国民生活センターが「サブスク」請求トラブルに注意喚起 カード明細の確認を忘れずに

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国民生活センターが「サブスク」請求トラブルに注意喚起 カード明細の確認を忘れずに

2021年10月12日

国民生活センターでは、2021年10月7日(木)に、webでサブスク請求トラブルの注意喚起を行った。

サブスクとは、定められた料金を定期的に支払う事により、一定期間、商品やサービスを利用することができるサービスだ。

相談事例として、以下の4つが紹介されている。

  • 【事例1】メーカーの公式サイトと勘違いして有料質問サイトを利用し、月額料金を請求された
  • 【事例2】動画配信サービスの解約を忘れ、利用していないにもかかわらず代金を請求された
  • 【事例3】通販サイトの有料会員に登録したメールアドレスがわからず、解約できない
  • 【事例4】1週間の無料体験のためにダイエットトレーニングアプリをダウンロードした後、退会したと思っていたら継続課金になっていた

筆者のパートナーも解約したつもりだったが、解約できておらず、しばらく料金を引き落とされていたことがある。

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国民生活センターには、「サブスクの契約のポイントは、契約中はサービスを受けることが可能であり、利用していなくても料金が発生することです。また、解約しない限り契約は自動で更新されるため、支払いも続くことになります」とあり、前回のミスはこのパターンだった。

毎月"物"が送られてくるサービスなどは、"物"が送られてくる事で契約が続いている事がわかるが、音楽などのサブスクの場合は利用しているかどうかが確認しにくい。

アドバイスとして5つ紹介されているが、重要なのは"1"と"4"だろう。

  1. 「無料体験」「無料トライアル」の広告・表示をきっかけにサブスクを申し込む際には、契約条件をよく確認してから契約しましょう
  2. 解約する場合は、事業者の公式ホームページなどで手続き方法を確認しましょう
  3. 申し込む前に、契約の相手方の事業者名、サービス内容、解約方法を確認しましょう/申し込み時の登録情報は解約手続きに必要になりますので忘れないようにしましょう
  4. 利用していないサブスクの支払いがないか、クレジットカード等の明細は毎月確認しましょう
  5. 不安に思った場合や、トラブルが生じた場合は、すぐに最寄りの消費生活センター等へ相談しましょう

特に"4"が重要で、クレジットカードの利用明細を確認すれば、不正利用も確認でき、さらに使っていないサービスなども確認する事ができる。web明細やカード会社のアプリでは、利用日から数日程度で明細を確認できるため、しっかり明細を確認するようにしよう。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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