PayPayが誕生したのは2018年10月。
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ソフトバンクとヤフー、インドのPaytmと連携し、バーコードを使ったスマホ決済サービス「PayPay」を開始
ソフトバンクとヤフーは、2018年秋頃からインドのPaytmと連携し、バーコードを使った新たなスマホ決済サービス「PayPay」を開始すると発表した。 PayPayの利用は、専用アプリまたはYahoo ...
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その後、「100億円あげちゃうキャンペーン」などのキャンペーン攻勢でシェアをどんどん拡大していった。
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PayPay、支払で20%がキャッシュバックされる「100億円あげちゃうキャンペーン」を実施
ソフトバンクとヤフーの共同出資会社であるPayPayは、2018年12月4日(火)より、PayPayでの支払額の20%がPayPayボーナスで還元されるキャンペーンを開始すると発表した。 2018年1 ...
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結局、2023年5月の記事で、PayPayはコード決済サービスの2/3のシェアとなり、コード決済サービスでは断トツのシェアと言えるだろう。
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PayPayが他社カードを締め出した理由を考えてみた! コード決済業界全体で改悪は続くのか?
PayPayが2023年8月以降にさまざまな変更を行い、さまざまなメディアでも取り上げられている。この変更がコード決済業界にどのような影響を与えるのかを考えてみることにした。 まず、2023年2月17 ...
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なぜPayPayがこれだけ急拡大したのだろうか。
最初に「100億円あげちゃうキャンペーン」を行い、「PayPay=おトク」と意識付けたのが大きかったはずだ。
また、送金のためにPayPayを使っている人も多いのではないか。割り勘や集金などで使いやすく、友だちがPayPayを使っているから、と言う具合にどんどん拡大していったはずだ。
ただ、それ以上に大きかったのではないかと感じているのが「ペイペイッ♪」の決済音。
電子マネーなどでも決済時に音がなる仕組みは多い。音を鳴らすことで、ユーザー側が決済できたと確認でき、例えば楽天Edyでは「シャリーン♪」と音が鳴る。
決済音で何を使って支払っているか判別できる人は決済マニアくらいしかいないが、「ペイペイッ♪」の音は、「あの人PayPay使っているのか」とすぐにわかる。まだ使っていない人にとっては、「こんなに使っている人が多いのか」と思わせることもできるため、無意識の中でPayPayがすり込まれていったのではないだろうか。
○○ペイの他社が決済音を決済名にできるかというと難しく、PayPayは最初から名称で勝ちが決まっていたのかもしれない。