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消費税が上がるとクレジットカードの年会費もアップする?! 一部年会費税込のカードも存在

2019年9月15日

いよいよ2019年10月1日(火)より消費税が8%から10%にアップする。このタイミングでキャッシュレス決済が話題となっているが、キャッシュレス決済の中には年会費がかかる物もある。

基本的にPayPayや楽天ペイ(アプリ決済)などのコード決済については年会費は必要ない。クレジットカードでも楽天カードやP-oneカード<Standard>など、年会費が無料の物も多い。しかし、ゴールドカードやプラチナカードだけでなく、一般カードでも年会費が必要なカードも多くなっている。

クレジットカードの年会費の表記を見ると、大部分が税抜または税別価格となっている事がわかるだろう。

中には、楽天ゴールドカードのように2,160円(税込)となっている場合もあるが、1.08で割ってみると2,000円(税抜)という事がわかるはずだ。

JALカードの普通カードの場合2,000円(税抜)は消費税が8%の時に2,160円(税込)だが、10%になると2,200円(税込)だ。プラチナの場合は31,000円(税抜)の年会費で、消費税8%の時には33,480円(税抜)だが、10%になると34,100円(税込)となる。

年会費が高いカードになればなるほど消費税2%増税が響いてくる。

しかし、中には8%を上乗せせずに税込価格になっているクレジットカードも存在する。Orico Card THE PLATINUMやエポスプラチナカードの年会費は20,000円(税込)だ。

本当に、20,000円(税込)なのかを確認してみよう。Orico Card THE PLATINUMの年会費請求時の明細を確認すると以下のように20,000円が明細に表示されている。

同じ、年会費20,000円のMUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードの場合は、21,600円として内消費税1,600円との表記がある。

同じ20,000円の年会費のクレジットカードだとしても、20,000円(税抜)と20,000円(税込)では、消費税10%の時には2,000円も変わってくる。

筆者は現在130万円以上の年会費を支払っているため、8%から10%に上がると3万円弱の年会費がアップすることになる。

なんとなくゴールドカードを持っている、プラチナカードを持っていると言う場合は、特典を利用しているのか、年会費以上のメリットがあるかをよく考えて、消費税が上がる前に断捨離するのも良いだろう。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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