ダイナースクラブカード会員向けに、臨済宗大本山 円覚寺 貸し切り特別拝観が2023年11月19日(日)に行われた。
神社仏閣の貸し切り特別拝観は京都で行われることが多かったが、今回は初の関東開催。ただ、11月は少年野球のシーズンまっただ中で、日曜日は基本的に公式戦が予定されている。行くか行かないか迷っていたところ、アッという間に申し込みが終了。仕方がないと思って諦めていたが、メディア枠で参加できるとのことで、メディアとして参加する事に。
ダイナースクラブの臨済宗大本山 円覚寺 貸し切り特別拝観は、先着100名で、参加費は5,500円(税込み)だ。また、オプションで精進料理の提供もあり、別途4,500円(税込み)の合計1万円(税込み)での参加となる。
朝6時45分に北鎌倉駅集合と言う事で、5時30分ごろに家を出た。まだ真っ暗。時間通りに円覚寺に到着。
若干紅葉も始まっているが、少し早いのが残念だ。
貸し切り拝観のため、100名のダイナースクラブカード会員以外はいない。ゆっくり見て回れるが、自由拝観はできず、僧侶の案内に従っての行動だ。
山門(三門)、仏殿の案内がある。山門を通って娑婆世界を断ち切り、清浄な気持ちで仏殿の本尊さまをお参りしなければならないとのこと。
仏殿は関東大震災で倒壊し、建物は再建されたためコンクリートなどで頑丈に作られている。
その後、国宝の舎利殿に移動。舎利殿は通常非公開となっており、特別拝観の見所の一つだ。国宝の建物だが、今でも普通に使っているとのこと。
江戸時代の外枠は写真下のように下部が広がっているが、舎利殿の外枠(写真上)はまっすぐになっている。これが鎌倉時代後期の特徴とのこと。
また、食事・風呂場・洗濯など、僧侶の生活風景を感じることができる。
拝観後は円覚寺教学部 蓮沼 直應さんによる特別法話。その後、2グループに分かれて座禅体験と写経体験。筆者は先に座禅体験、その後写経体験を行った。写経体験ははじめてだったが、思ったように筆が動かない。
最後に精進料理を頂いて終了。円覚寺では精進料理を一般に提供しておらず、イベントなどで特別に用意してもらう食事となる。食事後にほうじ茶を頂くが、湯飲みなどはなく、いただいた器の1つに入れてもらう。
イベント終了後は、自由拝観も可能。
特別拝観は一般公開前に行われており、終了後は観光客なども一気に増えた。ゆっくり拝観できる貸し切りイベントは貴重な体験となる。
なお、ダイナースクラブでは京都の三十三間堂・妙法院 貸し切り特別拝観も11月25日(土)に予定しており、こちらは既に完売だ。
クレジットカードは年会費以上のおトクを求める場合、ポイントやクーポンの利用で回収できるのか、ゴールドカード以上の場合は空港ラウンジを利用する回数などで回収できるのかを考える必要がある。
しかし、プラチナカードなどのステータスカードでは、通常体験できない事を体験できるのか、通常では手に入らない商品を購入できるのかなどが重要となり、それまで考えてカードを利用する必要がある。このようなイベントに1回でも参加すれば、年会費を払うメリットを感じられるだろう。もし、ステータスカードを持っているにもかかわらず、単なる決済ツールだけで使っている場合は、年会費無料で還元率の高いカードに変更した方が良い。
2023年11月20日 14時45分
三十三間堂の夜間拝観は申し込みできる可能性を書いたが、既に完売とのことで記事を修正しました。