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AI搭載レジのワンダーレジで買い物してみた! 商品を置いてSuicaで払うだけ!

2019年6月7日

ワンダーレジを使ってみた!

JCBは、2019年4月よりサインポスト社が開発したAI搭載レジ「ワンダーレジ」を高田馬場オフィスに本格導入した。端末に商品を並べると商品が画像認識され、QUICPayで決済できると言う仕組みだ。

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このワンダーレジは浜松町の世界貿易センタービルディングにある生活彩家でも設置されている。今回は、山手線を利用する機会があったので、途中下車してワンダーレジを使ってみることにした。

世界貿易センタービルディングは浜松町駅と直結となる。駅を出て、世界貿易センタービルの地下1階で生活彩家を探す。

入口付近に「無人AIレジ」とあり、下には無人AIレジの操作手順が書かれている。右横に「楽天ポイントはつきません」とあるが、生活彩家では楽天ポイントカードを提示すると100円(税込)につき楽天スーパーポイントが1ポイント貯まる。しかし、無人AIレジを使う場合はカードを読み込ませることができないため、楽天スーパーポイントを貯めることはできないと言う事だ。

今回の目的はあくまでもワンダーレジで商品を買うこととなるため、店内の商品を選び買ってみることにした。

選んだ商品は缶コーヒー、水、塩分チャージ、果汁グミのマンゴーの4点。缶コーヒーはサイズだけでは銘柄まではわかりにくく、果汁グミは複数の味があるため、きちんと認識できるかを確認するために購入した。

商品を置いて「お会計に進む」をタップする。

1~2秒程度で画面に商品名が表示される。4個の商品名を確認すると、果汁グミのマンゴーまで正確に認識していることがわかった。

続いて、「タッチしてください」をタップし、「音がなるまでタッチ!」の箇所に交通系ICカードをかざす。今回はSuicaをかざすことにした。

「お会計が終了しました」と表示されたら、商品を袋に入れて持って帰るだけとなる。

レシートが必要ならレシートも発行することが可能だ。

今回は認識しやすいようにきれいに並べて置いたが、重なっていたりする場合はやはり認識しないこともあるようだ。なお、新聞などでもきちんと銘柄まで判断できるとのこと。

JCBに設置されているワンダーレジは、やはりQUICPayでの決済となるが、基本的にはSuica等の交通系ICカードでの決済となる。

ワンダーレジ以外の無人レジもたくさんある!

無人レジにも様々なタイプがあり、ローソンではアプリで商品バーコードをスキャンすることで購入できる「ローソンスマホペイ」がある。

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東京ガールズコレクションでOrigami Payが提供していたサービスは、商品全てにRFIDタグをつけて、それを読み取るというレジだ。これは商品にタグをつけなければならない。

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RFIDタグをつけるタイプでは無人コンビニの「600」もある。クレジットカードを通して商品を取り出すと、後日クレジットカードからの引き落としとなる。

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赤羽駅ではサインポスト社のスーパーワンダーレジでの実証実験も行われた。こちらは、Amazon Goに近く、店舗全体が完全無人店舗となり、消費者側の負担が一番少ないタイプとなる。

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今後も様々なタイプの無人レジが誕生し、キャッシュレスでおトクな買い物ができるようになるはずだ。しかし、Amazon Goが現金対応したように、今後、これらの無人レジが現金対応することになるかもしれない。無人レジが増える=キャッシュレス化が進む、と言う事にならない可能性もありそうだ。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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