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ゴールドカードは中途半端? おトクなゴールドカードを探せ!

2014年10月21日

これからのクレジットカードは、高還元カードかプレミアムカードかの二極化が進んでいくと思われる。こうなってくると一般カードとプレミアムカードの間に位置する「ゴールドカード」の立ち位置がどうしても中途半端になってしまう。

一般的には「海外旅行保険」「ショッピング保険」「空港ラウンジ」「ポイント優遇」などがセットになって年会費1万円といったところ。プレミアムカードが2万円から発行されていることを考えると、どうしても中途半端な感は否めない。しかし持つべき価値のあるゴールドカードも沢山ある。今回はその一部を紹介しよう。

1.MUFGカード ゴールド
国内LCCの利用が多い人にお勧め!

MUFGカード ゴールドMUFGカード発行の「MUFGカード ゴールド」。年会費は1,905円+税だが、楽Pay(自動リボ設定)登録で半額になる。「MUFGカード ゴールド」の価値は何も安く金色のカードが持てるということではない。「MUFGカード ゴールド」の魅力は国内渡航便遅延保険が付帯していることだ(利用付帯)。

渡航便遅延保険とは航空機や手荷物の遅延により負担することになった食事代やホテル代を補償してくれる保険であり、これ自体付帯しているカードは少ないのだが、国内線となると更に少ない。この保険は航空会社を問わず、航空券をカード決済していれば有効なので、国内LCCを頻繁に利用する人にはお勧めのカードだ。ただし、空港ラウンジなどのサービスは受けられないので注意が必要だ。

2.MileagePlus MUFGカード ゴールドプレステージ
ユナイテッド航空で陸マイラーをするならこれ!?

MileagePlus MUFGカード ゴールドプレステージMUFGカード発行の「MileagePlus MUFGカード ゴールドプレステージ」。年会費は15,000円+税だが、楽Pay登録で3,000円引きになる。「MileagePlus MUFGカード ゴールドプレステージ」は何と言ってもマイル還元率の高さが魅力。楽Payに登録さえしていれば、リボ手数料を払わなくても1,000円につき20マイルが還元される。これよりマイル還元率の高いカードは存在しない。

もちろんゴールドカードに一般的に付帯する保険や空港ラウンジなどのサービスも充実している。ユナイテッド航空のマイルを貯めるには一押しのカードだ。上記のMUFGカード ゴールド同様に渡航便遅延保険が付帯しているが、こちらは国際線にも対応している。

3.楽天プレミアムカード
旅行好きにはお勧めのカード!

楽天プレミアムカード楽天カード発行の「楽天プレミアムカード」。年会費は10,000円+税。「楽天プレミアムカード」の最大の魅力は世界各地の空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パスのプレステージ会員に無料で入会できることだろう。通常であれば399米ドルかかるサービスなので、プライオリティ・パスが欲しいのであれば楽天プレミアムカードに入会するのがいい。

また、最初に選択する3つのコースのうち、トラベルコースを選択すれば、海外旅行の際の手荷物宅配サービス(羽田空港国際線・成田空港・関西国際空港・中部国際空港)が2回無料で受けられる(また、国際ブランドにVisa/Masterを選択すれば、Visa/Masterが提供するサービスとして、復路の手荷物宅配は500円で利用できる。これはどのゴールドカードでも同じとなる。)のが大きなメリットだ。もちろん国内の空港ラウンジも利用できる。還元率も1%と申し分なく、提携店では更にポイントが貯まるので、旅行好きで楽天のサービスを利用する人には大変おトクなカードになっている。

4.Amazon Master Card ゴールド
Amazonをとことん楽しみたい人にお勧め!

Amazon Master Card ゴールド三井住友カード発行の「Amazon MasterCardゴールド」。年会費は10,000円+税だが、マイぺいすリボ(自動リボ設定)+WEB明細登録で4,000円+税まで割引される(「三井住友カード発行の一般カード、ゴールドカードの年会費を下げる方法 ANAカード等の提携カードでも利用可能」参照)。

「Amazon MasterCardゴールド」のメリットは何と言っても入会するとAmazonプライムが付帯することだ。しかも還元率はAmazonでの利用では2%(ポイントモールを利用しない数値なので、別途JMBモールなどを利用することで更に還元率は上がる)と破格に設定されている。それでいて、三井住友ゴールドカードに付帯する保険や空港ラウンジサービスも享受することができる。Amazonプライムの年会費が3,900円であることを考えれば大変おトクな設定だ。Amazonのヘビーユーザーにはもってこいのカードだろう。

5.デルタスカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
スカイチームを利用するならこれ!

デルタスカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードアメリカン・エキスプレス社発行の「デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」。年会費は26,000円+税。このカードは年会費こそ高いが、入会するだけでデルタ航空の上級会員資格であるゴールドメダリオンが付帯するのだ。

デルタ航空はスカイチームに属しており、ゴールドメダリオンはスカイチーム内ではエリート・プラスという扱いになる。これにより、スカイチーム各社を利用する際はたとえ格安航空券であっても、優先チェックイン、手荷物の優先取扱い、優先空席待ち、航空会社ラウンジの利用など、座席以外はビジネスクラス利用と同等の扱いを受けることができる(一部例外あり)。

スカイチームにはアジアでは大韓航空・中国東方航空・中国南方航空・ベトナム航空などが属している。スカイチーム利用でワンランク上の旅をしたい場合にはお勧めだ。還元率は100円につき1マイルであり、航空系カードとしては標準的な数値となっている。

6.ヒルトンHオナーズVISAゴールドカード
ヒルトン系列を利用するならおトク!

ヒルトンHオナーズVISAゴールドカード三井住友カード発行の「ヒルトンHオナーズVISAゴールドカード」。年会費は13,000円+税だが、マイぺいすリボ(自動リボ設定)+WEB明細登録で7,000円+税まで割引される(「三井住友カード発行の一般カード、ゴールドカードの年会費を下げる方法 ANAカード等の提携カードでも利用可能」参照)。

「ヒルトンHオナーズVISAゴールドカード」は入会するだけでヒルトンホテルのゴールド会員が付帯するのだ。ゴールド会員になると、レイトチェックアウト、空室状況に応じた部屋のアップグレード、宿泊時のボーナスポイント、朝食サービス、ヘルスクラブの利用などのサービスを受けることができる。

ヒルトンは国内では拠点数が少ないが、年に数泊するという人であれば食事代だけで元が取れてしまう。「ヒルトンHオナーズVISAゴールドカード」も「Amazon MasterCardゴール」と同様、三井住友ゴールドカードに付帯する保険や空港ラウンジサービスも享受することができる。還元率は渋めだが、ヒルトンを利用するのであれば持っていても損は無いだろう。


ゴールドカードをはじめとした有料のカードは、いかに付帯特典を利用するかということが重要になってくる。ポイント還元率だけで見るともっとおトクなカードが沢山ある。付帯特典に魅力を感じるならば上記のようなカードを、価値はないと判断すれば、確実におトクになるリクルートカードプラスや漢方スタイルクラブカードを使うと良いと思う。

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tidaliathan

クレジットカード、電子マネー、ポイントカード、マイレージプログラムが理由もなく好きです。知識とデジタルデバイスを駆使してより満足度の高い支出をすることをモットーとしています。クレジットカードは10枚以上使用していますが、メインで使っているのはコスト・ベネフィット比に優れる(と思っている)セゾンプラチナカードとソラチカカードです。ステータスマッチ、バイマイル、株主優待なども守備範囲です。

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