2020年3月2日(月)に三井住友カードのプリペイドカード「Visaプリペ」がリニューアルした。新デザインでの発行の他、アプリの連携やGoogle Payへの対応などが行われている。
リニューアル後に早速申し込んだので紹介したい。
「Visaプリペ」とは?
三井住友カード発行のVisaブランドのプリペイドカードだ。満6歳以上の小学生から申し込むことができ、年会費は無料。小学生でも申し込みができるが、携帯電話番号とメールアドレスは必須だ。
プリペイドカードのため、事前チャージする必要があるが、インターネットバンキングやクレジットカード、セブン銀行ATM、ローソン店頭でチャージできる。1ヵ月のチャージ上限は100万円、1日のチャージ上限は30万円、カード残高の上限は30万円となる。
金額 | |
1ヵ月のチャージ上限 | 100万円 |
1日のチャージ上限 | 30万円 |
カード残高上限 | 30万円 |
クレジットカードでのチャージは500円~99,999円まで1円単位でチャージでき、セブン銀行ATMでは、1,000円から10万円まで1,000円単位で、ローソンでは1,000円~49,000円まで1円単位でチャージすることが可能だ。なお、インターネットバンキングとVJAグループ以外のクレジットカードからのチャージ時には1回あたり204円(税込)の手数料が発生する。
支払方法 | 1回毎のチャージ上限 | 手数料 | |
クレジットカード | VJAグループのVisa・Mastercard | 500~99,999円/1円単位 | 無料 |
その他のVisa・Mastercard | 204円(税込) | ||
インターネットバンギング | 1~300,000円/1円単位 | 204円(税込) | |
セブン銀行ATM | 1,000~100,000円/1,000円単位 | 無料 | |
ローソン店頭 | 1,000~49,000円/1円単位 | 無料 |
Visa加盟店の他、Apple PayやGoogle Payに登録するとiD加盟店で利用することも可能だ。なお、カード残高上限が30万円までのため、30万円を超えるような支払で利用する事はできない。
ICチップが搭載されているため、暗証番号での決済にも対応でき、インターネットショッピングでは、本人認証サービス(3Dセキュア)の「Visa Secure」を利用できる。Visa Secureを設定していると、メッセージが表示され、パスワードを入力しなければ決済できない。ただし、本人認証サービスに対応していないネットショッピングでは利用できない。
還元率は0.25%となり、毎月の利用金額に応じて翌月10日に残高にキャッシュバックされる。
「Visaプリペ」の新デザインは三井住友カード発行の新デザインと同じ
3月2日(月)にデザインが変わった「Visaプリペ」のデザインは、三井住友カードの新デザインと同じで、VISAのロゴがホログラムになっており、カード番号、有効期限、セキュリティコードが全て裏面に移動している。
-
三井住友カード プラチナのVisaカードが到着! 今までのカードにあったあれがない?
先日、三井住友カード プラチナのMastercardが到着した。MastercardブランドとVisaブランドの両方が同時に送られてくると思っていたが、到着したのはMastercardのみ。 今回はV ...
続きを見る
表面には「Prepaid」の印字があるため、プリペイドカードという事がわかる。このデザインになってから、カード番号などにぼかしを入れる必要がなくなり、記事を獲得にも非常に便利だ。
「Visaプリペ」のインターネットショッピング本人認証サービスを登録
Visaプリペは本人認証サービス(3Dセキュア)に対応している。Visaプリペのサイトにログインし、「各種変更」⇒「インターネットショッピング本人認証サービス」から登録する事が可能だ。
本人認証サービスが利用できるインターネットショッピングやPayPayなどでも利用する事ができる。
Google PayとApple Payに「Visaプリペ」を登録してみる
Visaプリペは3月2日(月)よりGoogle Payにも対応したため早速VisaプリぺをGoogle Payに登録してみた。正常に登録でき、デザインも最新のデザインが利用されている。
続いて、Apple Payにも登録。こちらは従来デザインで登録された。まだ新デザインに移行されていないのだろう。
コンビニなどのiD加盟店で端末をかざすと利用する事ができる。
Vpassアプリに「Visaプリペ」を登録
Vpassアプリのリニューアル後、Vpassアプリに三井住友銀行の他、Visaプリペの登録もできるようになった。早速VisaプリペをVpassアプリに登録してみる。
なお、登録できるカードはVisaプリペのみとなり、ANA VISAプリペイドカードやdカード プリペイドなどは登録できないようだ。また、登録できる枚数は5枚までとなる。
「かぞくのおさいふ」を使うために申し込み
なお、今回Visaプリぺを申し込んだのは、3月より開始予定の「かぞくのおさいふ」を使ってみるためだ。
筆者は3人の子供がいるため、子ども達のキャッシュレスをどうするかを悩んでいた。いくつかの企業には子供用○○(例えば、子供用PayPay)があったら便利だと提案をしてきた。アカウント連携することで、子供の残高管理、利用履歴の管理ができると便利なのだが、これを実装している企業はなかった。ちなみに、小児用PASMOは保有しているが、リアルタイムで残高確認はできず、その場でオンラインチャージができないため困っている。
Visaプリペはこの機能を「かぞくのおさいふ」として提供し、家族で1つの残高「かぞくのおさいふ」を利用できるサービスだ。「かぞくのおさいふ」にチャージし、その残高を「個々のおさいふ」に入金すると、「個々のおさいふ」の入金の範囲内で子供も支払ができる。
どこまでの機能が実装されるかが不明だが、子供のキャッシュレスという点で興味があったため、サービス開始前に申し込むことにした。
なお、Visaプリペは小学生以上での申し込みができるため、長男用のVisaプリペも申し込んだ。「かぞくのおさいふ」については別途レポートしたい。