過去に発行されていたクレジットカードでもおトクな特典が継続しているカードとは?

クレジットカード特集 コラム

過去に発行されていたクレジットカードでもおトクな特典が継続しているカードとは?

クレジットカードは発行を終了しても、そのまま特典が継続となるパターンと、他のカードに切り替わるパターンなどがある。

今回は、カードの新規発行が終了しても特典が継続しているカードを紹介する。

リクルートカード プラス

年会費無料で1.2%還元のリクルートプラスは現在でも発行されているが、過去には年会費2,200円(税込み)の還元率2%のリクルートカードが発行されていた。

2016年3月15日(火)でリクルートカード プラスの申し込みが終了。

リクルートカードプラスの申込停止 nanacoチャージ分・モバイルSuicaチャージ分でポイント獲得不可に

リクルートカードライフスタイルは、2016年9月16日(金)以降、リクルートカードプラスでのnanacoチャージ、モバイルSuicaチャージ分について、ポイント加算の対象外とすると発表した。また、20 ...

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申し込みが終了しても、カード自体は終了しておらず、継続利用している場合は還元率2%で利用する事ができる。

ポケットカード イエロー

ポケットカードはかつて上場しており、株主優待制度があった。

株主向けに発行していたカードが「ポケットカード イエロー」「ポケットカード シルバー」「ポケットカード ゴールド」だ。

知る人ぞ知る、株主専用のポケットカード イエロー・シルバー・ゴールド

取材などでは、ポイントのことがよくわからない場合は「P-oneカード<Standard>」を薦めている。P-oneカード<Standard>は通常利用ではポイントが付与されない ...

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ポケットカード イエローはP-oneカード<Standard>に近いが、1%OFFに加えてポケット・ポイントがたまる点が異なる。

2018年2月で上場廃止となっているが、カードの特典はそのまま利用できる。

Amazon Prime Mastercard

現在でもAmazon Prime Mastercardの申し込みは可能だ。年会費は無料となり、プライム会員の場合はAmazonで利用すると2.0%、プライム会員以外の場合は1.5%還元だ。また、コンビニでの利用は1.5%還元となる。

以前発行していたAmazon Mastercardゴールドの保有者はプライム会員を継続していると、Amazonでの利用の場合は2.5%還元が継続されている。

年会費は無料となったが、プライム会員を継続している限りAmazonでの還元率は変更がない。一度でもプライム会員をやめた場合は、2.5%特典はなくなる。


今回はカードの特典が継続となった場合を紹介したが、別のカードに自動切り替えがあったり、別のカードの案内があったりパターンがいくつかある。

切り替えのパターンでも、通常よりもよい条件で申し込めたり、切り替わったりするため、基本的には継続で問題はない。例えば、ウォルマートカード セゾン・アメリカン・エキスプレス・カードは発行が終了したが、切り替えカードはセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードとなった。ゴールドカードだが年会費は無料。

ウォルマートカード セゾン・アメリカン・エキスプレス・カードから切り替わったセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードが到着!
ウォルマートカード セゾン・アメリカン・エキスプレス・カードから切り替わったセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードが到着!

2022年4月から「楽天カード 西友デザイン」が発行されている。西友と楽天が提携したクレジットカードとなり、基本的な機能は楽天カード、デザインが西友デザインとなる。 楽天と西友の提携開始により提携終了 ...

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しかし、そのカードを作ったときの目的の特典が使えなくなっているのであれば、思い切ってカードをやめるのもよいだろう。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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