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ラグジュアリーカードでナイトミュージアムが開催! 「福沢一郎展 このどうしようもない世界を笑いとばせ」に行ってきた

東京国立近代美術館では、2019年3月12日(火)~5月26日(日)の間「福沢一郎展 このどうしようもない世界を笑いとばせ」が開催されている。観覧料は一般1,200円、大学生800円だ。開館時間は10時~17時まで(金・土は20時)。

ラグジュアリーカードでは、閉館後の美術館を貸し切り、一夜限りのナイトミュージアムが開催された。対象はゴールドカード、ブラックカード会員となり10組20名限定だ。

4月23日(火) 18時30分に東京国立近代美術館に集合。入口にはLUXURY CARDの看板もある。

会の説明があり、通常の入口から奥に入っていく。なお、基本的には常設展の場合、作品の写真OKの場合が多いが、今回のような企画展の場合は写真NGの場合が多い。写真撮影に関しては事前に確認しておこう。なお、写真がOKの場合でも、三脚を使った撮影やフラッシュ撮影は禁止だ。

「福沢一郎展 このどうしようもない世界を笑いとばせ」は写真NGだが、作品によってはカメラマークのある物もあり、その場合は撮影することが可能だ。なお、今回参加したのはゴールドカード会員としてではなく、メディア枠のため、館内の全ての作品で許可をもらって撮影している。

ナイトミュージアムでは、学芸員の大谷さんによる解説付きとなるため、芸術に疎い筆者でも楽しむことができた。おそらく、一人で鑑賞しても、一つ一つの作品をここまでじっくり見ることはないのではないだろうか。時代背景や絵に込められたメッセージなども解説してくれるためわかりやすい。

なお、東京国立近代美術館では毎日14時~15時の間、所蔵作品のガイドツアーも行われているので、観に行くのであればこの時間を狙うのも良いだろう。

ナイトミュージアムは10組20名の募集だったが、メディア枠の参加者もそれなりにいたため30名程度が解説を聞きながら移動すると言う感じだ。解説を聞くために美術館の一箇所に集中している。そのため、後ろを見ると館内はガラガラな状態となる。解説から少し離れて、じっくり観るのも良さそうだ。

作品と反対側の壁に「福沢一郎 略年譜」があった。1898年生まれで、1992年に死去。芸術家としては非常に長生きだったとのこと。多くの作品があるのも長生きで、かつ晩年も精力的に制作活動を行っていたためのようだ。

解説を聞いていると、ヨーロッパ、アメリカ、南米などで作品を手がけている。当時は為替レートも今よりも悪く、どのように生活していたのかを大谷さんに聞いてみた。

60代では多摩美術大学と女子美術大学教授を兼任していたため安定した収入はあったのではないか。ただ、若いときの生活についてはわからないとのこと。特にスポンサーがいたという話も聞いておらず、その地域で絵を売って生活していたのではないかとのことだった。

このように、疑問に思った事を聴くことができるのはこのイベントならではだ。

福沢一郎の代表作「牛」という作品の解説では、遠くから観ると迫力ある2頭の牛だが、所々に穴が空いている。当時、満州は活気があり、立派に見えるが、実際はそうでもなかったという事が「空洞」に込められたメッセージではないか、と大谷さん。

その後もたくさんの作品の解説があり、晩年は「地獄」の作品が多くなる。これらは、75歳を超えてからの作品で、80歳を超えてからの作品も多い。

アッという間の1時間となり、残り30分は質問したり、もう一度鑑賞したりの時間となる。外に出ると真っ暗だが、ライトアップされた美術館もなかなか良い。

ラグジュアリーカードは美術館特典に力を入れている。いくつかの国立美術館と提携しており、所蔵作品展はカードを提示するだけで利用可能だ。従来はゴールドカード限定特典だったが、チタンカードでも利用可能となった。企画展の場合は、ゴールドカードまたはブラックカード限定となるが、こちらも期間中に1回無料で観賞できる。

筆者は芸術センスもないため、子供には定期的に芸術に触れる機会を与えたいと思っている。自ら美術館に行こうと言う事はあまりないが、特典があるのであれば行こうと言う気にもなる。なお、国立美術館の所蔵作品展は高校生以下が無料となるため、ラグジュアリーカードを保有している場合は、夫婦(同伴者1名まで無料)と子供で対象美術館は無料で鑑賞する事が可能だ。小学生くらいのお子さんがいる家庭では芸術鑑賞のためにラグジュアリーカードを保有すると言うのもおすすめだ。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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