ダイナースクラブカードのビジネス・アカウントカードとは?
ダイナースクラブカードには、法人向けのビジネス・アカウントカードがある。通常のダイナースクラブカードに加えて、法人カードの経費精算用としてビジネス・アカウントカードを追加できるのだ。
通常のダイナースクラブカードとビジネス・アカウントカードのデザインは同じだが「BUSINESS ACCOUNT」と印字されている物がビジネス・アカウントカードとなる。
ビジネス・アカウントカードで決済してもポイントを貯められるが、このポイントは個人カードのポイントと合算して利用できる。
また、個人カードとは別の支払い口座の設定ができ、法人口座だけでなく通常のダイナースクラブカードで設定している個人口座と分けることも可能。ポイントが分散せず、さらに完全に経費と分離できる特徴がある。もちろん、利用明細も別となり、会計処理が楽になる。
ビジネス・アカウントカードにもETCカードを発行できるため、社用車がある場合には自家用車と分けることも可能だ。ダイナースクラブカードは1枚につきETCカードを5枚まで発行できるが、ビジネス・アカウントカードでも5枚まで発行できる。
法人向けの「JALオンライン」の利用や、ダイヤモンド経営者倶楽部が運営する会員制ラウンジ「銀座ラウンジ」を利用する事もできる。
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なお、JTBダイナースカードのビジネス・アカウントカードは新規発行を終了、三井住友信託銀行との一部提携カードは発行していない。
ダイナースクラブ ビジネスカードの意味はない?
ダイナースクラブカードには「ダイナースクラブ ビジネスカード」が存在するが、年会費は27,000円(税抜)だ。
通常のダイナースクラブカードの年会費は22,000円(税抜)。ビジネス・アカウントカードの2,000円(税抜)を加えても24,000円(税抜)のため、「ダイナースクラブ ビジネスカード」よりもおトクだろう。
では、ダイナースクラブ ビジネスカードを保有する意味はあるのだろうか? ダイナースクラブ ビジネスカードのメリットは、社員向けの追加カードが無料という点だろう。複数の社員に追加カードを発行しても27,000円(税抜)という年会費は変わらない。
ダイナースクラブ ビジネスカード | ダイナースクラブカード+ビジネス・アカウントカード | |
年会費 | 27,000円(税抜) | 22,000円(税抜)+2,000円(税抜) |
追加カード | 無料 | ─ |
ETCカード | 無料 | 無料 |
法人代表者のみが法人カードを必要としている場合は、わざわざダイナースクラブ ビジネスカードを発行する必要はなく、個人のダイナースクラブカードを発行し、ビジネス・アカウントカードを申し込むのがおすすめだ。
マイルを貯めたい法人は?
ANAカードには法人カードもある。ANAダイナースコーポレートカードは年会費20,000円(税抜)だ。個人向けのANAダイナースカードの年会費は27,000円(税抜)。
法人でANAマイルを効率よく貯めたいと考えている場合は、ANAダイナースカードにビジネス・アカウントカードを追加するよりもANAダイナースコーポレートカードの方がメリットがある。
なお、ANAカード<法人用>では、JCBとダイナースのみ獲得したポイントをマイルに交換できるが、Visa、Mastercardブランドの場合はショッピングで獲得したポイントをマイルに交換することができない。
ビジネス・アカウントカードの申込方法は?
ビジネス・アカウントカードは、オンラインで申し込みすることはできず、資料請求やプリンタで印刷して申し込みできる。法人の登記事項証明書も不要で、比較的簡単に申し込みできる。
最近は、オンラインで法人カードを申し込むこともできるが、ダイナースクラブのビジネス・アカウントカードについては郵送のみでの申込だ。
現時点では、ビジネス・アカウントカードにはコンパニオンカードを追加できないが、ビジネス・アカウントにコンパニオンカードを追加できれば、Mastercard加盟店でも利用できて便利になるだろう。
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