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マイナポイントで5,000円分のポイントを獲得する3つの高いハードルとは?

2020年6月19日

2020年9月1日(火)~2021年3月31日(水)までの間、1人あたり上限5,000円分のポイントを獲得できる「マイナポイント事業」が開始する。

マイナポイント事業のサイトには「1分で分かる!マイナポイント取得ナビ」が公開されているが、マイナンバーカードのことを知っている人でなければ理解は難しいだろう。

さらに、1分で理解できたとしても、実際に5,000円分のマイナポイントを獲得するには非常に大変なので紹介していきたい。

マイナンバーカードの申込

まず、ポイント名にもなっているとおり、マイナポイントを獲得するにはマイナンバーカードが必要だ。マイナンバー通知カードは対象外となり、顔写真付きのマイナンバーカードが必須となる。

なお、マイナンバーカードのサービスでは「マイナポイント」「マイナポータル」など「マイナ○○」の名前が多いが、マイナンバーカードのサイトにも登場するウサギのキャラクター名も「マイナちゃん」と言う。マイナちゃんはシロウサギの妖精だ。目や耳が「1」なのは「マイナンバーが1人に1つであることを示している」とのこと。

マイナンバーカードの申込は比較的簡単だ。マイナンバー通知カードについているQRコードからスマホで申し込むことができる。筆者もこの方法で申請した。ただし、受け取るには役所に行く必要がある。そこで、暗証番号の設定が必要だ。「署名用電子証明書」「利用者証明用電子証明書」「住民基本台帳」「券面事項入力補助用」の4つの暗証番号を設定する。この暗証番号を忘れると、マイナポイントの予約ができなくなる。暗証番号は3回連続して間違うとロックがかかり、市区町村の窓口でパスワードの再設定が必要となる。

なお、筆者がマイナンバーカードを申請してから受け取るまで約3週間程度だったと思うが、現在はもっと時間がかかるのではないだろうか。

マイナポイントの予約

続いて、マイナポイントの予約(マイキーIDの発行)が必要となる。スマホかパソコンが必要だ。どちらもアプリをインストールする必要があるが、それぞれ対応機種などが決まっている。

パソコンの場合はWindows 7、8.1、10でInternet Explorer 11が必要となり、macOSでは利用できない。さらに、パソリなどのICカードリーダライタが必要となるため、自分のパソコンで設定するのは難しいだろう。

パソコンでマイナンバーカードを読み取るにはICカードリーダライタが必要

スマホの場合はiPhone 7以降が対象。Androidの場合は一覧が公開されているため、調べてみよう。例えば、Rakuten Miniはリストに入っていないため、アプリをインストールしてもマイキーIDの発行ができない。

マイキーIDを取得すると、マイキープラットフォームにログインが可能だ。

マイキーIDを取得済みの画面

スマホでもパソコンでもマイキーIDの発行ができない場合は自治体で設置されている端末を使う必要がある。

キャッシュレス決済の登録・利用

2020年7月以降にマイナンバーカードとキャッシュレス決済を紐付ける必要がある。スマホの場合はマイナポイントアプリで、パソコンの場合はマイキープラットフォームで紐付けが必要だ。

なお、6月時点では具体的な紐付け方法は不明となり、7月以降に公開される。

自分が使うキャッシュレス決済と紐付けるのだが、6月17日(水)時点では大手カード会社ですらリストに入っていない。例えば、JCBカード、セゾンカードやUCカードのクレディセゾン、MUFGカードやDCカード等の三菱UFJニコス、ジャックスなども対象外。もちろん、今後対象になる可能性があるが、利用しているクレジットカードが対象外の場合もある。

また、三井住友カードは対象となっているが獲得できるポイントは「Vポイント」と書かれており、Amazon Mastercard等の別のポイントが貯まる提携カードが対象となるのかは不明だ。

楽天カードやイオンカード、エポスカード、dカード、au PAYカード、東急カード、オリコカード(オリコポイント)、JP BANKカード、三井住友カード(Vポイント)、VJAグループ(ワールドプレゼント)が現時点で対象となっているため、これらのカードを利用している人はマイナポイントを獲得することができるだろう。

なお、デビットカードの対象も少ない。イオン銀行CASH+DEBITカード、JNB Visaデビット、SMBCデビットの3種類だけ。マイナポイントに対応しない銀行も多く、デビットカードを良く利用している人は困るのではないだろうか。

比較的対応が多いのは電子マネーやコード決済サービスとなる。○○ペイなどは比較的はじめの時期に登録されている。

マイナポイントの還元方法も異なり、チャージ時に最大25%が還元されるパターン(2万円のチャージで上限5,000ポイント)と、利用時に最大25%還元されるパターンだ。マイナポイントのサイトで還元方法と還元タイミングは掲載されているので確認しよう。


ここまで準備して最大5,000円の還元となる。5,000円の還元と考えると、楽天カードを新規で申し込んだ方が楽だろう。新規入会で2,000ポイント、1円以上のカード利用で3,000ポイントの合計5,000ポイントを獲得できる。

筆者の場合は5人家族のため、最大25,000円分のポイントを獲得できるが、家族分のマイナンバーカードを新規発行し、マイキーIDの発行を考えると、家族分は申請しない予定だ。

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菊地崇仁

菊地崇仁

1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。社内システムの開発、Lモードの料金システム開発、フレッツ網の機器検証等に携わり2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。ポイント探検倶楽部に掲載されているポイントは約230種類。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られる。 三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。 45枚のクレジットカードを保有し、約70万円の年会費を支払っている。一般カードからプラチナカード等のプレミアムカードを実際に保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。すべてのカードを利用し、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中だ。

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