先日、「<重要>【三井住友カード】お取引が決済できませんでした」との件名でのメールが届いていた。
以前も三井住友カードからはSMSで「【三井住友カード】カードのご利用確認にご協力をお願いいたします」を受け取っている。
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このときは、自分で購入した直後に届いたため、すぐに確認できたが、今回のメールが届いたのは午前1時27分で朝起きるまで気がつかなかった。
朝起きてメールの件名を見て焦ったのだが、どうせフィッシング詐欺だろうと思っていた。しかし、メールの内容を確認すると「○○ 様」は設定しているニックネーム、メールのヘッダーを確認すると、フィッシングではなく本物のメールのようだ。
本物のメールであれば、本当に不正利用されそうになった可能性が高い。不正利用された場合は、カードを停止(既に停止中)し、カード番号を変更したものを送ってもらう必要がある。
早速メール内の「ご利用内容確認の回答はこちら」をクリックして内容を確認する。対象カードがANA VISAプラチナ スーパーフライヤーズ プレミアムカードとなっており、電気料金などの固定を支払っているカードのため、不正利用された場合は固定費の支払いカードを全部変更する必要がある。
利用店舗を確認すると「さくらインターネット」となっており、おそらくドメインの更新料金だろう。さくらインターネットのアカウントにログイン後、請求状況を確認すると「支払い状況」が「未」となっている請求書があり、金額もピッタリ当てはまる。
これは不正利用ではなく、定期的な支払いで問題ない。三井住友カードの画面に戻り、自身利用であると回答。一時的に利用制限がかかっているが、20分程度で利用制限が解除されるようだ。
今回は定期的な支払いでの決済となり、これが止まると支払いが拒否されたとして、ドメインが失効してしまう。
継続課金の場合、失敗すると再度時間をあけてリトライしてくれる場合もあるが、さくらインターネットではリトライされないようだ。しかし、手動での決済が可能となっているため手動でカード決済を実施し、ドメインの料金を支払うことができた。
継続課金の場合は不正利用のチェックを通常よりもゆるくすればよさそうだが、筆者がこれまで不正利用されたケースを考えると、継続課金で利用(Amazonプライム月会費、Yahoo!プレミアム月会費)されることも多い。
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不正利用する側もどんどん進化しているため、カード会社の不正利用検知システムもどんどん進化している。その影響で、利用者が困ることも多いのだが、なかなか難しい問題だろう。
なお、不正利用されたと不安にさせたフィッシングメールの場合もあるため、本物のメールと判断できない場合は、カード会社に問い合わせた方がよいだろう。