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ハワイ ホノルルのANA便でA380「FLYING HONU」に搭乗してみた! 搭乗等に時間がかかるのが問題

2020年1月3日

ANAが2019年5月24日(金)より、成田-ホノルル線でA380型機の運行を開始した。2019年7月1日(月)より週10往復まで拡大。今回、年末・年始でハワイに行くためにA380「FLYING HONU」に搭乗したいと思って運行予定を調べて搭乗することにした。

A380「FLYING HONU」の運行状況は?

A380の運行状況は基本的に1日1便運航となり、日・火・金が1日2便の運航だ。

NH184/NH183に加え、今後はNH182/NH181もA380に変更予定となっている。今回はNH184便を利用した。

2019年8月・12月、2020年1月は繁忙期のためか一部曜日変更があるため、予約時にA380かどうかを確認した方が良いだろう。2019年2月以降は検索画面で確認するしかない。

A380の座席数は?

A380は1階席と2階席に分かれており、1階席がエコノミークラス、2階席がファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミーだ。ボーイング787-9のシート数と比較してもその大きさがわかるだろう。

クラス A380の座席数 ボーイング787-9のシート
ファーストクラス 8席
ビジネスクラス 56席 40席
プレミアムエコノミー 73席 14席
エコノミークラス 383席 192席
合計 520席 246席

2階席だからと言って天井が低いわけでもなく、通常の飛行機とほぼ同じ感覚だった。

座席が多いためか、搭乗してから出発するまでにかなりの時間がかかったような気がする。また、降機後も本当に人が多く、ホノルルでの入国審査時は混雑する可能性が高いと感じた。

歩いている時に何人にも抜かれ、後ろを振り返るとまだまだ人が歩いていたので、1回のフライトでこれだけ運べれば効率が良いのかもしれない。ただし、ホノルル便以外でこれだけ搭乗者がいるかどうかは微妙なところで、ホノルル以外でA380は使い道があるのかは疑問だ。

実際の入国はいつもよりも空いており、並んでから15分程度で入国手続が完了。他社便とぶつからない時間に到着するようになっているのかもしれない。

A380は空港側の設備も必要

ダニエル・K・イノウエ国際空港では降機後の入国審査までがかなりの距離を歩いた。A380に対応できるゲートが遠くにしか設置できないのかもしれない。同じく、A380の搭乗口もセキュリティゲートからかなり遠い。

以下は成田国際空港の搭乗口で、赤の枠が2階に接続、緑の枠が1階に接続している。2階のボーディング・ブリッジは通常よりも長く感じた。


遠くから見るとA380は大きいなぁと思っていたが、機内はそれほど大きく感じない。特にA380に搭乗したと言う感覚もなく、わざわざ選んで搭乗する必要はなかったかもしれない。

なお、ダニエル・K・イノウエ国際空港にはA380「FLYING HONU」の東京-ホノルル線就航に合わせて「ANA SUITE LOUNGE」と「ANA LOUNGE」がオープンしており、こちらは別途レポートしたい。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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