三越伊勢丹・大丸松坂屋・高島屋の株主優待カードを比較！　それぞれの株主カードの特徴は？

三越伊勢丹ホールディングス、J.フロント リテイリング、高島屋の株主優待カードは以前紹介した。

今回は、それぞれの株主優待カードの比較をしてみたい。

株主優待カードの対象者と有効期限

まず、株主優待の対象だ。三越伊勢丹ホールディングスとJ.フロント リテイリングの場合は、年に1回の判定となるが、高島屋の場合は年2回の判定がある。今回、2021年5月頃に送られてきた株主優待カードの有効期限は以下の通りだ。

高島屋の場合は、株を購入するタイミングをそれほど気にしなくても良いと言うメリットがある。

株主優待カードの限度額

なお、株主優待カードは限度額が決まっているが、それぞれの限度額は以下の通りだ。意外と限度額に違いがあるが、高島屋と三越伊勢丹ホールディングスは同じ金額に見えるが、高島屋は6ヵ月で30万円、三越伊勢丹ホールディングスは1年で30万円のため、高島屋の方が有利な条件となっている。

株主優待カードを利用できる支払方法

利用できる支払方法を調べると、基本的なサービスは同じだが、友の会カードが利用できるのは高島屋のみ。百貨店友の会は百貨店を利用する場合はおトクだが、利用できる高島屋は使い勝手が良さそうだ。

株主優待カードのオンラインショッピングでの利用可否

続いて、オンラインショッピングで利用できるかどうかだ。コロナ禍で百貨店には行きたくないと言う場合もあるだろう。三越伊勢丹ホールディングスと高島屋の場合はオンラインでも株主優待カードの番号を入力することで利用できる。大丸・松坂屋は対象外だ。

株主優待カードの対象外商品

百貨店のクレジットカードの場合、5％や10％などのポイントが貯まるが、対象外商品（×）も多い。対象外商品は以下の通りだ。"─"となっている物は記載がないため、対象の可能性が高い。三越伊勢丹ホールディングスはレストランも10％OFFになるのが特徴だろう。

なお、百貨店のクレジットカードでポイントが1％となるデパ地下については、株主優待カードで除外品目に入っておらず、食料品を購入する場合に株主優待カードは非常におトクとなる。

株主優待カードの家族利用の可否

株主カードは家族が使いたいと言うこともあるだろう。三越伊勢丹ホールディングス、J.フロント リテイリング、高島屋は家族の利用が可能となる。筆者の株主優待カードをパートナーに渡して利用すると言うことは規約上問題ない。

なお、J.フロント リテイリングの場合はパルコでの5％OFFとなるクレジットカード「パルコお買い物ご優待カード」を申し込むことができるが、「パルコお買い物ご優待カード」はクレジットカードとなるため、名義人しか利用する事はできない。

催し物の無料入場

株主優待カードを提示すると有料の催し物の入場ができる。同伴者数が異なるが、催し物自体が異なるため、どれが有利ということはない。

それぞれの特典を比較したが、これ以外にもそれぞれの独自で特典が用意されている。コロナ禍ではネットショッピングで株主優待カードを利用できるかどうかは重要となり、高島屋と三越・伊勢丹は使いやすいのではないだろうか。