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ポイントの主軸は電子マネーのポイントと共通ポイント 主要8陣営に対抗できそうなポイントプログラムとは?

現在、主軸となるポイントとしては、共通ポイントと電子マネーのポイントだ。つまり、共通ポイントのTポイント、Pontaポイント、楽天スーパーポイント、dポイント。これに加え、電子マネーのポイントであるWAONポイント、nanacoポイント、WALLETポイントの7陣営となる。

現時点では7陣営だが、2016年2月23日(火)に開始するJRE POINTが加わり8陣営となる。開始時点では駅ビルのアトレとグランデュオのポイントが統合されるだけだが、将来的には電子マネーのSuicaポイントと、クレジットカードのビューサンクスポイントも統合される予定となっているため、統合された時には巨大なポイント陣営の誕生だ。

この8陣営に対抗できそうなポイントは無いだろうか? 筆者は2つのポイントプログラムに注目している。Amazonポイントとソニーポイントだ。

Amazonポイントとは?

まず、Amazonポイントについてだが、実はAmazonポイントは2007年に開始されている老舗のポイントプログラムだ。

Amazonポイントが活用され始めている今までほとんど利用されておらず、どの製品を買ってもポイントを獲得できることはなかった。しかし、2015年春頃からAmzonポイントを急速に活用し始めている。

現在は、ランキング上位の書籍でも1?3%程度のポイントを獲得可能だ。例えば、2015年12月15日(火)時点で1位の「ソードアート・ オンライン プログレッシブ(4)」が2%のポイント、2位の「みんなの山本彩」ではポイントがつかないが、3位の「クイック・ジャパン123」も1%のポイントを獲得できる。4位・5位が2%、6位・7位が3%と、10位位内に入っている書籍でポイントが付かないのは2冊のみだ。

また、Amazonポイント自体知らなかった利用者も多いと思うが、現在はAmazonポイント数がヘッダ部分で確認可能となっている。

さらにAmazon MasterCardのポイントプログラムも2015年8月頃から変更された。従来は、Amazon MasterCardクレジットカードポイントが貯まり、1,000ポイント貯まったらAmazonギフト券100円分に自動交換されていたが、直接Amazonポイントが貯まるように変更されるなど、Amazonポイントを軸にした動きが活発化している。

元々、楽天市場、Yahoo! ショッピングと同じようにオンラインでは最強のAmazonだが、ポイントプログラムという観点では後塵を拝していた。

しかし、ポイントも活用し始めた今、非常に怖い存在だろう。現時点ではネットに閉じられたポイントだが、リアルへの参入があると、一気にポイント最大手になる可能性もある。

ソニーポイントとは?

次に主軸になる可能性があるのはソニーポイントだ。ソニーにもソニーポイントが存在するが知らない人も多いだろうし、活用できていないポイントプログラムだろう。

では、ソニーポイントについて簡単に説明しよう。ソニーポイントはソニーストアで対象製品を購入したり、クレジットカードのソニーカードを利用する事で貯まるポイントだ。貯まったポイントはソニー製品の購入や、ソニー関連のサイトで利用できる。これだけ見ても魅力的なポイントプログラムとはいえないだろう。

なぜ、ソニーが上記8陣営に対抗できそうかと言うと、ソニーは金融サービスに強いためだ。ソニー銀行、ソニー生命があり、ソニーカードも発行している。

最近では、銀行取引でポイントが貯まるサービスを開始しているネット銀行が多い。セブン銀行はnanacoポイント、イオン銀行はWAONポイント、楽天銀行は楽天スーパーポイント、じぶん銀行はWALLETポイント、新生銀行やスルガ銀行Tポイント支店はTポイントとなっている。ローソンも銀行参入という噂もあり、その場合はPontaポイントを獲得できるようになるかもしれない。つまり、銀行を保有しているソニーは最初から有利な立場なのだ。

ソニー生命やソニー損保などもあり、全てのサービスをポイントプラットフォームで繋げば、一気に主役になるポテンシャルを秘めている。しかし、ソニー生命はクレジットカードでの支払いができない、プロバイダのソネットの利用で貯まるポイントはソネットポイントとなる。一応、ソネットポイントはソニーポイントに交換できるが、最初から統合したほうが良いだろう。ゲームでは、PlayStationもある。せっかくの資産を活かしきれていない。

さすがに、Xperiaを生産しているためケータイビジネスには参入できないと思われるが、ソニーポイントを共通ポイント化すると、十分8陣営に対抗できるのではないかと考えている。

そもそも楽天Edy、WAON、nanaco、Suica等に使われているFeliCaはソニーが開発したものだ。"昔のSONYなら"という事は言いたくないが、可能性があるだけに残念でならない。

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菊地崇仁

1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。社内システムの開発、Lモードの料金システム開発、フレッツ網の機器検証等に携わり2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。ポイント探検倶楽部に掲載されているポイントは約230種類。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られる。 三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。 45枚のクレジットカードを保有し、約70万円の年会費を支払っている。一般カードからプラチナカード等のプレミアムカードを実際に保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。すべてのカードを利用し、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中だ。

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