クレジットカードでの積み立てサービスが増え過ぎてわからん! 証券会社とクレジットカード、還元率をまとめてみた!

クレジットカード特集 コラム

クレジットカードでの積み立てサービスが増え過ぎてわからん! 証券会社とクレジットカード、還元率をまとめてみた!

2022年に開始したクレジットカードによる投信積み立てサービスは以下のようになる。

  • 2022年2月25日(金) … マネックス証券 × マネックスカード
  • 2022年3月28日(月) … auカブコム証券 × au PAYカード
  • 2022年4月25日(月) … SBI証券 × 東急カード
  • 2022年6月19日(日) … 楽天証券 × 楽天キャッシュ(楽天カード)
  • 2022年7月5日(火) … WealthNavi × イオンカード

1か月に1つのペースでサービスが開始しているようなイメージだ。

さらに、以下のような組み合わせも発表されており、今後もどんどん増えていきそうだ。

  • 2022年9月9日(金) … SBI証券 × アプラスカード
  • 未定 … SBI証券 × オリコカード

クレジットカードによる投信積み立てサービスのメリットは2つある。1つ目が証券口座への入金が楽になる点。通常、証券口座を開設後、証券口座に入金する必要があり、口座振替の設定をしたり、指定された銀行口座に振り込んだりする必要がある。一方、クレジットカードの場合は一度登録すると、一回一回入金せずに買い付けできる。

2つ目はポイントがたまる点。クレジットカードのポイントとは別にたまるケースもあるが、基本的にはクレジットカードによる積み立てでポイントがたまるようになる。口座振替や銀行振り込みの場合はポイントがたまらないが、クレジットカードでの投信積み立ての場合はポイントがたまっておトクだろう。

なお、証券会社とクレジットカードの組み合わせで獲得できるポイント数が異なり、選び方が難しい。さらに、セゾンポケットのように還元率を変更する事もあり、なかなか複雑だ。

以下は、2022年8月19日(金)時点でのクレカ積立+ポイント還元をまとめた表だ。赤いマーカーが条件ありの最大還元率、黄色いマーカーが条件なしの還元率となる。

証券会社 対象クレジットカード 還元率条件 還元率
tsumiki証券 エポスカード 1年目 0.1%
2年目 0.2%
3年目 0.3%
4年目 0.4%
5年目以降 0.5%
楽天証券 楽天カード 販売会社が受け取る手数料が年率0.4%以上 1.0%
販売会社が受け取る手数料が年率0.4%未満 0.2%
楽天キャッシュ 2022年12月買い付け分まで チャージ分の0.5%+0.5%
2023年1月買い付け分以降 チャージ分の0.5%+未定
セゾンポケット セゾンカード・UCカード 月の平均積立額2万円未満 0.1%
月の平均積立額2万円以上 0.2%
月の平均積立額3万円以上 0.3%
月の平均積立額4万円以上 0.4%
月の平均積立額5万円以上 0.5%
SBI証券 タカシマヤカード 1年目~2年目 0.1%
3年目~4年目 0.2%
5年目以降 0.3%
SBI証券 三井住友カード プラチナカード 2.0%
ゴールドカード 1.0%
それ以外 0.5%
マネックス証券 マネックスカード 1.1%
auカブコム証券 au PAYカード 1.0%
SBI証券 東急カード ベース 0.25%
各種ゴールドカード +0.75%
TOKYU CARD ClubQ JMB +0.25%
TOKYU ROYAL CLUB +0.25~+1.5%
東急カードを200万円以上利用 +0.25%
毎月の積立額が5万円以上 +0.25%
東急ポイントがたまるコースの
口座残高が500万円以上
+0.25%
年齢が39歳以下 +0.25~+0.5%
WealthNavi イオンカード 0.5%
SBI証券 アプラスカード 新生アプラスゴールドカード 1.0%
APLUS CARD with 0.5%
SBI証券 オリコカード 未定 未定

年会費無料(実質無料を含む)で還元率が高いカードの組み合わせでは、マネックス証券+マネックスカード、auカブコム証券+au PAYカードとなる。コストをかけずにクレカ積立したい場合にはオススメだ。

tsumiki証券、セゾンポケット、WealthNavi for AEON CARDについては、選択できる投資信託が少ないため初心者向きだ。還元率は最大0.5%と高くはないが、投資はよくわからない人でも利用しやすい。

SBI証券は複数のカード会社との提携があるため、自分が保有しているカードがあれば申し込んで見るのも良い。投信マイレージもあり、投資信託の積立残高に応じてポイントもたまるのもメリットだ。

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ただし、現時点での還元率であり、楽天証券+楽天カードのように改悪になる可能性もある。わざわざ、新しくクレジットカードや証券口座を作るよりも、保有しているクレジットカードや証券口座があるのであれば、積み立てできる組み合わせがあるかを考えた方が良いだろう。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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