2ヵ月ほど前に筆者が利用しているVポイントアプリで不正利用されたことを紹介した。
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やられた! Vポイントアプリで不正利用! プリペイドカードでの不正利用後の対応方法は?
筆者は三井住友カードで貯めたVポイントをVisa加盟店でも利用できるVポイントアプリを利用しているが、何やらVポイントの残高を利用したとプッシュ通知があった。 取引内容は「SUPA-TEI- SIYO ...
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今回はデビットカードの不正利用(実際は未遂)があり、これでクレジットカード、プリペイドカード、デビットカードでの不正利用を経験したことになる。
今回被害に遭ったのは住信SBIネット銀行のデビットカードだ。デビットカードの利用ができないと言うメールが届き気がついた。
筆者は住信SBIネット銀行の口座を3つ保有しているため、最初はどの口座がやられたのかを考えたが、デビットカードを発行しているのは通常口座のはずだ。
キャッシュカード | デビット付きキャッシュカード | |
住信SBIネット銀行 | ○ | ○ |
JAL NEOBANK(JAL支店) | ○ | × |
T NEOBANK(Tポイント支店) | × | × |
従って、通常口座にログインし、利用明細を確認。特に利用された形跡はない。
利用通知があったと言うことは、カード情報が漏洩しているはずであり、国内利用も制限をかけた方が良い。住信SBIネット銀行にログイン後、メニューにある「商品・サービス」⇒「デビット付きキャッシュカード」を選択。
左側のメニューにある「ご利用限度額照会・変更」を選択。
「海外ショッピング」が「0万円」となっていたために、今回は不正利用されずにすんだ。これが100万円などとなっていた場合は、普通に決済されていただろう。
国内は1回100万円の限度額となっているため、こちらも全て0万円に変更する。これで国内サイトでも利用されることはない。
なお、デビットの会員ページにログイン後、「各種変更」⇒「利用停止設定・解除」で停止しても良いはずだ。
この状態にしてから、住信SBIネット銀行に電話をした。オペレーターとの会話が必要のため、カード紛失のメニューを選択。状況を説明すると、限度額の変更を案内されたため変更済みと伝える。使われた日時、店舗、金額を伝えると、後日担当部署から連絡するとのこと。
なお、住信SBIネット銀行のデビットカードを実際に不正利用された場合は、盗難・紛失・番号不正使用による損害では30日以内に、偽造・変造による損害の場合は60日以内に連絡する必要がある。使っていないと考えられる場合は早めに連絡しよう。個人口座の場合は1口座当たり年間100万円まで、法人口座の場合は年間1,000万円まで補償される。
偶然かもしれないが、前回Vポイントアプリの不正利用があったのは17時過ぎ、今回の住信SBIネット銀行のミライノ デビットでの不正利用未遂にあったのが18時過ぎとなる。三井住友プリペイドデスクの受付時間は10時~17時、住信SBIネット銀行のカード紛失などは24時間受付だが、それ以外の受付時間は9時~18時となる。
不正利用されていると言う事は、カード番号が漏洩していることになる。カード番号から発行企業を調べることができるため、事前に問い合わせ窓口の受付時間まで調べられている場合は、実際に不正利用の被害にあったときの対応は非常に難しいだろう。
筆者は、ここ数年で3回も不正利用の被害(1回は未遂)にあっており、やはりたくさんカードを持っていればそれだけ被害にもあいやすい。使わないカードは解約し、利用しているカードについてはカード明細をしっかり確認するようにしよう。