いよいよ2019年10月1日(火)より消費税が8%から10%にアップする。このタイミングでキャッシュレス決済が話題となっているが、キャッシュレス決済の中には年会費がかかる物もある。
基本的にPayPayや楽天ペイ(アプリ決済)などのコード決済については年会費は必要ない。クレジットカードでも楽天カードやP-oneカード<Standard>など、年会費が無料の物も多い。しかし、ゴールドカードやプラチナカードだけでなく、一般カードでも年会費が必要なカードも多くなっている。
クレジットカードの年会費の表記を見ると、大部分が税抜または税別価格となっている事がわかるだろう。
中には、楽天ゴールドカードのように2,160円(税込)となっている場合もあるが、1.08で割ってみると2,000円(税抜)という事がわかるはずだ。
JALカードの普通カードの場合2,000円(税抜)は消費税が8%の時に2,160円(税込)だが、10%になると2,200円(税込)だ。プラチナの場合は31,000円(税抜)の年会費で、消費税8%の時には33,480円(税抜)だが、10%になると34,100円(税込)となる。
年会費が高いカードになればなるほど消費税2%増税が響いてくる。
しかし、中には8%を上乗せせずに税込価格になっているクレジットカードも存在する。Orico Card THE PLATINUMやエポスプラチナカードの年会費は20,000円(税込)だ。
本当に、20,000円(税込)なのかを確認してみよう。Orico Card THE PLATINUMの年会費請求時の明細を確認すると以下のように20,000円が明細に表示されている。
同じ、年会費20,000円のMUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードの場合は、21,600円として内消費税1,600円との表記がある。
同じ20,000円の年会費のクレジットカードだとしても、20,000円(税抜)と20,000円(税込)では、消費税10%の時には2,000円も変わってくる。
筆者は現在130万円以上の年会費を支払っているため、8%から10%に上がると3万円弱の年会費がアップすることになる。
なんとなくゴールドカードを持っている、プラチナカードを持っていると言う場合は、特典を利用しているのか、年会費以上のメリットがあるかをよく考えて、消費税が上がる前に断捨離するのも良いだろう。