2023年8月29日(火)より、タカシマヤカードの法人カード「タカシマヤカード《ビジネスプラチナ》アメリカン・エキスプレス」が申し込み受け付けを開始した。
-
高島屋、タカシマヤカード《ビジネスプラチナ》アメリカン・エキスプレスを発行
高島屋は、2023年8月29日(火)より、ビジネスオーナー・個人事業主を対象としたクレジットカード「タカシマヤカード《ビジネスプラチナ》アメリカン・エキスプレス」の発行を開始する。 タカシマヤカード《 ...
続きを見る
タカシマヤカード《ビジネスプラチナ》アメリカン・エキスプレスよりも少し前には、エポスオーナーカードの発行が開始。
-
エポスカード、事業用に使える「エポスオーナーカード」の発行を開始
エポスカードは、2023年6月上旬より事業用に使える「エポスオーナーカード」の発行を開始した。 エポスオーナーカードは、招待したエポスプラチナカード・エポスゴールドカード保有者が申し込む事ができる法人 ...
続きを見る
また、apollostation PLATINUM BUSINESSの申し込み受け付けも開始している。
-
出光クレジット、apollostation PLATINUM BUSINESSを発行 年会費相当の2万2,000ポイント獲得できる新規入会キャンペーンも
出光クレジットは、2023年8月16日(水)より、apollostation PLATINUM BUSINESSの発行を開始した。 apollostation PLATINUM BUSINESSは個人 ...
続きを見る
立て続けにビジネスカードの発行となっているが、法人向けカードはブルーオーシャンという認識が大きいのではないだろうか。
クレジットカードは個人向けカードの発行が圧倒的に多く、日本クレジット協会によると2022年3月末では、クレジットカード発行枚数が3億101万枚の発行となり、その内1,145万枚が法人カードとなる。
それでいて、個人の消費と企業間取引の規模では、法人の方が圧倒的に大きい。
経済産業省が発表している「電子商取引に関する市場調査の結果をとりまとめました」によると、2021年の日本国内のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場は20.7兆円だが、BtoB-EC(企業間電子商取引)市場規模は372.7兆円となる。
発行されている法人カードの枚数は少ないが、市場規模としては個人の消費よりも大きく、おいしい市場という事だろう。
それでは、BtoB EC市場規模の業種別内訳を確認してみよう。経済産業省のデータを見ると、以下のようになっている。
卸売の金額が大きく約100兆円程度。EC化率も発表されており約32%。つまり、BtoB商取引市場規模は311兆円と大きい。これだけでも個人消費よりもおいしい市場となりそうだ。
企業間取引の場合は、オンラインの広告費やクラウド・ITサービスなども多く、この辺りも最近発行されているビジネスカードの対象になりそうだ。
ただし、卸売以外で多くの割合を占める輸送用機器、電気・情報関連機器、繊維・日用品・化学などの製造については、最近発行されているオーナー向けのビジネスカードでは限度額などで対応できない可能性が高い。
特定の取引で使うカードの場合はパーチェシングカードの方が便利で、限度額を調整できたり、最近は部署名で発行できたりする法人カードもある。
-
三井住友カード、非対面専用の法人カード「三井住友カード ビジネスパーチェシングカード」を発行
三井住友カードは、2021年12月23日(木)より、非対面専用の法人カード「三井住友カード ビジネスパーチェシングカード」の発行を開始した。 企業のネット広告やクラウドサービスなどの利用料金も増加して ...
続きを見る
-
JCB、部署名義コーポレートの発行を開始
JCBは、2023年7月より、部署名でのカード共用ができる「部署名義コーポレートカード」の提供を開始する。 個人名義での発行を前提とした従来の「JCBコーポレートカード」とは異なり、部署内でのカード共 ...
続きを見る
個人名での発行ではなく、部署単位などで発行できれば、人事異動や退職などで担当者が変わったとしても、個人名のカードを停止、新規申し込みが不要とオペレーションが楽になる。
会社の備品購入などで使うには「タカシマヤカード《ビジネスプラチナ》アメリカン・エキスプレス」「エポスオーナーカード」「apollostation PLATINUM BUSINESS」などで、ポイント還元率や特典を考えて申し込めば良いのだが、個人カードと違うニーズも多く、利用目的で細分化が進んでいきそうだ。