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クレジットカードで利用できる空港ラウンジはカードによってどのくらいの違いが出てくるの?

クレジットカードを保有していると、空港ラウンジが利用できる場合がある。実際に利用してみると、使い方によっては非常に便利に利用できる場合もある。ただし、クレジットカードの紹介では、「国内主要空港のラウンジを利用できます」と表記があるが、全てのカードで全く同じラウンジを利用できるわけではない。

そこで、それぞれのカードによって利用できるラウンジを調査した。調査対象は、国内28空港、52ラウンジについて、25のカード(会社)で行った。

緑色が出発手続後に利用できるラウンジ、水色が国際線の出国後に利用できるラウンジとなる。

クレジットカードのゴールドカード以上で利用できる国内空港ラウンジ

利用可能なラウンジが多いのはダイナースクラブカード

非常に細かな表となったが、一番ラウンジを利用できるクレジットカードはダイナースクラブカードということが判明した。ダイナースクラブカードは52のラウンジの中の47のラウンジを利用できる。

SuMi TRUST CLUB(旧シティカード)、三菱UFJニコスが42と続き、JCB、VJAグループ、TS CUBIC CARD、レクサスカードが41となっている。

30以上のラウンジを利用できるのは、アメリカン・エキスプレス、クレディセゾン、エポスカード、ジャックス、ライフカード、楽天カードとなる。

費用対効果最強はエポスゴールドカード

ダイナースクラブカードを保有すれば、国内空港のラウンジはほぼ利用できるが、年会費は22,000円(税抜)と高額だ。そこで、できるだけコストをかけずに、国内の空港ラウンジを利用できるクレジットカードを探してみよう。

この中で、ずば抜けたコストパフォーマンスを発揮するのはエポスゴールドカードだろう。エポスゴールドカードは年会費無料のエポスカードを良く利用するとインビテーションが来て、インビテーション経由で申込むと年会費が無料のゴールドカードだ。また、インビテーション無しでゴールドカードを作った場合でも、年間50万円以上利用すると翌年度以降の年会費が無料になる。

同じく年会費が無料になるゴールドカードとしてはイオンゴールドカードがあるが、イオンゴールドカードの場合は羽田空港の国内線ラウンジのみ利用できるため、他のエリアを利用する人にとっては使いにくいカードだろう。

エポスゴールドカードで利用できるラウンジは31。年会費が無料だが、他のゴールドカードで利用できるラウンジとそれほど差はないので、魅力的なカードといえるだろう。

利用可能なラウンジは要チェック

年会費無料のエポスゴールドカードを保有していれば、多くのラウンジを利用できるが、こちらも注意点がある。

羽田空港の国内線については、比較的多くのカードで利用できるが、米子空港はANA便しか飛んでおらず、ラウンジを利用できるクレジットカードも限られる。エポスゴールドカードでは米子空港の利用ができず、実家などが鳥取・島根の場合は、結局ラウンジを使うことはできない。

クレジットカードで空港ラウンジを利用したいのであれば、自分が良く利用する空港で、どのカードが対象となっているのかを確認した方が良いだろう。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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