2016年のゴールデンウィークに北陸（富山、石川）に、6月に筆者の母が京都に旅行に行った。その際にクレジットカードや電子マネーで買えるおトクな切符を利用したので、今回紹介する。
1．あいの風とやま鉄道 1日フリー乗車券
北陸新幹線が開通したことで旧北陸本線の富山県エリアが第三セクターとなって誕生したあいの風とやま鉄道である。
このあいの風とやま鉄道にはファンクラブがある。そのファンクラブの会員になると、1日フリー乗車券が特典として進呈される。年会費は個人会員の場合には1,000円、親子会員の場合には、最低1,500円?（子ども2人目から1人につき500円加算）である。
今年度から、あいの風とやま鉄道のファンクラブの年会費が代行収納でコンビニでも支払うことができる。つまり、セブン-イレブンでnanacoやファミリーマートでファミマTカード（クレジット機能付き）で支払うことができ、ポイントを獲得することができるため、大変おトクになった。
以上のことから、1年に1回ではあるが、ファンクラブの会員となると、1,000円で富山県内のあいの風とやま鉄道が乗り放題となる。ただし、利用する際には、あいの風とやま鉄道は電車の運行本数が1時間に1?4本と少ないので注意が必要である。
2．金沢?七尾間の乗車券
金沢?七尾に行く場合には金沢駅からJR西日本の七尾線で直通の電車がある。しかし、北陸新幹線が開通したことで、金沢駅?津端駅は第三セクターのIRいしかわ鉄道となっている。
関東で金沢?七尾間の乗車券を購入しようとしたら、クレジットカードの使用の可否に関わらず、上記の理由から購入はできなかった。しかし、JR西日本の金沢駅ではau WALLETプリペイドカードでも金沢?七尾間の乗車券を購入することができた。ただし、金沢?七尾間の乗車券では100キロ未満のため、途中下車はできない。
3．京阪電車 京都1日観光きっぷ
出町柳から三条、祇園四条といった京都市内の多くの寺院のある東山エリア、東福寺、伏見稲荷、宇治、八幡市といった観光地をこの「京阪電車 京都1日観光きっぷ」があれば、750円でエリア内を1日乗り降り自由に旅行ができるため、大変おトクである。
このきっぷは関西2府4県では購入することができない。事前にエースJTBの商品を取り扱っている旅行代理店にて購入可能であり、カード払いも可能である。単品可の商品であるため、関西2府4県以外であれば、誰でも購入することができる。
エースJTBで事前に購入しても、紙の行程表（上記写真）となっているため、利用する当日に磁気式の切符（左記写真）に交換する必要がある。
ただし、紙の行程表を磁気式の切符に交換できる場所が出町柳駅、三条駅、祇園四条駅、東福寺駅、丹波橋駅の計5駅と限られているので注意しなければならない。
今回はクレジットカードや電子マネーを使ったおトクな切符を紹介した。クレジットカードや電子マネーを使って、おトクに観光地を巡ることができるきっぷばかりである。是非、今回紹介したエリアに行く際には参考にしていただけると幸いである。