三井住友カードは、2023年1月から新ボーナス制度の「年間利用ボーナス」を開始する。「年間利用ボーナス」開始に伴い、現在のボーナスポイントは終了する。
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三井住友カード、2023年1月より年間利用ボーナスを開始 50万円ごとに2,500ポイント
三井住友カードは、2023年1月より、年間利用ボーナスを開始する。 本会員のカード加入月~11か月後末までを利用の対象期間として、50万円(税込み)ごとに2,500ポイントを獲得できる。ボーナスポイン ...
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旧ボーナス制度と新ボーナス制度の違い
従来は月間利用額が5万円(税込み)以上でのボーナスポイントとなっていたが、「年間利用ボーナス」は名称の通り「年間」の利用額に対してボーナスポイントを獲得できる。
従来のボーナスポイント
毎月の買い物合計金額 | 5万円(税込み)以上 | 10万円(税込み)以上 | 以降5万円ごと |
プラチナ、ゴールド、プライムゴールド会員 | 100ポイント | +100ポイント | +200ポイント |
上記以外の会員 | 50ポイント | +50ポイント | +100ポイント |
例えば、三井住友カード ゴールドを月間25万円利用すると、5万円利用での100ポイント、10万円利用での+100ポイント、以降5万円ごとの+600ポイントの合計800ポイント獲得できる。
新ボーナスポイント(年間利用ボーナス)
カード加入月の11ヵ月後末までの買い物合計金額にたいして50万円(税込み)につき2,500ポイントと段階的にアップではなく、50万円単位でのポイント獲得だ。
券種 | ボーナスポイント上限 |
プラチナ | 50,000ポイント |
ゴールド | 10,000ポイント |
プライムゴールド | ポイント |
旧ボーナス制度と新ボーナス制度のおトク度比較
通常、リニューアルとなると「改悪」の方が多い。従って、今回も改悪となっているのかを確認したい。
年間60万円(月間5万円)、年間90万円(月間7.5万円)、年間120万円(月間10万円)で計算すると、三井住友カード プラチナの場合は旧ボーナスポイントよりもおトクになるケースが多いが、三井住友カード ゴールド、三井住友カード プライムゴールドの場合は、年会費分の上限があるため旧ボーナスポイントの方がおトクになる場合もある。
ただし、三井住友カード ゴールドの場合は年間330万円(月間27.5万円程度)、三井住友カード プライムゴールドの場合は年間210万円(月間17.5万円程度)以上利用したときに旧ボーナスポイントの方がおトクになるため、プライムゴールド以上の場合は改善と言えるだろう。
問題は一般カードと法人カードだ。これまでは一般カードの三井住友カードや三井住友ビジネスカード for Ownersなどでもボーナスポイントを獲得できていたが、「年間利用ボーナス」になると、一般カードと法人カードは対象外となる。以下が、旧ボーナス制度と新ボーナス制度の対象カード比較となり、ボーナスポイントの対象カードが減っている事がわかる。
券種 | 旧ボーナス制度 | 新ボーナス制度(年間利用ボーナス) |
三井住友カード プラチナ | ○ | ○ |
三井住友カード ゴールド | ○ | ○ |
三井住友カード プライムゴールド | ○ | ○ |
三井住友カード エグゼクティブ | ○ | × |
三井住友カード A | ○ | × |
三井住友カード | ○ | × |
三井住友カード アミティエ | ○ | × |
三井住友カードゴールドVISA(SMBC) | ○ | ○ |
三井住友カードプライムゴールドVISA(SMBC) | ○ | ○ |
三井住友カードVISA(SMBC) | ○ | × |
三井住友カード デビュープラス | ○ | × |
エブリプラス | ○ | × |
三井住友カード RevoStyle | ○ | × |
三井住友カード Tile | ○ | × |
三井住友ビジネスプラチナカード for Owners | ○ | × |
三井住友ビジネスゴールドカード for Owners | ○ | × |
三井住友ビジネスカード for Owners | ○ | × |
三井住友ヤングゴールドカード | ○ | × |
三井住友銀行キャッシュカード一体型カード | ○ | × |
ただし、新規発行を停止しているカード(黄色いマーカー)も多いため、やはり最大の問題は一般カード保有者だ。三井住友カードの一般カードを保有している場合は、元々ボーナスポイントの対象外だった三井住友カード(NL)に切り替えた方が良いのではないだろうか。
上位カードをより使わせる変更?
最近のカード会社の傾向を見ると、利用額の多い人に、どれだけカードを使わせるかを重視しているように見える。例えば、従来のカードよりも上位カードを発行したラグジュアリーカードやダイナースクラブカードは、利用額の多い人にさらに上位カードを発行し、特別感を演出している。つまり、ラグジュアリーカードのブラックダイヤモンドやダイナースクラブ ロイヤルプレミアムカードを目指すために1つ下のラグジュアリーカード ゴールドカード、ダイナースクラブ プレミアムカードをさらに使ってもらうと言う方針だろう。
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