アメックス プラチナ・カードやビジネス・プラチナ・カードの年会費がアップ！　ポイントだけで年会費は稼げる？　金額換算できない特典の拡充を

14万円程度のポイントは獲得できていた！

アメックスのプラチナ・カードやビジネス・プラチナ・カードの年会費が16万5,000円（税込み）にアップした。

筆者は、年間でプラチナ・カードのポイントをどれくらい獲得しているのかを計算してみたところ、13万7,633ポイントの獲得となっていた。それとは別に、アメックス・オファーで3,179円キャッシュバックとなっていたため、これらを合計すると14万812円相当のポイントを獲得できている。

プラチナ・カードの年会費にメンバーシップ・リワードのポイントを充当

現在の年会費は14万3,000円（税込み）のため、ほぼほぼポイントやキャッシュバック特典で年会費を稼げたことになる。

では、その期間にいくら使ったのか。期間中の利用金額も計算すると、850万程度の利用があったようだ。還元率で考えると1.64％。

それなりに利用しているため、ポイント還元も多いのだが、ポイント以外の特典をどう捉えるかが重要だ。

ただし、2万円アップした場合は、1,000万円近くの利用がなければポイント・キャッシュバックだけで年会費の元を取るのは難しい。

2万円アップで追加となった特典はキャッシュバック

今回、2万円分アップしたことで対象レストランでプラチナ・カードを利用すると毎回20％キャッシュバック、年間最大4万円までのキャッシュバックとなる特典「グローバル・ダイニング20％キャッシュバック」が追加となった。

20％OFFは、予約困難な人気店を予約できるプログラム「KIWAMI50」も対象となるが、正直、KIWAMI50自体が予約できない。筆者も何度かトライしているが予約できた事はないため、KIWAMI50での20％キャッシュバックはほぼ不可能だろう。

TAG HeuerやFREDなどのラグジュアリーブランドで20％キャッシュバックとなる「ラグジュアリー・ショッピング20％キャッシュバック」も追加。毎回20％キャッシュバックで最大3万円まで。

huluやDAZNで事前登録の上、プラチナ・カードで支払うと、20％キャッシュバックとなる「デジタル・エンターテインメント20％キャッシュバック」も追加となった。毎月最大1,000円のキャッシュバックとなり、サブスクを利用する機会も増えているため、既に会員の場合は事前登録を忘れずに。

2万円の年会費アップで追加となった特典は、ほぼキャッシュバック特典で金額換算しやすい特典となる。

金額換算できない特典が重要

しかし、プラチナ・カードで重要なのが金額換算が難しいような特典だ。

「ファイン・ホテル・アンド・リゾート」はラグジュアリーホテルを予約すると、朝食無料、16時までのレイトチェックアウトが確約される。

16時まで利用できれば、かなり旅行の幅が広がる。空きがあれば部屋のアップグレードなどもあり、金額換算すると数万円程度だろう。ただし、○円おトクとは言い切れない。

コンシェルジュデスクも便利だ。最近はあまり使っていないが、24時間365日利用できるため、深夜にホテルの予約を依頼したり、レストランの検索を依頼するなども可能。コンシェルジュデスクでいくらおトク、と言う計算はできない。

また、アメックスはイベントも多い。先日行った、オリヴィア・ロドリゴに会えるイベントや紅葉の高台寺 プレミアムアクセスなどの抽選などはどのくらいおトクかを考えるのも難しい。興味がなければ0円。興味があれば高額なお金を払っても参加したいはずだ。

ただし、金額換算しにくい特典は会員が増えれば増えるだけ利用しにくくなる。KIWAMI50は、トライすることもない。

アメックスのプラチナ・カードは招待制から申込制に切り替えたため、会員は一気に増え、特典が使えないと言う不満を減らすためのキャッシュバック特典追加と筆者は考えているが、年会費10万円を超えるようなカードであれば、このカードでしか手に入らない特典で枠を拡充する、特典を利用できる機会を増やす方向で考えてほしいと感じた。