2022年3月12日(土)よりPASMOを払い戻す際に手数料がかかるようになる。
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2022年春からPASMOカードの払戻に220円の手数料が必要に
PASMO協議会では、2022年春より、PASMOカードの払戻手数料を設定すると発表した。 PASMOカードはチャージする事で繰り返しできるが、購入後に短期間で払い戻されることが多く、多くのカードが破 ...
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払い戻しを行う際、せっかく貯めたポイント類が無駄にならないよう、筆者の体験から注意点を紹介する。
遊休PASMOへの経緯
筆者は2021年夏までは主にPASMOを利用していたが、紐づけするクレジットカードの退会とSuica対応スマートウォッチの導入に伴いSuica利用がメインになった。
メトポ、ToKoPoを紐づけたPASMOで得られるポイントと、腕時計をかざして決済ができる利便性を比較した結果、メトポ、ToKoPoのポイント付与を諦めることにした。
残高が地下鉄の初乗り運賃以下になるまで東京メトロ、都営利用時のみPASMOを利用し、他はSuica利用に切り替えた。
PASMO払い戻し手数料のニュースを聞き、忘れないうちに急ぎPASMOを払い戻した。
その後、ポイント残高のメールが届き、メトポ、ToKoPoをチャージしていないことに気が付いた。
駅でのポイントチャージ~PASMO払い戻し手順
ポイントチャージは駅券売機の手続きが必要なため東京メトロと都営地下鉄の乗換駅に赴いた。
まずは東京メトロの券売機でPASMOを発行する。先日払い戻し手続きが面倒だったので無記名PASMOを選択。後述するが今回の手続き上無記名PASMOを選択したのは失敗だった。
券売機で「メトロポイントクラブ」のメニューを選択。登録ICカードを変更し、メトポのチャージを行った。
続いてToKoPoのチャージを行うため、都営側へ移動。券売機のToKoPoメニューから、「PASMO変更登録」を選択。PASMOを挿入するが、利用不可メッセージが表示されてしまう。
ToKoPoのwebサイトを確認し、ToKoPoが登録できるのは記名PASMOだけという事を知った。記名式PASMOしか持ったことがなく気づかなかった。やむなく無記名PASMOを払い戻す。東京メトロの事務所に向かい、払い戻しを申し出る。
無記名PASMOの払い戻しは記名式に比べ簡単で、メトポチャージ分も含む金額が払い戻された。
改めて都営側に移動し、券売機で記名式PASMOの発行を行う。記名式の場合は氏名、生年月日、電話番号の登録が必要なため、画面にタッチを行い誤りのないよう登録していく。
記名PASMOを挿入し、「PASMO変更登録」が無事完了した。後は貯まったToKoPoをPASMOにチャージするのみだ。
しかし、ここで新たな問題が発生する。チャージしようとすると、会員番号と駅パスワードの入力を求められるのだ。
メトポの操作では駅パスワードを入力しているが、ToKoPoの操作で求められたことは無かった。
2021年、会員番号が変更になるというお知らせがあったことは記憶があり、その際のお知らせメールを検索してみると、2021年3月のリニューアル時に会員番号変更に合わせ駅パスワードが導入されており、挿入したToKoPo会員カードは意味が無くなっていた。
手元のスマートフォンでToKoPoにログインし、未設定だった駅パスワードを設定。登録が完了して10秒ほどすると、券売機側が対応し、無事ToKoPoをチャージすることができた。
都営側窓口でPASMOの払い戻しを申し出る。記名式のため、身分証明書を提示し、渡された用紙に先ほど画面で登録したばかりの氏名、生年月日、電話番号を記入する。
PASMOに鍵などの登録を行っていないかの確認があり、問題はないので払い戻しをお願いし、ToKoPoチャージ分も含む金額が払い戻された。
最新情報を確認し漏れなく現金化しよう
券売機の操作が2年ぶりだったため、ルール変更などがあり随分手間取った。特にToKoPoの駅パスワードを設定していない方は事前に設定しよう。
メトポもToKoPoもSuicaには登録できないサービスとなっている。今回の改正に伴い手持ちのPASMOを全て払い戻す場合は上記失敗談を参考に、ポイント類の確認、チャージを行ってから払い戻すようにして欲しい。