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実質無料のプラチナカード!? その名はエポスプラチナカード!

2015年9月14日

前回の記事ではエポスカードの隠された魅力と実力について解説した。エポスカードには一般カード、デザインカード、コラボレーションカードの他、ゴールドカードとプラチナカードが存在する。ゴールドカードについては前回の記事でも取り上げたが、条件付きではあるが年会費無料のゴールドカードとして魅力あるカードになっている。今回はゴールドカードからのインビテーションで取得できるエポスプラチナカードについて解説したい。

1.プラチナカードは完全招待制

エポスプラチナカードは完全招待制となっており、自分からの申し込みはできない。欲しい場合にはエポスゴールドカードを取得し、決済を続けながらインビテーションが届くのを待つことになる。招待基準は残念ながら明らかにされてはいない。ゴールドカードを所有していた時に一度デスクに問い合わせたことがあるが、「選ばれたお客様を御招待しておりますので・・・」とお茶を濁されてしまった。

ここから先は推測になるが、インビテーションは『ポイント集計の1年間での決済額が100万円以上』がひとつの目安だと思っている。筆者の場合、ゴールドカードで100万円決済し、ボーナスポイントが付与された直後にインビテーションが送られてきた(正確には送られてくるより先にWEBサイトでインビテーションが表示される)。

2.実質年会費無料で持てるプラチナカード

エポスプラチナカードは年会費が2万円(税込)必要だ。しかし、年間100万円以上利用することで2万円分のボーナスポイントがもらえるのだ。プラチナカードのインビテーションを貰えるだけの決済額があれば条件を満たすのは簡単だろう。もちろんボーナスポイントとは別に通常ポイントも付与されるので、簡単に年会費の元は取れる計算になる。1ポイント=0.6マイルの計算でANAのマイルに移行することもできる(しかも移行にかかる日数が2?3日と短い)ので、ANAのマイルを貯めている人にもお勧めだ。100万円利用時のANAマイル還元率は1.5%となる。

3.VISAプラチナカードの基本サービスが完備している

廉価プラチナカードと思って馬鹿にしてはいけない。エポスプラチナカードにはVISAワールドワイドが提供するVISAプラチナカードのサービス(VPCC、VISAプラチナトラベル、VISAプラチナダイニングなど)が全てついてくる(詳細はVISA公式ページを参照)。それ以外にも対象レストランを2名で利用すると1名分が無料になるプラチナグルメクーポン、世界各地の空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パス、海外旅行保険などのエポスカード独自のサービスが用意されている。

この中で筆者が便利だと思うのは海外旅行保険とVPCC(VISAプラチナコンシェルジュセンター)だ。海外旅行保険は死亡保障、疾病・障害保障、救援者費用だけでなく、1億円までの個人賠償責任保障、渡航便遅延保障が家族特約込みで付帯してくるのだ。また、プラチナカードに一般的に付帯するコンシェルジュサービスもVPCCと言う形でVISAプラチナの共通サービスとして提供されている。VPCCのメリットは何と言ってもメールで問い合わせが可能なことだろう。もちろん電話でも問い合わせが可能であり、電話で依頼してメールで返事をもらう、またその逆も可能だ。

4.優秀なカードだが弱点も

大変優秀なスペックを誇るエポスプラチナカードだが、弱点もある。まず、エポスプラチナカードには家族カードが存在しない。家計の支出をまとめて管理し、ボーナスポイント込みで高還元を狙う、といった使い方はできないのが難点だ。また、一般カードにも付帯することが多いショッピング保険が付帯しない点にも注意が必要だろう。


今回は抜群のスペックを誇るエポスプラチナカードについて解説した。実質無料で利用でき、付帯サービスも優れているのでインビテーションが来たら是非申し込んでみてほしい。しかしプラチナカードのサービスが必要ないのであればExtreme Card(エクストリームカードやリクルートカードプラスといった高還元カードを使う方が理にかなっているだろう。

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tidaliathan

クレジットカード、電子マネー、ポイントカード、マイレージプログラムが理由もなく好きです。知識とデジタルデバイスを駆使してより満足度の高い支出をすることをモットーとしています。クレジットカードは10枚以上使用していますが、メインで使っているのはコスト・ベネフィット比に優れる(と思っている)セゾンプラチナカードとソラチカカードです。ステータスマッチ、バイマイル、株主優待なども守備範囲です。

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