あったらいいアイテム1.楽天モバイル
苦戦している楽天モバイルの影響で、楽天カードや楽天銀行などのポイントが改悪されているのは事実だろう。
しかし、2023年12月以降は楽天モバイルを保有していた方がポイントはたまりやすい。楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」を契約していると、楽天市場でのポイントが+4倍たまる(SPUの特典)。上限は1か月2,000ポイントまで。
SPUの中で最も効果的なのが楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」契約だろう。
「Rakuten最強プラン」の料金は3GBまでの場合1,078円(税込み)、20GBまでの場合2,178円(税込み)、20GB以上の場合3,278円(税込み)だ。
毎月のデータ利用料 | 月額料金 | |
税抜き | 税込み | |
0GB~3GBまで | 980円 | 1,078円 |
3GB~20GBまで | 1,980円 | 2,178円 |
20GB~ | 2,980円 | 3,278円 |
サブ回線として利用している場合はデータ利用料は3GB未満となり、月額利用料は1,078円(税込み)となる。
例えば、楽天市場で1か月3万円(税抜き)の利用があった場合、楽天モバイルの+4倍で1,200ポイントの獲得だ。月額利用料1,078円(税込み)を支払ってもおトクになる。
逆に2万円(税込み)程度の利用の場合、+4倍のポイントを獲得できたとしても800ポイントの獲得となり、1,078円(税込み)を払うのは損だ。
もちろん、メインのケータイキャリアを楽天モバイルに変更すれば、スマホ料金自体を下げる事もできる。しかし、筆者の周りでも「楽天モバイル1本にするのは勇気がいる」と言う声も聞こえており、最初はサブ回線で利用するのがよいだろう。
なお、楽天モバイルの+4倍では注意点があり、上限が月間2,000ポイントまで。楽天カードのSPUや楽天銀行のSPUについては上限をあまり意識する必要はなかったが、楽天モバイルの月間ポイント獲得上限に関しては良く理解する必要がある。
月間2,000ポイントまでの場合、+4倍で上限となる利用金額は5万円(税抜き)まで。毎月5万円も利用しない場合はそれほど気にする必要はないが、「楽天ふるさと納税」を利用する場合は上限をしっかり把握しよう。
改悪ばかり取り上げられるが、楽天モバイル+楽天カードのキャンペーンも新たに開始しており、楽天モバイル利用者がエントリーすると、楽天カードの「街の利用分」が2倍になる特典も。上限は500ポイントまでだが、日々の買い物で楽天カードを利用すれば2%還元となる特典は地味にうれしい特典だ。
あったらいいアイテム2 楽天証券
楽天証券の口座もあった方が良い。新NISAも始まり、NISAの「つみたて投資枠」をクレカ積立で利用するとおトクだ。
楽天証券で楽天カードを利用してクレカ積み立てすると0.5%または1%のの楽天ポイントを獲得できる。基本的に販売手数料無料のノーロードファンドは0.5%。人気のeMAXIS Slimシリーズなどは0.5%のポイント還元となる。
3万円をクレカ積み立てした場合は、毎月150ポイント獲得できる。年間1,800ポイントの獲得だ。
なお、投資信託を保有しているだけでポイントがたまる「投信残高ポイントプログラム」が開始しており、クレカ積立を考えている場合は、対象ファンドを選択するのも手だろう。積立額が増えていけば毎月楽天ポイントがたまるようになる。
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楽天証券、「投信残高ポイントプログラム」の対象商品を拡充
楽天証券では、2023年12月22日(金)より、投資信託の残高に応じて楽天ポイントを獲得できる「投信残高ポイントプログラム」の対象商品を拡大する。 「投信残高ポイントプログラム」は、対象の投資信託を保 ...
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また、楽天証券で3万円以上クレカ積立を行っている際に楽天ポイントを利用するに設定していれば、SPUも+0.5倍獲得可能だ。
楽天証券+楽天カードで資産形成をしつつ、楽天カードでのポイント、投信残高ポイントプログラムでのポイントをさらに投信購入にまわすなどすれば、効率良く資産形成できる。