの10%OFF!

タカシマヤプラチナデビットカードは限度額を自分で設定することが可能! 先日、高島屋の外商イベントである「Welcome Days」でバッグなどを購入したが、腕時計も購入することにした。Welcome ...

続きを見る

ここで疑問に感じたのが、不正利用があった場合にどうなるのか。エポスカードの利用者にとっては60日まで遡って補償を受けられるため、PINでの決済だろうがサインしての決済だろうが関係ない。不正利用に気がついた場合はすぐにエポスカードに連絡しよう。

サインのないカードで問題があるのは加盟店とカード会社となる。現在、IC取引ができる状態で、磁気による決済をした場合、不正利用があったときには加盟店の負担となる。利用されたカードをきちんと確認しなかったという事で、不正利用分は加盟店が負担するはずだ。逆に、PINでの取引で不正利用があった場合はカード会社負担となる。

しかし、新エポスカードの場合は店舗でカードのサインを確認できないため、不正利用があった場合はどちらの負担になるのか。基本的には、IC義務化となっているため、磁気での決済はないはずと言う理由で、加盟店負担になるようだ。しかし、実際はケースバイケースとのこと。

有効期限切れじゃないのに新しいクレジットカードが送られてきた! IC化で変わることとは?

上のカードは、全て有効期限が残っているクレジットカードだが、新たなクレジットカードが送られてきた。 下の写真で左が旧カード、右が新カードだ。旧カードの有効期限は21年までとなるため、まだ有効期限が残っ ...

続きを見る

今後、同じような理由からサイン欄のないカードも増えていくのかもしれない。そうなった場合に磁気ストライプもなくなる可能性もありそうだ。

続いて、有効期限が変わっている新エポスカードをエポスカードで積立投資できるtsumiki証券でカード情報を変更する必要があるのかを確認したが、こちらは特に何もする必要はないとのこと。筆者が確認する限りでは、メニューにもカード情報を変更する画面もないため、変更しようもない。

tsumiki証券で2年間運用した結果を紹介! 毎月5万円ずつ積立投資しての運用成績と獲得ポイントを公開!

クレジットカードで投信積立ができるのが「tsumiki証券」。エポスカードで積み立てすることができ、tsumiki証券の口座開設時にはエポスカードの情報を利用するため、比較的簡単に口座開設も可能だ。ま ...

続きを見る

その他、ECサイトに登録している場合、有効期限が変わっているカードであれば、登録し直す必要がある。電気・ガス・水道などの固定費は基本的に変更手続は不要だが、念のため変更手続をしておいた方が良いだろう。

最後に、新エポスカードの券面の印字について。筆者はエポスゴールドカードを保有しているが、ぱっと見た感じでは見えにくく、セキュリティの観点でわざと見えにくくしているのか、そうなってしまっただけなのかを確認した。

エポスカードの仕様上、3つのカード(プラチナ・ゴールド・一般)で一色しか利用できないため、プラチナでもゴールドでも同じ色のインクが使われているとのこと。おそらく、ゴールドが一番見えにくいのではないだろうか。わざとと言うよりは、他の券種との兼ね合いでこの色になったそうだ。

新エポスカードは、流行の縦型+Visaのタッチ決済搭載+カード情報裏面+VISAロゴのホログラム+サインなしという、最先端のクレジットカードとなる。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
アバター画像

菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

-クレジットカード特集, コラム
-, , ,

© 2024 ポイ探ニュース