TOKYU CARD ClubQの東急百貨店ポイントサービス変更への対策を考える

クレジットカード特集 コラム

TOKYU CARD ClubQの東急百貨店ポイントサービス変更への対策を考える

筆者は現在メインのクレジットカードを「JALカード TOKYU POINT ClubQ」にしている。環境やルールの変化に応じて、JAL・JCBカード+東急カード、JALカード TOKYU POINT ClubQ+東急カードの東急カード2枚持ちなど構成を変えつつ15年以上東急カードを利用している。

今回は東急百貨店でのTOKYU CARD ClubQポイントプログラム変更による影響と対策を考察する。

ポイントプログラム変更内容

東急百貨店では2023年1月からポイントプログラム内容を変更する。今までは年間支払額に応じて翌年の一般商品のポイント付与率が変更されたが、今後は6か月ごとの獲得ポイントに応じてボーナスポイントが付与される。

また、一般商品はポイント付与3%固定になるが、今までポイント対象外であったレストランやサービス施設の利用にもポイントが付与される。

さらに、ポイント対象店舗として町田東急ツインズ、日吉東急アベニューが加わる。

東急百貨店、TOKYU CARD ClubQカードでのポイントプログラムを変更 一般商品は3%固定に
東急百貨店、TOKYU CARD ClubQカードでのポイントプログラムを変更 一般商品は3%固定に

東急百貨店では、2023年1月からTOKYU CARD ClubQカードの利用でたまるポイントプログラムを変更する。 現在は、一般商品は年間の購入金額に応じて3~10%のポイント、食品は1%、レストラ ...

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東急百貨店の環境変化

東急ポイントプログラム利用環境においてまず挙げられるのが、東急百貨店本店の閉店である。23年1月で閉店し、建て替え後は百貨店業態ではなくなる。東横店の跡地が渋谷スクランブルスクエアになり、東急百貨店のポイント対象が数フロアに減少した中、さらにポイント対象店舗がなくなる。筆者が愛用していた本店内の店舗は9月末に閉店し、西武に移転してしまった。

対象店舗に町田東急ツインズ、日吉東急アベニューが増え、利用圏内の方にはチャンスが増えるが、筆者は町田の店舗には過去数度しか行ったことがなく、日吉の店舗は2~3か月に1度は利用するも無印良品、靴下屋、スイーツなどの利用で1日数百円~3千円程度の利用しかない。

本店閉店後、一般商品3%、食品、レストラン1%を中心に半年で2,500ポイント獲得というのは絶望的だと感じている。

東急グループ全体のポイント環境

筆者が東急カードを愛用しているのは東急百貨店だけではなく、渋谷ヒカリエ、渋谷スクランブルスクエア、東急プラザ、東急スクエア、ハンズ、東急ストアなどのグループ店舗になじみがあるからだが、2021年に東急プラザ銀座の愛用店がGINZA SIXに移り利用頻度、金額が激減。

東急ハンズもカインズに買収され社名から東急の名前が消えてしまった。

過去コラムに書いたように楽天ポイントとのキャンペーンは今も続き、東急百貨店内でも東急カード以外の利用が多い状態だ。

本店閉店に加え今回の制度変更が入ると、もはや東急カードを持つ必要があまりないような気がしてくる。

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最新の制度と環境変化に応じてポイント会員の在り方を検討しよう

筆者は長年年会費を払うTOKYU POINTユーザーであったが、次回の年会費満了時にJALカードを他のブランドに切り替え、TOKYU POINT自体を止めるか、無料ポイントカードに切り替えることを検討している。

元々JALカード側の TOKYU POINT ClubQと東急カード側の東急ポイントは合算・ひもづけが一切できず退会・入会を繰り返しているので手続き上不安はない。

一度止めてみることで気づく東急ポイントのメリットもあるだろうし、別提携ブランドのJALカードで得られる新たなポイントや付帯サービスがあるかもしれない。

逆に、今東急ポイントサービスを利用していない町田・日吉エリアの対象店舗をよく利用する方は制度変更を機に他のカードから東急カードに切り替えるとポイント倍増でおトクになるかもしれない。

過去の経緯に縛られ過ぎず、今と今後の状況を確認し、最適なポイントを選択したい。

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hirosemari

単身者で収入も支出も限られる中、趣味を満喫するためにポイント・マイルを貯めては国内旅行と買い物を楽しんでいます。ポイントは使って初めて「おトク」が確定するのでどんどん使います。「またポイントでただなの?」と友人に言われるのが喜びです。JALカード TOP&ClubQ、アトレクラブビューSuicaカードの2枚をメインに、ポイント3重取りを心掛けていますが、細かく、複雑になり過ぎないように、少ない手間で「気が付けばまたポイントが貯まっている」という環境作りを心掛けています。読んでくださる方が現実的に実行しやすい情報、判断基準となる情報を提供し、皆さんの豊かなポイントライフのお役にたちたいと思っています。

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