楽天ゴールドカードは年会費2,000円の価値はなくなった 楽天カードへのダウングレードを推奨

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楽天ゴールドカードは年会費2,000円の価値はなくなった 楽天カードへのダウングレードを推奨

筆者はこれまで楽天ゴールドカードを推奨してきた。年会費2,000円(税抜)だが、楽天市場や楽天ブックスを利用する際、5倍分の楽天ポイントを獲得できたからだ。

楽天市場で購入した場合を1倍分(=1%分)のポイントとすると、楽天カードで支払うと+2倍の楽天ポイントを獲得できる。この時点で3%還元だ。さらに楽天ゴールドカードの場合は+2倍分のポイントを獲得できるため、合計5倍分(=5%)分の楽天ポイントを獲得することが可能だ。

楽天カードよりも+2倍分おトクになり、楽天ゴールドカードの年会費2,000円(税抜)を考慮すると、月間1万円以上を楽天市場で利用すると楽天ゴールドカードの方がおトクになる。

しかし、この特典が2021年4月以降は通常の楽天カードと同じ+2倍のみとなる。年会費2,000円(税抜)を支払う意味は無い。

楽天ゴールドカードのSPU+2倍(合計+4倍)が2021年4月で終了 楽天カードと同じポイント率に
【タイトル変更】楽天ゴールドカードのSPU+2倍(合計+4倍)が2021年3月末で終了 楽天カードと同じポイント率に

楽天カードは、2021年4月1日(木)より、楽天ゴールドカードのサービスを改悪する。 3月31日(水)までは、楽天ゴールドカードを楽天市場で利用すると+4倍分の楽天ポイントを獲得できるが、4月1日(木 ...

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もちろん、誕生月に+1倍の特典が新たに始まるが、上限は2,000ポイントまで。+1倍で2,000ポイントを考慮すると誕生月に楽天市場・楽天ブックスで20万円利用した時がマックスとなる。誕生月に20万円利用して2,000ポイント獲得したとしても、年会費の消費税だけ損する事になる。

また、国内線の空港ラウンジも年2回まで無料で利用できる特典もあるが、こちらも新型コロナウイルスの影響で搭乗機会が減っている。

元々が格安ゴールドカードのため、海外旅行傷害保険については楽天カードと同じ金額となっており、楽天ゴールドカードとしての特典がことごとく改悪となると、楽天カードへのダウングレードがおすすめだ。

2021年3月末まで、楽天e-NAVIにログインして手続きすると年会費が返金される。返金手続き後に楽天カードへの切替が良いだろう。

なお、気になったのが楽天ビジネスカード利用時のSPUだ。楽天カードに確認したところ、法人カードである楽天ビジネスカードでは、楽天プレミアムカードの子カードとなっているため、2021年4月以降も+4倍の対象とのこと。筆者は楽天ビジネスカードと楽天ゴールドカードが同等のため、+4倍と思っていたのだが、SPUの詳細をよく見ると、楽天ゴールドカードと楽天ビジネスカードの+2倍分の表記は若干異なっていた。

楽天ビジネスカードと楽天ゴールドカードの違い

楽天ビジネスカードと楽天ゴールドカードの違い

楽天ゴールドカードでは月間上限ポイントが5,000ポイント、楽天ビジネスカードの場合は月間上限が15,000ポイントと、楽天プレミアムカードと同等となる。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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