クレジットカード特集 コラム 一般カード

LINE Pay残高によるコード支払いやLINE Payカード、Google Payでは還元率0%!

2020年5月14日

Visa LINE Payクレジットカードが誕生し、2020年5月1日(金)から開始した「LINEポイントクラブ」の詳細も発表となった。

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この、LINEポイントクラブは従来の「マイカラー」と大きく異なり、LINE Pay残高での支払いの場合はポイントを獲得できなくなっている。従って、LINE Payをおトクに使うには「Visa LINE Payクレジットカード」を申し込まなければならないと言う事だ。

Visa LINE Payクレジットカードが到着! LINE Payへの登録方法は?

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なお、LINE Pay残高が0円でも支払う事ができるサービス「チャージ&ペイ」も5月より開始した。「チャージ&ペイ」は、LINE Pay残高から支払うのではなく、Visa LINE Payクレジットカードから支払われるため、LINE Payに銀行振替やATM等でチャージする手間を省くことが可能だ。

そこで、ふと気になったのだが、Visa LINE PayクレジットカードをLINE Payアカウントに登録していれば、JCBプリペイドカードの「LINE Payカード」で支払うと、Visa LINE Payクレジットカードから支払われるのかと考えた。

Visa LINE Payクレジットカードを登録し、LINE Pay残高が0円の状態で100円の決済してみたところ結果はエラー。

「チャージ&ペイ」を設定していてもLINE Payカードによる残高不足分は補われない

「チャージ&ペイ」は、LINE Payの「コード支払い」「請求書支払い」「オンライン支払い」のみで利用でき、LINE PayカードやGoogle PayでのQUICPay決済などでは利用できないとオフィシャルブログにも掲載がある。

「チャージ&ペイ」の利用可否についてオフィシャルブログで対象外サービスが掲載

「チャージ&ペイ」はKyashのように残高があれば残高から支払われ、不足分をクレジットカードで補うという仕組みではない。例えば、30円のLINE Pay残高があり、100円の買物をした場合、70円分がVisa LINE Payカードで支払われる事はなく、70円をチャージしなければLINE Pay残高での決済はできない仕組みとなる。「チャージ&ペイ」か「LINE Pay残高」かの選択となり、「チャージ&ペイ」を利用した場合は、LINE Pay残高は変化する事がない。

さらに、Visa LINE Payクレジットカードを登録していたとしても、LINE Pay残高から支払った場合はポイントを獲得することができない。必ずLINE Payのコード支払いを利用する場合は、「チャージ&ペイ」が選択されているかを確認しておこう。

「チャージ&ペイ」でのポイント付与率などは、過去6ヵ月に貯めたLINEポイントによって変化し、最大3%還元となるが、LINE PayカードやGoogle Pay、LINE Payコード支払いのLINE Pay残高利用時にはLINEポイントを貯められなくなっているため、これらのサービスを利用するメリットはなくなっている。

LINE Payをおトクに使うにはVisa LINE Payクレジットカードの申込しかないだろう。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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