楽天ポイントの付与ルールが2022年4月以降変更となる。
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楽天ポイントの付与ルールが変更 消費税をポイント付与対象に含まないに
楽天ポイントは、2022年4月1日(金)より、一部サービスのポイント付与ルールを変更する。 変更前は消費税をポイント付与対象金額に含んでいた物が、変更後は消費税をポイント付与対象に含まないように変更さ ...
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変更前は消費税をポイント付与対象金額に含んでいたが、変更後は消費税をポイント付与対象に含まなくなる。
従来は楽天市場で100円(税込)につき1ポイント、変更後は100円(税抜)につき1ポイントだ。それほど変わらないようにも見えるが、非常に大きな変更だ。
例えば、Panasonic NA-VG750L マットホワイト Cubleの204,800円の商品をカートに入れてみる。筆者の場合の獲得予定ポイントは16,384ポイントだ。8倍のため、1倍分を計算すると2,048ポイントとなる。204,800円(税込)に対してのポイントとなるため、○倍というのは基本ポイントを基準としての計算だ。
続いて、変更後の影響を考えて見る。204,800円の税抜価格は186,182円だ。変更後は税抜価格にたいして100円につき1ポイントとなるため1,861ポイントが1倍分だ。8倍となると14,888ポイントの獲得となる。変更前は16,384ポイントの獲得のため、変更前と変更後では1,500ポイント程度の差が出てくる。
購入額が増えると獲得できるポイント数も大きくなり、意外と大きな変更という事がわかるだろう。
なお、SPUの楽天カードの計算は、楽天カードのポイント付与ルールは変更ない事が書かれているため、おそらく楽天カードでの決済分については従来通りの100円(税込)につき1ポイント、楽天カードの+1倍(プレミアムカード以上は+3倍分)については、100円(税抜)につき1ポイントになるのではないだろうか。
具体的に、現状と2022年4月以降でどのように変更となるかを確認してみたい。ある月の購入履歴を抜き出してみた。
■税込でのポイントの場合(現状)
1ヵ月間の購入金額(税込) | クーポン利用 | 1倍分のポイント | クーポン除く1倍分のポイント |
1,480円 | 0円 | 14ポイント | 14ポイント |
9,018円×2 | -901円×2 | 180ポイント | 162ポイント |
2,200円 | 0円 | 22ポイント | 22ポイント |
合計19,914円 | 合計216ポイント | 合計198ポイント |
■税抜でのポイントの場合(2022年4月以降)
1ヵ月間の購入金額(税抜) | クーポン利用 | 1倍分のポイント | クーポン除く1倍分のポイント |
1,346円 | 0円 | 13ポイント | 13ポイント |
8,350円×2 | -835円×2 | 166ポイント | 150ポイント |
2,000円 | 0円 | 20ポイント | 20ポイント |
合計18,376円 | 合計199ポイント | 合計183ポイント |
楽天モバイルと楽天証券の+1倍分は、それぞれ216ポイントだが、楽天ブラックカードの+3倍分はクーポンを引いた金額に対するポイントとなるため198ポイント×3=594ポイントの獲得だ。
2022年4月以降の税抜でのポイントの場合は、楽天モバイルと楽天証券の+1倍分は、それぞれ199ポイントとなり、楽天ブラックカードの+3倍分は183ポイント×3=549ポイントだ。
楽天銀行+楽天カードの+1倍分もクーポンを引いた金額に対するポイントのため198ポイントとなる。
2022年4月以降の場合は、183ポイントの獲得となり、ここまでのポイントの差は以下のようになる。
変更前 | 変更後 | |
通常分 | 216ポイント | 199ポイント |
楽天モバイル分 | 216ポイント | 199ポイント |
楽天証券分 | 216ポイント | 199ポイント |
楽天プレミアムカード以上の+3倍分 | 594ポイント | 549ポイント |
楽天銀行+楽天カード分 | 198ポイント | 183ポイント |
合計 | 1,440ポイント | 1,329ポイント |
なお、上記の商品購入時の通常の楽天カード決済分は、楽天市場利用分の19,914円に加え、楽天ペイで45,684円、楽天証券での積立で48,752円の合計114,350円となり、獲得ポイントは1,143ポイントだ。これについては、2022年4月以降も税込のままで、獲得ポイント数は同じになるのではないだろうか。
1ヵ月で2万程度の支払いでも獲得ポイント数が大きく変わることがわかり、大きな改悪だろう。
ただし、筆者が良く利用している「楽天ふるさと納税」は非課税のため、今回のポイント付与ルールの変更はない。ふるさと納税についてはまだまだメリットはありそうだ。