「<重要>【三井住友カード】お取引が決済できませんでした」が本物だった場合はどんな入力項目になるの?(菊地崇仁)

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「<重要>【三井住友カード】お取引が決済できませんでした」が本物だった場合はどんな入力項目になるの?(菊地崇仁)

先日、三井住友カードから「<重要>【三井住友カード】お取引が決済できませんでした」とのメールが届いた。

「<重要>【三井住友カード】お取引が決済できませんでした」のメール

「<重要>【三井住友カード】お取引が決済できませんでした」のメール

先日、カード会社などからフィッシング詐欺のメールが届いた場合の対処方法を紹介したが、このメールは前回紹介した記事で紹介したとおり、Vpassのロゴも表示されているため本物だろう。

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では、本物のメールでは、利用制限を解除するためには、どのような入力項目があるのだろうか。

以前も紹介したことがあるが、再度入力項目を確認しよう。

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まず、メールにある利用店舗と利用日時、利用金額と利用カードを確認する。この内容に覚えがあるかどうかを考え、利用した場合は「はい」、利用していない場合は「いいえ」を選択。「はい」を選択し、再度内容確認の画面が表示され、「決定する」ボタンをタップすると、利用制限が解除される仕組みだ。

利用制限が解除された

利用制限が解除された

「いいえ」を選択したことはないが、「いいえ」を選択した場合は、おそらく不正利用と見なされ、カードの再発行などになるのではないだろうか。

利用制限解除までに行った操作は、利用したかどうかの選択のみであり、入力項目は一切ない。おそらく、他社のシステムも同様だろう。従って、何らかの入力項目があった場合はフィッシング詐欺のメールの可能性が高いと覚えておこう。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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