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三井住友トラストVISAプラチナカードの個人賠償責任保険がパワーアップ?!

2020年3月5日

2019年10月より、三井住友トラストVISAプラチナカードの個人賠償責任保険が変更となった。

名称が「個人賠償責任保険」から「日常生活賠償保険」に変更となっており、補償内容が従来は日本国内の事故のみが補償となっていたが、国外での事故も補償されるように変更されている。さらに、示談代行サービスも国内で発生した事故に対しては対象となる。

海外でも対象になると言う事で大幅改善かと思ったのだが、海外旅行傷害保険にも賠償責任が付帯する。海外旅行傷害保険の賠償責任は、旅行期間中に他人の体や物に損害を与えた場合、最大1億円の限度額で補償される。

今回改定のあった日常生活賠償保険も同じように、他人に損害を与えたり場合などに適用される保険となる。補償額も最大1億円と海外旅行傷害保険の賠償責任と同じ金額となる。

日常生活賠償保険の対象者はカード会員、配偶者、同居の親族、別居の未婚の子となり、対象者の違いかと思ったが、海外旅行傷害保険も家族特約があるため対象者は同じとなる。

違いが不明だったため、カードデスクに問い合わせてみたが、保険会社に電話して欲しいと言う事で保険会社に電話。最初の方もわからないとのことで、折り返し電話をもらう。

海外旅行傷害保険の賠償責任と日常生活賠償責任保険の国外の違いは、海外旅行傷害保険は出国後、3ヵ月間の期間が補償される。一方、日常生活賠償責任保険については期間はなく、3ヵ月を超えた滞在であっても補償されるという点が異なる。

また、海外旅行傷害保険の賠償責任はレンタル品や水上バイクなどのレジャーでも対象となるが、日常生活賠償責任保険についてはレンタル品やレジャーは対象外とのこと。「日常生活」という名前の通り、日常生活での出来事に対する補償となっているため、長期出張や子供の留学などでの保険として使うと安心だろう。

ただし、日常生活賠償責任保険は病気やケガの補償ではないため、留学などではこの辺りをカバーできる保険は必要だ。


2020年4月より、東京都でも自転車保険が義務化となるため、個人賠償責任保険が付帯するクレジットカードは非常に便利だ。三井住友トラストVISAプラチナカードは年会費35,000円(税抜)。それで個人賠償責任保険が付帯するのは、なかなかおトクなカードだろう。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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