クレカ積立⇒ポイントゲット⇒すぐ売却 かなりグレーな方法の理由とは? 今後は対策される可能性大

クレジットカード特集 コラム

クレカ積立⇒すぐ売却⇒ポイントゲット! 今後は対策される可能性大!

クレジットカードによる投信積み立てサービスが増えており、それに伴い、積み立て実施、すぐ売却して、クレジットカードのポイントをゲットする方法がある。この方法を推奨しているようなサイトも多いのだが、今後は対策されそうだ。

積立額から売却額を引き、その増加分だけに対してポイントを付与するという仕組みを大和ネクスト証券+セゾンカード・UCカードが2024年1月以降に採用する。

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5万円積み立てて、1万円売却した場合、4万円に対してポイントを付与と言う事だ。もし、5万円積み立てて、5万円を即売却すると増額分は0円のためポイント付与がなくなる。

同じ仕組みを採用するのがtsumiki証券+エポスカードとなり、2024年4月以降、増加分に対してのポイント付与に変更される。

tsumiki証券、エポスカードによる積み立てでのポイントプログラムの集計方法を変更
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エポスゴールドカードまたはエポスプラチナカードの場合、クレカ積立分はボーナスポイント対象になるが、こちらも売却分に対してはボーナスポイント対象外に変更だ。例えば、年間60万円を積み立てたが、15万円を売却すると、45万円がクレジットカードの利用額となる。クレカ積立以外で利用していない場合、これまではエポスゴールドカードの50万円利用で2,500ポイントの獲得となっていたが、変更後はボーナスポイントを獲得できなくなる。

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もちろん、売却しなければこれまで通りポイントは獲得できる。

積み立てた分を売却すると、その金額に対してのポイントがたまらなくなるため、本来の目的の積み立てとして利用する必要が出てくる。

元々、クレカ積立⇒即売却はかなりグレーな方法となり、クレジットカード ショッピング枠の現金化とほぼ同じ。ただし、クレジットカードの現金化は違法ではなく、元々、クレジットカードで投資信託を購入できるようになった時点で、すぐの売却も考えられるため、規約違反でもない。

違法でも違反でもないが、証券会社にもクレジット発行会社にもメリットはないため、今後は上記の仕組みを導入する証券会社+クレジットカードが増えていくだろう。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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