コラム

Garmin PayでJNB Visaデビットを使ってみた! 東京五輪はVisaのタッチ決済が主流に?!

2019年11月20日

東京五輪ではVisaのタッチ決済が主流になる?

2020年に開催される東京五輪。政府によるキャッシュレス・消費者還元事業の目的は、これが一番大きいはずだ。

消費者に向けて2%還元や5%還元を実施しているが、実はキャッシュレスを導入する店舗にも優遇がある。2020年6月末までにキャッシュレス決済を導入すると、導入初期費用が無料になっている。決済手数料も2020年6月末までは3.25%以下でさらに1/3で国の補助がある。つまり、2020年6月末までの決済手数料は最大でも2.17%となる。

店舗がキャッシュレス決済を導入するのを助け、利用者側にも最大5%還元を行うのは、キャッシュレスのインフラを整え、2020年7月24日(金)から開始する東京五輪に備えるためだろう。

東京五輪は、ワールドワイドスポンサーとしてVisaがサポートし、決済テクノロジースポンサーとなっている。東京五輪のチケット購入時にはVisaカードしか利用できなかったのはこのためだ。

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Visaが力を入れているのが「Visaのタッチ決済」となる。最近発行されるクレジットカードやデビットカードには、「Visaのタッチ決済」が搭載されている。例えば、2019年9月1日(日)より新たに発行された「マルエツカード」は、Visaブランドのみコンタクトレス決済が搭載され、JCBとMastercardブランドには搭載されていない。

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2019年3月1日(金)からは、三井住友カードのプロパーカードでVisaブランドのみVisaのタッチ決済を搭載してきている。

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三井住友カードのプロパーカードでは、2019年3月1日(金)より「Visaのタッチ決済」の搭載を開始した。 Visaのタッチ決済は、対象店舗でクレジットカードをかざすと支払うことができるサービスで、日 ...

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2019年11月14日(木)からは、Google PayでもVisaのタッチ決済の利用が可能となった。

Google PayにVisaデビットが対応 Visaのタッチ決済の利用も可能に

Android端末向けのウォレットサービスであるGoogle Payで、2019年11月14日(木)より、Visaデビットの利用が可能となった。 登録できるVisaデビットは、ジャパンネット銀行、 ソ ...

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Visaのタッチ決済とは、クレジットカードやデビットカードを端末にかざすだけで支払う事ができるサービスとなり、Suicaのクレジットカード版のようなイメージをしてもらうとわかりやすい。

このタッチ決済のサービスも様々なタイプがあり、2018年5月には、腕時計のGarmin Payで三菱UFJ-VISAデビットに対応。ローソンやマクドナルドなどの、Visaのタッチ決済加盟店で、腕時計をかざすと支払う事ができるようになった。

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このGarmin Payで三菱UFJ-VISAデビットの次に対応したのがジャパンネット銀行のJNB Visaデビットだ。

ジャパンネット銀行のJNB VisaデビットがGarmin Payに対応 200円キャッシュバックキャンペーンも実施

ジャパンネット銀行は、2019年11月14日(木)より、ガーミンジャパンが提供するGarmin PayでJMB Visaデビットの対応を開始した。 GarminウォッチにGarmin Payを設定し、 ...

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筆者は、Garmin Payを調査するために「vívoactive 3」を購入しており、こちらにジャパンネット銀行のJNB Visaデビットを設定して使ってみることにした。

Garmin PayにJNB Visaデビットを設定してみた

Garmin Connectアプリを起動し、メニューから「Garmin Pay」を起動する。「カードを追加」をタップする。登録できるクレジットカードに「Visa」「Mastercard」「Maestro」「Discover」とあるため、様々なカードが対応するようになったのかと思った。

試しに、Mastercardを選択し、Mastercardブランドのクレジットカードをいくつか登録してみたが全てエラー。下の方に「私のカードはサポートされていますか?」というリンクがあったのでタップしてると、Garmin Payのヘルプページが表示される。ロケーションを「日本」に設定してみると、やはり現時点ではジャパンネット銀行のJNB Visaデビットと三菱UFJ銀行の三菱UFJ-VISAデビットの2つのデビットカードしか対応していないことがわかる。

「Visa」を選択し、カード番号、有効期限、セキュリティコードを入力する。カード認証のためのメールが送信され、メール内に記載されているコードを入力し、「IDの認証」をタップ。

ID認証を行うと、Garmin PayでJNB Visaデビットの利用が可能となる。

Garmin Payをローソンで使ってみた!

Visaのタッチ決済を使える場所は限られている。筆者はローソンでいつも試しているため、今回もローソンに行くことに。

まず、Garmin Payの右ボタンを長押ししてメニューを表示。ウォレットアイコンをタップしてパスコードを入力する。

登録している三菱UFJ-VISAデビットが表示されるが、複数枚のカード登録がある場合、▲や▼が表示され、スワイプすることでカードを切り替えることが可能だ。

なお、Garmin Payは腕時計を外さない限り、24時間パスコードを再入力する必要はない。

JNB Visaデビットになっている事を確認してからカードリーダーにかざすと瞬時に決済が完了した。

505円の支払いとなり、ジャパンネット銀行の普通預金取引明細照会でも505円の引き落としを確認できた。

2020年1月31日(金)までは200円キャッシュバック!

Garmin Payとジャパンネット銀行は2020年1月31日(金)までにGarmin PayでJNB Visaデビットを利用すると200円のキャッシュバックを行うキャンペーンを実施中だ。

今回は、ローソンで505円の利用があり、2020年2月下旬頃に200円がキャッシュバックされるはずなので、実質305円での買い物となる。


東京五輪に向けて、様々なデバイスでVisaのタッチ決済が利用可能となるはずだ。今のうちからVisaのタッチ決済になれておくのがおすすめだ。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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