Revolutでは、2021年5月12日(水)より、国内銀行口座への送金に対応した。
Revolutの残高を国内銀行口座に送金することができ、2021年5月25日(火)までの間は、振込手数料無料キャンペーンを実施中だ。なお、キャンペーン期間終了後でも、スタンダード会員は毎月1回、プレミアム会員は毎月5回まで振込手数料無料で利用できる。なお、無料回数を使用したあとは220円(税込)の振込手数料が発生する。
早速、Revolutの残高を銀行口座に振り込んでみた。
最新版のRevolutのアプリを起動。「→送金」をタップし、右上の「+新規」をタップ後、「銀行口座の受取人を追加」をタップ。
「金融機関コード」「支店コード」「口座番号」「口座種別」「名前」と「メールアドレス」を入力して登録する。
振込金額を入力するが、900円以上の入力が必要だ。900円以上というのは組戻手数料を考えての設定だろう。なお、Revolutのサイトでは組み戻し手数料がいくらなのかが書かれていない。
振込手続が完了するとメッセージが表示される。
実際の振込には1日~2日程度かかるため、翌日口座を確認。振込名は「REVOLUT TECHNOLOGIES」とあり、誰からの振込かがわからない。
振込時には「参照」を修正することができ、デフォルトでは「Revolutから送信」になっていたため、これを「TAKAHITO KIKUCHI」と変更してみたが、やはり「REVOLUT TECHNOLOGIES」で振り込まれた。
振込先の銀行によっては表示されるのかもしれないが、基本的には「REVOLUT TECHNOLOGIES」として表示される。
2回目の振込は「→送金」から登録した銀行口座をタップして金額を指定するだけとなる。振込時にはスケジュール機能もあるため、振込名が実際の送金者の名前になる場合は、毎月の家賃や習い事の振込などをスケジュールすることもできるが、現状のままではあまり使い道はなさそうだ。
また、一般的なオンラインバンキングでの振込口座登録の場合は、銀行機関コードを入力したり、支店コードを入力することは少なく、名称で検索できることが多い。Revolutのコードを入力するのは調べるのが大変だった。口座番号からネームバックもないため、名前のミスにより組み戻しが発生する可能性もあるだろう。通常のオンラインバンキングに比べると使い勝手は悪いが、銀行以外のウォレットアプリで銀行に振込ができるのはなかなか新しいサービスとなる。
おそらく、クレジットカードやプリペイドカードからチャージした金額は銀行振込できないと思われる(デビットカードでのチャージ分は振込可能)が、Revolutの残高の内訳がどのようになっているのか確認できないため、Revolutの振込を上手に活用するのはなかなか難しいかもしれない。