筆者も保有している、「ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード(TOKYU×ANA)」、「ヒルトンHオナーズVISAカード(ゴールドカード)」は、通常の年会費を下げる方法が存在する。どれくらい割引になるのかというと、「ANA VISAワイドゴールドカード」であれば通常15,120円だが10,260円と約5,000円引き、「ヒルトンHオナーズVISAカード(ゴールドカード)」であれば通常13,950円が7,470円と6,000円以上割引となる。
カード名 | 通常年会費(1)※ | Web明細登録の割引金額(2)※ | マイ・ペイすリボ登録・利用の割引金額(3)※ | 実質年会費(1-2-3) |
ANA VISAカード ANAマスターカード |
2,160円 | (540円) | 1,053円 | 1,107円 |
ANA VISAワイドカード ANAマスターワイドカード |
7,830円 | (540円) | 1,053円 | 6,777円 |
ANA VISAワイドゴールドカード ANAマスターワイドゴールドカード |
15,120円 | 1,080円 | 3,780円 | 10,260円 |
ANA VISA Suicaカード | 2,160円 | (540円) | 1,349円 | 811円 |
ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード | 2,160円 | (540円) | 1,349円 | 811円 |
ヒルトンHオナーズVISAカード(クラシックカード) | 3,195円 | (540円) | 1,620円 | 1,575円 |
ヒルトンHオナーズVISAカード(ゴールドカード) | 13,950円 | 1,080円 | 5,400円 | 7,470円 |
※消費税が8%時の税込価格
この割引制度について簡単に説明すると、Web明細とは郵送の明細を停止し、Webの明細に切り替えることで割引となる。また、マイ・ペイすリボとはリボ払いの設定・利用することで年会費の割引を受けられるというものだ。リボ払いについては後ほど解説するので、まずは年会費優遇について説明する。
まず、一般カードとゴールドカードの大きな違いは、Web明細登録による割引だ。一般カードの場合はマイ・ぺいすリボの設定を行うと、Web明細登録による割引は適応されない。そのため、一般カード(ANAカードの場合はワイドカードも)のWeb明細登録による割引には( )を付けている。「ANA VISA Suicaカード」を確認すると、540円が引かれていないことがわかるだろう。
では、本当に割引になるのかを確認してみよう。まず「ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード(TOKYU×ANA)」だが、Vpassにログインし、年会費の引き落とし月の明細を確認する。
「ANA年会費(東急)」として811円が引きとしになっていることがわかるだろう。上記の表通りとなっている。
次に、「ヒルトンHオナーズVISAカード(ゴールドカード)」の年会費を確認する。こちらは7,470円にならなければおかしいが、実際には8,550円引かれている事がわかる。
これはWeb明細登録による条件を満たしていないためだ。Web明細の割引を受けるには、「過去1年間に6回の請求がある方」という条件がある。従って、申し込み直後の年会費には適応されない。2年目以降からは7,470円になるということだ。
三井住友カードが発行しているクレジットカードは、マイ・ペイすリボの登録で大幅に年会費が割引になる。三井住友カードを保有している場合は、マイ・ペイすリボの登録をおすすめする。ただし、設定を間違うと、高額なリボ金利を支払わなければならない。それを回避するには三井住友カード発行の一般カード、ゴールドカードの年会費を下げる方法 ANAカード等の提携カードでも利用可能を参考にして、リボ枠と、毎月の支払額を一致するように設定して欲しい。
特にゴールドカードの割引が良く、リボ金利を払わずに年会費を5?6,000円程度下げることが可能となる。下手な節約をするよりも効果が高いので試して欲しい。