コンビニでおトクなカードが増加! 三井住友カード⇒5%~10%! 三菱UFJカード⇒5.5%!

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コンビニでおトクなカードが増加! 三井住友カード⇒5%~10%! 三菱UFJカード⇒5.5%!

三菱UFJカードが、2022年7月以降セブン-イレブンとローソンでの利用時に最大5.5%還元となるサービスを開始する。

三菱UFJカード、セブン-イレブンとローソンでのポイント優遇サービスを開始 最大5.5%還元 キャンペーンは最大10%還元に
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三井住友カードもスタンダードカードの場合はセブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートでタッチ決済の利用で5%還元、家族ポイントに登録すると最大10%還元だ。

三井住友カード(NL)の最大5%のポイント還元を確認してみた! 最大5%還元はセブン-イレブン・ローソンに加えファミリーマートも対象に!
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家族ポイントに設定した三井住友カード プラチナプリファードをコンビニで使って、+1%のVポイント(合計6%還元)を確認してみた!
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この、コンビニでおトクなカードが5%以上の還元で成り立つ理由ななんだろうか。

それは、コンビニとキャッシュレスの特殊な関係だろう。クレジットカードは現金の持ち合わせがなくても高額商品を購入できる決済ツールだ。

しかし、コンビニはほとんどが少額決済となり、その場合に使われる決済ツールは電子マネーかコード決済となるだろう。

では、実際のデータを見てみよう。キャッシュレス推進協議会が2022年5月25日(水)に発表した「コンビニエンスストア決済動向調査」には「コンビニにおける月間キャッシュレス支払金額」と「コンビニにおける月間キャッシュレス支払件数」が掲載されている。

2022年3月のデータだけを抜き出すと以下のようになる。

支払金額 支払件数 1件あたりの金額
国際ブランド決済 70,600,000,000円 61,800,000件 1,142円
電子マネー決済 149,500,000,000円 212,700,000件 703円
コード決済 147,700,000,000円 212,300,000件 696円
その他 3,100,000,000円 6,400,000件 484円
合計 370,900,000,000円 493,200,000件 752円

国際ブランド決済にはクレジットカードだけでなく、デビットカードやプリペイドカードも含まれると思われるが、大部分はクレジットカード決済のため「国際ブランド決済=クレジットカード決済」で話を進めていく。

経済産業省、2021年のキャッシュレス決済比率を算出 キャッシュレス比率は32.5%に
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上記の表を確認すると、コンビニのキャッシュレス決済の80%以上が電子マネーとコード決済となっている事がわかる。

1件あたりの単価を見ると、コンビニでの少額決済は電子マネーとコード決済を利用し、少し高額になった場合にクレジットカードを利用していると言う事だろう。

また、日本クレジット協会が提供している「日本のクレジット統計 2020年版」を確認すると、コンビニだけでなくキャッシュレス全体の1件あたりの利用金額を確認できる。

1件あたりの金額
クレジットカード 4,989円
デビットカード 4,320円
電子マネー 1,019円
コード決済 1,545円

上記の表を比較すると、コンビニでの決済額がそれぞれの決済ツールの平均利用金額よりも少ないことがわかる。

コンビニでは、クレジットカード利用額金額が少なく、さらに利用件数も少ないため、5%等の高額還元をしたとしても、カード会社にとっては予測できるレベルという事だろう。

それでいてコンビニは消費者との接触率も高く、5%とインパクトも高いため、最初に5%還元を開始した三井住友カードは良いところに目を付けたと感じていた。

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高額還元をコンビニに限定することで、一律の2%還元などとは違い、長く続きそうな特典となる。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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