取材などでは、ポイントのことがよくわからない場合は「P-oneカード<Standard>」を薦めている。P-oneカード<Standard>は通常利用ではポイントが付与されないが、請求時に1%OFFの機能がある。例えば、100円利用した場合は請求金額が1%引きの99円となる。ポイントを何かに交換する手間もなく、何を買っても1%OFFと言うのは非常にわかりやすい。
このP-oneカード<Standard>を提供しているのはポケットカードだ。ポケットカードは上場しており、株主優待としてポケットポイントプログラムの対象カードを保有している株主に対し、保有株式数に応じて年間2回のポイントを付与するサービスがある。以下は保有株式数に応じたポイント数だ。
保有株数 | 付与ポイント数 |
100株以上 | 年間 250ポイント |
200株以上 | 年間 500ポイント |
1,000株以上 | 年間 1,000ポイント |
2,000株以上 | 年間 1,500ポイント |
このポケットポイントプログラムの対象カードを保有していない場合は、株主専用のクレジットカードを申し込むことが可能だ(保有している場合でも申込可)。この、株主専用ポケットカードはP-oneカード<Standard>のように1%OFFの機能を備え、更に決済で1,000円につき1ポケットポイントが付与されるクレジットカードとなっている。
※2014年4月以降の年会費改定については不明
例えば、100株を保有し、ポケットカード イエローを申し込んだ場合、クレジットカードの利用がなくても、株を保有しているだけで年間で250ポイント獲得できる。ポケットポイントは300ポイントからTポイント等のポイントやマイレージに交換できるため、2年間保有しているだけでポイント交換が出来るだけのポイントが貯まるはずだ。もちろん、クレジットカードを5万円利用すれば1年間で300ポイント(株主優待の250ポイント+5万円利用で50ポイント)が貯まるため、ポイントを無駄にすることは無い。
請求時1%OFFとポケットポイントの還元率を考慮すると、クレジットカード利用によるポケットカード イエロー・シルバー・ゴールドの還元率は1.3%。年会費無料のポケットカード イエローか年間利用額が50万円で5,000円のキャッシュバックのあるポケットカード ゴールド(実質年会費は1,000円)の2つから選ぶことになるだろう。
では、ポケットカード イエロー・シルバー・ゴールドを申込後にポケットカードの株を売却した場合はどうなるのか。保有しているクレジットカードはそのまま利用することができ、カードの更新も可能だが、株主優待の年間獲得ポイントが無くなる。年会費が無料で還元率1.3%のクレジットカードを手に入れるために株を購入するというのも良いだろう。