筆者はここ数年でゴールドカードが一般カード化してきており、以前のプラチナカードがゴールドカード化してきていると感じていた。
従来のプラチナカードはインビテーションが基本であり、招待されなければ申し込めないカードだった。しかし、最近のプラチナカードは申込制が基本となり、アメックスのプラチナ・カードやラグジュアリーカードのゴールドカード、セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードなどは招待制から申込制に変更され、現在は誰でも申し込みできるようになっている。
これに伴い、ラグジュアリーカードではブラックダイヤモンドを発行、ダイナースクラブカードではロイヤルプレミアムカードの発行、セゾンカードではセゾンダイヤモンド・アメリカン・エキスプレス・カードの発行など、これまでの最上位カードの上にさらに上位カードを追加してきている。
上位カードを招待制にし、それまで最上位だったカードを申込制にすることで、カード会社にとってはより1人当たりの利用金額を高める事を目指しているのだろう。
ステータスを求める場合は、それまで最上位カードだったカードを申し込み、そのカードを使い続けて、さらに最上位のカードのインビテーションが来るのを待つしかない。
アニメでどんどん強敵が現れるのと同じで、クレジットカードもどんどん上位カードが誕生する。ドラゴンボールで、主人公の孫悟空が「バランス的にはふつうの超サイヤ人がいちばんいい」との会話があるが、年会費と特典のバランスを考えるとプラチナカードが一番よさそうだ。