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高島屋の外商カード「タカシマヤカード《プレミアム》」が凄い! 割引を選択することが可能!

2020年11月5日

百貨店には外商向けのクレジットカードが存在する。今回紹介するのが高島屋の「タカシマヤカード《プレミアム》」だ。

「プレミアム」と言っても基本的なサービスは「タカシマヤカード《ゴールド》」と同等だ。年会費は初年度無料、2年目以降は1万円(税抜)、家族カードは1,000円(税抜)で4枚まで発行できる。国際ブランドはVisa、Mastercard、JCB、American Expressから選択可でき、国内線空港ラウンジも利用できるところまでは同じとなる。

ポイントか割引かを選択できる!

タカシマヤカード《ゴールド》との大きな違いは3つ。1つ目は割引タイプを選択できることだ。タカシマヤカードを利用すると8%や10%のタカシマヤポイントが貯まるが、タカシマヤカード《プレミアム》の場合は、利用額に応じて請求時割引も選択することができる。これは申込時に優待コースを「ポイント(TM)」か「割引(TE)」を選択する。

高島屋での年間利用額 タカシマヤカード《プレミアム》 タカシマヤカード《ゴールド》
ポイントタイプ(TM) 割引タイプ(TE)
50万円未満 8% 5%OFF 8%
50万円以上、100万円未満 8% 8%OFF 8%
100万円以上 10% 10%OFF 10%OFF

割引タイプの場合は請求時値引のため、実際の支払額は変わらない。カード明細が届き、実際の料金引き落とし時に最大10%OFFと言う事だ。

ただし、デパ地下や特価品の場合は1~3%の優待率は変更なく、割引タイプを選んだ場合でも、高島屋以外での利用については1%のタカシマヤポイントが貯まるため、P-oneカード<Standard>やBooking.comカードなどのように自動的に割り引かれるようなタイプのカードのように利用する事はできない。

なお、筆者も利用しているタカシマヤカードによる投信積立サービスも高島屋以外での利用となるため年間利用額には含まれないようだ。

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同じようなクレジットカードによる投信積立サービスのtsumiki証券(エポスカード)の場合は、tsumiki証券の利用分も年間利用額に含まれるため、年間利用額に対するボーナスポイントを獲得できる。この辺りはタカシマヤカードも同じような扱いにして欲しい所だ。

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年間利用額によるボーナスポイントあり!

2つ目の違いは高島屋での年間利用額に応じてボーナスポイントとなる。ボーナスポイントがある高島屋のクレジットカードとしては年会費無料のタカシマヤセゾンカードがあり、高島屋での年間利用額に応じてボーナスポイントを獲得できる。しかし、タカシマヤカードやタカシマヤカード《ゴールド》では年間利用額に対するボーナスポイントはない。

タカシマヤカード《プレミアム》の場合は200万円(税抜)以上で1万ポイント、300万円(税抜)以上で2万ポイント、500万円(税抜)以上で4万ポイント獲得できる。

年間利用額 タカシマヤカード《プレミアム》(ポイントタイプ) タカシマヤセゾンカード
20万円未満 8% 2%
20万円以上、30万円未満 8% 2%+1%
30万円以上、50万円未満 8% 2%+2%
50万円以上、100万円未満 8% 2%+3%
100万円以上、200万円未満 10% 2%+3%
200万円以上、300万円未満 10%+1万ポイント 2%+3%
300万円以上、500万円未満 10%+2万ポイント 2%+3%
500万円以上 10%+4万ポイント 2%+3%

割引タイプを選択していたとしてもポイントでの獲得となるため、割引+ポイントを上手に使い分けられるかどうかが重要な点だろう。

年会費優遇がある!

3つ目の大きな違いは年会費優遇があるかないかだ。タカシマヤカード《プレミアム》の場合、10%優遇がある(100万円以上の利用がある)ときには年会費が無料となる。つまり、高島屋で100万円をコンスタントに利用していると、無料のゴールドカードが手に入る。タカシマヤカード《ゴールド》には年会費優遇がないため、これだけでもタカシマヤカード《プレミアム》のメリットがあるだろう。

自宅配送も利用可能! 駐車場優遇サービスもアップ!

その他の違いは自宅配送無料サービスだ。生鮮品など一部対象外となるが、大型の商品でも無料で配送してもらう事ができる。例えば家具などの大型商品を購入した場合でも無料で配送してもらう事ができる。ただし、どこでも無料ではなく、登録している自宅のみ送料が対象だ。家電などを販売している店舗であれば大型家電の配送料も無料(設置費は別途かかる)。

駐車場優遇サービスもタカシマヤカードにプラスして特典がある。例えば、玉川高島屋S・Cの場合、タカシマヤプラチナデビットカードや高島屋のクレジットカードなどを保有していると、西館・東館・マロニエコートで平日2時間無料の優待がある。タカシマヤカード《プレミアム》の場合はさらに5時間プラスとなり、平日7時間の無料。もちろん、「平日」とあるため、土日の利用が多い場合はそれほどメリットはない。

お中元やお歳暮など、簡単な手配であれば外商スタッフに連絡すると電話1本で対応してくれる。これはプラチナカードやブラックカードのコンシェルジュデスクと同じようなサービスとなるが、旅行の手配などもできるコンシェルジュデスクの方が便利といえば便利だろう。入手困難な商品をお願いしても対応できるかどうかは不明だが、先日購入したNintendo Switchは入手困難な時期でも外商向けにいくつか用意されていたようだ。

メンバーズサロンも若干変更となり、利用できる場所が通常のタカシマヤカード《ゴールド》と異なる。販売会なども実施されていることもあるようで、割引価格で購入でき、さらにポイントや割引特典も併用することが可能だ。

外商サービスは、どの高島屋でも利用する事ができるため、日本橋や横浜などに行く場合でも利用する事ができる。カードの申込はしたが、実際の特典は入手後に利用してレポートしたい。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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