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楽天、スマートフォンに表示されるQRコードを提示して決済できるサービス「楽天ペイ」を開始 モバイル決済アプリが激戦に

2016年8月27日(土)の日本経済新聞に「楽天、飲食・小売店でスマホ決済」との記事があり、2016年秋にもバーコード提示などで決済できる「楽天ペイ」を開始するとの記事がアップされている。

楽天ペイはスマートフォンアプリとなり、事前にクレジットカードを登録する。楽天ペイ対応店舗では、QRコードを楽天ペイで読み取ることで、登録されているクレジットカードで決済する仕組みとなる。

支払い時にはクレジットカードが不要となるため財布も不要。スマートフォン1台あれば支払いが可能だ。電子マネーのような感覚で、クレジットカード決済ができる。さらに、QRコード読み取りのため、iPhoneなどおサイフケータイ非対応端末でも利用可能だ。

LINE PayのQRコード読み取り機能同様の仕組みはLINE Payも行っている。還元率2.0%のLINE Payカードについては何度も取り上げているが、LINE Payについては、それほど取り上げたことがない。

実は、LINE Payアプリにも、バーコード決済が搭載されており、リクルートライフスタイルのモバイル決済 for Airレジ設置店で利用することが可能だ。

LINEを起動し「その他」をタップ。「LINE Pay」をタップすると、下の方に「スキャン」と「コード」というメニューがある。スキャンをタップすると、QRコード読み取り画面が表示され、店舗で表示されたQRコードを読み取ることで決済ができる。

コードの場合は、タップ後に7桁のパスワードを入力することでバーコードを表示することが可能だ。対応している店舗で、バーコードを提示してスキャンしてもらうことにより決済可能な仕組みだろう。

Origami PayはBluetooth接続での決済モバイル決済アプリとしてはOrigami PayがBluetooth接続により決済可能なサービスを提供している。OrigamiアプリにVisa・MasterCardのクレジットカードを登録し、店頭でiPadに近づけるだけで決済可能だ。

ロフトや渋谷モディなどで利用することができるため、実際に利用してみると良いだろう。スマートフォンのアプリだけでクレジットカード決済ができるというのは新鮮だ。

Origami Payは普及のために10%OFFや5%OFFのキャンペーンを実施している。楽天ペイの場合は、決済時に200円につき1楽天スーパーポイントを獲得でき、登録しているクレジットカードのポイントも同時に獲得することができるようだ。もし、楽天カードを楽天ペイの決済カードとして登録した場合は、楽天ペイ利用時の0.5%の楽天スーパーポイントに加え、楽天カード決済の1%のポイントを獲得できるようになる。

楽天ペイの登場で、モバイル決済アプリの競争は激しさを増すだろう。おトクなキャンペーンや特典がどんどん追加されるはずだ。この機会を見逃さずに、上手にモバイル決済アプリを使っていきたい。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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