マイナス金利が導入されて以降、百貨店の友の会が人気となっている。百貨店の友の会は普段利用する百貨店を決めている場合には友の会は大変おトクな制度であるが、決まっていない場合や使い分けている場合には、ポイントの付与率の高い百貨店のポイントカードを持つことでおトクになる場合もある。そこで、今回はポイント付与率が高い百貨店を紹介する。
1.京王百貨店
京王百貨店では、現金専用の「京王パスポート現金専用カード」とクレジットカード機能がある「京王パスポートカード」がある。買い物の際に京王パスポートのカードを提示または利用すると、両カードとも5%以上のポイントが付与される。ただし、催事商品・食品・書籍・レストランではポイント付与が1%となるので注意が必要である。また、買い物の可否に関わらず、来店時に「ポイントみ?る」にカードを通すと、1日につき5ポイントが付与される。
京王パスポート現金専用カードは入会時に100円(税込)がかかるが、即日利用でき、全国百貨店共通商品券以外にも信販系の商品券での買い物でもポイントが付与される。1,000ポイントを貯めると、1,000円の商品券に交換できる。つまり、最低2万円のお買い物をすると1,000円の商品券に交換できるということだ。
ポイントを引き換えるための有効期限は最大で2年間で、積立期間は最大1年間である。
2.小田急百貨店
小田急百貨店で使えるポイントカードとしては現金専用の「OPポイント専用カード」とクレジットカード機能がある「OPクレジット」がある。買い物時に提示または利用すると、現金専用のOPポイント専用カードの場合には3%以上のポイント、OPクレジットについては5%以上のポイントが付与される。
現金専用のポイントカードは入会時に100円(税込)のカード発行手数料が必要となるが、即日発行が可能である。しかし、信販系の商品券を利用しての買い物ではポイントが付与されないので注意が必要である。貯めたポイントは1ポイントから利用できるので大変おトクだ。しかし、ポイント値引となる。
また、「JALカード OPクレジット」限定ではあるが、JALマイルにも交換できる。ただし、年会費がかかるので注意が必要だ。
3.西武・そごう
以前、西武・そごうだけじゃない幅広く使える「クラブ・オン/ミレニアムカード セゾン」カードで紹介した通り、西武百貨店ではクラブ・オンやミレニアムカードが使える。1,000円以上の買い物で2%以上が、専門店街では1%以上が付与される。誕生日月については別途バースデーポイントとして翌日に200ポイントが付与される。不定期ではあるが、頻繁にプラスポイントフェアとして通常のポイント付与率の倍のポイントが付与される。1ポイントから店舗での利用が可能であるが、ポイント値引となる。そのため、貯めたポイントはnanacoに交換することがベストだろう。
クラブ・オン/ミレニアムカードについては提示のみだけでポイントが付与される。つまり、クラブ・オン/ミレニアムカード セゾン以外の他社のクレジットカードで買い物をしてもポイントが付与される。その点が京王百貨店、小田急百貨店の現金専用のポイントカードとは大きく違う。
なお、ここで紹介した百貨店については京王百貨店と小田急百貨店では友の会制度もあるが、西武百貨店については友の会制度はない。また、小田急については女性のみが加入できるので注意が必要だ。
マイナス金利の導入に伴いさらに百貨店の友の会は確かに大変おトクではあるが、ポイント付与率の高い百貨店のポイントカードを持つこともさらにおトクになるのでオススメしたい。