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実はゴールドカード以上? 無料の高付加価値カードも狙い目!

2014年10月10日

クレジットカードの価値はポイント還元率と付帯サービスで決まると言っても過言ではない。付帯サービスの充実した高付加価値のカードというとゴールド・プラチナカードクラスを想像するかもしれない。しかし年会費無料の一般カードにも付帯サービスが充実したカードが沢山ある。今回はその一部を紹介しよう。

1.ベネッセ・イオンカード

イオンカード発行で年会費は永年無料の「ベネッセ・イオンカード」。このカードが他のイオンカードと比べて優れている点として、クラブオフが無料で付帯することが挙げられる。クラブオフとはリラックス・コミュニケーションズが運営する、ホテルの優待やテーマパークの入場料の割引などがパッケージになったサービスであり、企業や官公庁などの福利厚生のアウトソーシングを請け負っている。

個人でも会員になることができ、プロバイダーや保険に付帯していることもある。このカードにもクラブオフが付帯しており、会員登録することで様々な優待を受けることが可能になる。もちろん通常のイオンカードと同様、お客様感謝デーでの5%オフなどの優待を受けることも可能だ。

また、イオンカード全般に言えることだが、ショッピング保険の保証期間が長い(180日まで)ことが利点だ。多くのゴールドカードにはショッピング保険が付帯しているが、保証期間が90日までのものが多い。保証は50万円までだが、高額な商品を購入する際は心強いだろう。

2.JEWEL iD/JEWEL QUICPay

オリコ発行で年会費は永年無料「JEWEL iD/JEWEL QUICPay」。このカードにはライフサポート倶楽部という福利厚生サービス(リゾートソリューション運営)が付帯している。受けられる優待は上記のクラブオフと似通っているが、特筆すべき点として、「招待日和倶楽部」というサービスが利用できる(都度3,000円+税が必要)。

このサービスはダイナースクラブカードのエグゼクティブダイニングやアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードのゴールドダイニングby招待日和として提供されているものと基本的に同じであり、二人で高級レストランを利用すると一人分が無料になるサービスだ。もちろん他にもホテルなどの優待もあり、幅広い優待を受けることができる。MasterCardブランドを選べば電子マネーiDが、JCBブランドを選べばQUICPayがカードに一体化されており、普段使いにも便利だ。女性向けカードとして売り出されているが、男性でも申し込める。

3.CLUB AJカード

ジャックスカード発行で全国オートバイ協同組合連合会との提携カード「CLUB AJカード」。年会費は2,000円+税だが、初年度無料で、翌年度以降も年間10万円以上の利用で年会費無料となる。このカードの特長は充実したロードサービスだ。最近では任意保険にロードサービスが付帯している物も多いが、内容に注意が必要。レッカー牽引が10kmまでなどと制限されていることも多く、最寄りの修理工場が遠い場合には追加の料金が発生してしまう。

CLUB AJカードはクレジットカード付帯としては最高クラスの、50kmまでのレッカー牽引に対応しているのだ。また、遠隔地でのトラブル時のアフターフォローとして、宿泊費用、代替帰宅費用、修理完了後の自宅までの搬送料のいずれかを保障してくれる(いずれも上限あり)。車を運転するなら持っていて損は無いカードだ。

また、ジャックスカードに付帯するベネフィット・ステーション(ベネフィット・ワン運営でJ’sコンシェルという名前で提供されている)という福利厚生サービスが受けられ、上記のカード同様にホテルの優待などが付帯する(ちなみに、クラブオフ、ライフサポート倶楽部、ベネフィット・ステーションが福利厚生を提供している三大会社である)。

4.ウォルマートカード セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード

クレディセゾン発行で、西友・ウォルマートとの提携カード「ウォルマートカード セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード」。年会費は永年無料。売りは西友およびSEIYUドットコムで常時3%引きという大変おトクなカードなのだが、このカードは国際ブランドがアメリカン・エキスプレスである。アメリカン・エキスプレスのカードを持っているとアメリカン・エキスプレス・セレクトという、アメリカン・エキスプレス社の優待サービスを受けることができるのだ。

これは発行会社を問わず受けることができる共通の優待で、クレディセゾン発行のアメリカン・エキスプレスブランドのカードでももちろん利用できる。もちろんセゾンカードとしてのサービスも受けることができ、西友での割引と合わせて一粒で三度おいしいカードになっている。年会費無料のアメリカン・エキスプレスブランドのカードは少なく、お勧めだ。


今回は付帯サービスに焦点を当ててカードを紹介した。今回紹介したカードの欠点として、基本還元率が0.5%と低いことが挙げられる。普段使いは高還元カードで、優待特典を使う時は付帯サービスの充実したカードで、という使い分けがベターだ。もちろんこの他にもおトクなカードはたくさんあるので、自分のライフスタイルに合ったカードを探してほしい。

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tidaliathan

クレジットカード、電子マネー、ポイントカード、マイレージプログラムが理由もなく好きです。知識とデジタルデバイスを駆使してより満足度の高い支出をすることをモットーとしています。クレジットカードは10枚以上使用していますが、メインで使っているのはコスト・ベネフィット比に優れる(と思っている)セゾンプラチナカードとソラチカカードです。ステータスマッチ、バイマイル、株主優待なども守備範囲です。

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