JAL SuicaカードとJAL東急カードの違い
筆者は昨年コラムでJALカード券種の切り替えを検討していることを述べた。
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TOKYU CARD ClubQの東急百貨店ポイントサービス変更への対策を考える
筆者は現在メインのクレジットカードを「JALカード TOKYU POINT ClubQ」にしている。環境やルールの変化に応じて、JAL・JCBカード+東急カード、JALカード TOKYU POINT ...
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その後実際に「JALカード TOKYU POINT ClubQ」(以後JAL東急カード)を解約し、「JAL Suicaカード」に切り替えた。
切り替えることで、長年メインカードにしていた「JAL東急カード」が優秀と言われるゆえんを感じられたので、今回は2枚の違いについて紹介する。
TOKYU POINTはJALマイルと2重取り、
JRE POINTがたまるときはマイルがたまらない
TOKYU POINT加盟店でJAL東急カードを利用した際、JALマイルとTOKYU POINTの2重取りができていたが、JAL SuicaカードではJRE POINT加盟店の場合、JALマイルがたまらない。
東急加盟店での利用にも影響が
楽天ポイントがあればいいだろうとTOKYU POINTを止めてみたが、いざ退会すると株主優待券利用時に現金払いに限定されたり、半年に1度ある渋谷ヒカリエの10%OFFバーゲンの対象外であったりと不便さが見えてきた。
JMB WAONチャージ不可
JAL Suicaカードは電子マネーWAONへのクレジットカードチャージができない。電子マネーはSuicaを利用しろということであろう。JAL東急カード解約前にWAONに5万円チャージしたため、まだ利用できるが、使い切るとイオンでのポイント2倍、5倍デーでのおトクな買い物ができなくなってしまう。
QUICPay利用不可
WAONはともかく、券面にJCBのマークが大きく表示されているのにQUICPayが利用できないということには納得がいかない気持ちがある。
タッチ決済利用不可
JAL東急カードはVisaの場合タッチ決済が可能だが、JAL Suicaカードはクレジットカードとしてのタッチ決済ができない。QUICPayもできず、タッチ決済もできないと決済に時間がかかる。さらに、クレジットカードの決済完了までの時間も体感でJAL東急カードよりも長く、他のクレジットカード決済より不便だという気持ちになっている。
ポイントモールの付与条件が厳しい
JAL Suicaカードに入会し「VIEWショッピングステーション」というポイントモールを利用できるようになったが、ポイント付与の単位が1,100円(税込み)ごとというもので、困っている。
以前利用していた「TOKYU POINTモール」は100円(税抜き)の利用でポイントが付与されていたので意識していなかったが、クーポンなどを利用し決済額が1,100円に満たないこともあるし、端数800円、900円といった今までポイントになっていた金額がポイント対象外になってしまうので以前よりポイントがたまらなくなった。
JAL Suicaカードのメリットも活用し、判断したい
入会の前に比較し、理解してはいたがいざ利用すると以前出来ていたことが便利に思えてしまう。
ただ入会し半年程度ではJAL Suicaカードのサービスを使い切れておらず10年以上利用し幅広いサービスを利用していたJAL東急カードが懐かしい気持ちもあると思うので、JAL Suicaカードの各種優待サービス・特典を積極的に利用し、カード更新時はなるべく同じ条件でどちらのカードが良いか判断したいと思う。
秋口に東北新幹線に乗車し旅行する予定があるので、JR東日本の各種予約サービスや利用してみたかった東京駅「ビューゴールドラウンジ」を利用するところからJAL Suicaカードのメリットを体験し、改めて判断したいと考えている。