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ハワイでマリオット・バケーション・クラブの販売説明会に参加してみた! Marriott Bonvoyのプラチナエリートも永久に獲得可能?!

マリオット・バケーション・クラブをご存じだろうか。ポイントを購入し、そのポイント数で対象の施設を利用することができるサービスとなる。

ホテルのポイントプログラムと似ているが、ポイントを購入するところが異なるだろう。

今回、ワイキキをうろうろしていたところ、マリオット・バケーション・クラブの勧誘があったので紹介したい。

マリオット・バケーション・クラブとは?

海外で不動産を所有するのは難しい。そこで、タイムシェアと言うコンセプトが生まれた。アパートメントの所有権の一部を購入して、好きな時に、好きなリゾートで暮らすようにバケーションを楽しむことが可能となる。マリオット・バケーション・クラブの他に有名なのがヒルトン・グランド・バケーションズだろう。筆者の知り合いでもヒルトン・グランド・バケーションズの会員がいる。

マリオット・バケーション・クラブのポイントを購入すると、1年に1度購入したポイントが毎年獲得できる仕組みとなる。獲得したポイントを使うと、世界30超のリゾート施設を利用可能だ。

また、マリオット・バケーション・クラブで使えない場合は、Marriott Bonvoyのポイントに交換して約7,000カ所のマリオット系列ホテルで宿泊したり、75カ国2,700カ所のインターバル・インターナショナルを利用して宿泊に利用したりする事ができる。

金額なども含めてよくわからないのと、とりあえず1日無料で遊べると言う事で参加してみた。

マリオット・バケーション・クラブの販売会に参加!

案内では朝から夕方まで海やプールで遊べて、移動や朝食も無料とのこと。朝食は大人2名分のみ無料で、子供は有料だが、それ以外は1日遊べるという事だったので、とりあえず参加する事に。

まず、宿泊ホテルのプリンス・ワイキキまでタクシーが迎えに来た。タクシーでワイキキビーチマリオットホテルに到着し、ここから「マリオット・コオリナ・ビーチ・クラブ」までシャトルバスで移動となる。それほど人もいないだろうと思っていたが、100名近くいたのではないだろうか。

マリオット・コオリナ・ビーチ・クラブに到着し、シャトルを降りると、青空に海が美しい。

この後はシステマチックでマリオット・コオリナ・ビーチ・クラブのエレベーターにはマリオット・バケーション・クラブの販売会専用エレベーターまで用意されていた。1階・2階以外は14階までノンストップで移動できる。

14階で受付を済ませ、1階のLonghi's(ロンギース)で食事を頂く。大人2名分が無料となるが、子供3名分は有料。今回必要なお金はこれだけのはずだ。なお、食事については全員という訳でもなさそうだ。

この後は販売説明会まで自由時間となる。2時間くらいの自由時間があったため、海で遊ぶ。海は確かに美しく、テンションが上がっていく。

12時少し前からの販売説明会のため、着替えてエレベーターで移動。スケジュールを見る限り2時間の説明を受ける必要があるようだ。2時間後にはまた17時30分頃まで海やプールで遊べる予定となっている。従って、3時間ちょっとは遊べる計算だ。

ポイント購入の他に別途年間維持費も必要

まずは、タイムシェアの概要や宿泊できる部屋の案内などが1時間30分程度あった。

マリオットの歴史やマリオット・コオリナ・ビーチ・クラブはセキュリティも万全で、このエリアはゲートで守られていると言う事。世界中で40万人程度がマリオット・バケーション・クラブの会員となっており、日本人は1万2,000人程度。現在は日本人向け販売を強化しており、ハワイでの販売員60名の内、日本人スタッフが30名など。

マリオット・バケーション・クラブの宿泊スケジュールはアメリカ基準となっているため、日本の祝日であるゴールデンウィークやお盆などもそれほど混雑せずに通常のポイントで宿泊することが可能だ。もちろん、クリスマス休暇は外国も休みとなるため、それなりに早く動かなければ予約することはできない。

マリオット・バケーション・クラブの権利は永代所有で死んだ後は子供に相続することも可能とのこと。事前に日本語で「マリオット・バケーション・クラブ」を検索していたが、そのブログでは「マリオット・バケーション・クラブは2056年までのサービス」と書かれていた。しかし、筆者が受けた説明では永代所有という事だ。ブログ記事を見ると「マリオット・バケーション・クラブ・アジア・パシフィック」について書かれているが、筆者が受けた説明会は「マリオット・バケーション・クラブ・インターナショナル」。それで考えると、マリオット・バケーション・クラブを購入するのであればハワイで買った方が良いのかもしれない。

今回利用したホテル代金や毎年どのくらい旅行しているかなどのヒアリングがあり、これを元にシミュレーションをしてもらう。

ハワイの場合は、1回5日程度の滞在で4,000ポイント以上必要となるが、この4,000ポイントの半分は使えない場合にMarriott Bonvoyのポイントに交換することができる。1ポイント=40 Marriott Bonvoyポイント計算のため、2,000ポイントをMarriott Bonvoyに換算すると年間80,000 Marriott Bonvoyポイント獲得できる。

マリオット・バケーション・クラブのポイントは毎年積算され、前借り・繰越しが1年ずつ利用する事が可能となる。従って、3年分を1回で利用する事ができるため、2,000ポイントを購入すれば良いのではないかと言う提案を受ける。つまり、1年目に2,000ポイント獲得。それを繰り越して2年目に4,000ポイント獲得となる。翌年のポイントを前借りする事で、2年目にハワイに行けるという提案だ。

なお、マリオット・バケーション・クラブのポイント購入については、販売員によって価格変更することがなく、購入者の交渉上手・交渉下手で価格が変わることがないと言う説明を受けた。当日購入が確実におトクなようで、購入者の90%以上は当日購入しているとのこと。

なぜ、ほとんどの人が当日購入するのだろうか。当日購入の場合は割引制度があり、4,000ポイントの場合は20%OFF(?)、2,000ポイントの場合は10%OFF(?)、1,500ポイントの場合は割引なしと、当日購入時には割引制度があるためだ((?)をつけているのは、メモなどをしていなかったため)。4,000ポイントの場合は割引含め111円程度の為替で計算して570万円程度、2,000ポイントは320万円程度だった(はず)。

この金額であれば悪くない。しかし、このポイント購入に加えて、年間維持費が4,000ポイントの場合は30万円程度、2,000ポイントの場合は16万程度と意外と維持費が高い事が判明する。

年間費が高いと伝えると、今回プリンス・ワイキキに宿泊するために100万円くらいの支払っていたため、10年もせずに元が取れると何度もアピールされた。確かに、今回宿泊したプリンス・ワイキキは2ベッドルーム(コネクティングルーム)で予約したため、非常に高くなっていた。

この時点で15時近くになっており説明会が3時間を経過。2時間でも子供が持たないかもしれないと思っていたが、3時間となるとさすがに限界だ。大人でも3時間話を聞くのは厳しいのに、子供3人は飽きるだろう。最初の営業の人は販売員も子連れに慣れているため大丈夫と言っていたが、遊び道具やお菓子もなく3時間は持つはずがない。

子ども達の飽きている状況も考え、いろいろ考えて結論を出すことに。魅力的だが購入するつもりはないと伝える。当然販売員も引き下がらずにさらに数十分が経過。

続いて、マネージャーが出てくる。誰が出てきても答えは同じだが、マネージャーしか用意できないと言う、1,000ポイントでの販売はどうかと言う提案を受ける。割引も何もない1,000ポイントの提案はないだろう。

最後に、アンケートに答えて欲しいと言う事でアンケートを待つ。その時に、突然4泊5日か5泊6日かどちらが良いかと聞かれる。格安でマリオット・コオリナ・ビーチ・クラブに宿泊できるとのこと。約40万円程度だったと思うが、手付金の3万円さえその場でクレジットカードで支払い、11回の分割払(手数料なし)で残金を支払えば、2年半の間にマリオット・コオリナ・ビーチ・クラブに宿泊できると言う特典だ。

実際に宿泊してみて再度購入を促すという最終兵器だろう。確かに40万円でこれだけの施設に2ベッドルームで宿泊できるのは安いのだが、また2時間(既に3時間半が経過)拘束される事を考えると、どちらのプランも"なし"と回答。

最後にアンケートに答えてもらったので100米ドルのギフトをプレゼントすると言う事で、100米ドルのVisaギフトカードをもらった。

ポイント購入でプラチナエリートを永久に取得可能!

なお、2,000ポイントを購入すると、Marriott Bonvoyのゴールドエリートを永久に、4,000ポイントを購入すると、Marriott Bonvoyのプラチナエリートを永久に獲得することができるとのこと。

筆者は、アメックスのプラチナ・カードを保有しており、Marriotto Bonvoyのゴールドエリートを自動取得している。従って、2,000ポイントでゴールドエリートを入手する必要はなく、4,000ポイントでプラチナエリートを永久取得しようかと考えたが、それでもマリオット・バケーション・クラブのメリットはないと判断した。

マリオット・バケーション・クラブを買わなかった理由

毎年ハワイに行くような人には、おそらくマリオット・バケーション・クラブは最高だろう。さらに、筆者のように5人の宿泊の場合、コネクティングルームを予約する必要があるが、マリオット・バケーション・クラブの場合は確実に2ベッドルームで予約することができる。これは非常にメリットがあり、おそらく販売会が長引いたのも家族5人で参加していたためではないだろうか。

しかし、毎年の年間維持費(毎年価格改定がある)も考えると、リゾートも通常のホテルもマリオット固定になってしまうわけだ。筆者の場合は、少し高くても行きたいところに行く、泊まりたいホテルに泊まるため、マリオット・バケーション・クラブの考えとは合わない。

また、筆者の旅行はクレジットカードの特典を利用・確認するための旅行でもあるため、特典を利用できるエリアに行くのが最優先だ。宿泊先はその次となり、マリオット・バケーション・クラブの宿泊施設から行き先を考えることはできない。

さらに、マリオット・バケーション・クラブは世界中にたくさんあるが、ハワイとそれ以外ではポイントの差が大きすぎる。ハワイで5泊する場合は4,000ポイント超だが、サンフランシスコで同じ期間宿泊しても2,000ポイント程度。多くポイントを買いすぎても使い切れず、少ないポイントを購入するとハワイに行くのは前借り・繰越を使って数年に1度となってしまう。その間も年会費は払い続けなければならない。

このような考えでマリオット・バケーション・クラブの購入をしなかったが、もう一点気になったのが1組にかけるコストが高すぎる事だ。

最初のマリオット・バケーション・クラブの営業(ワイキキでうろうろしていたときの勧誘)、マリオット・コオリナ・ビーチ・クラブでの営業マン、マネージャー、アンケート要員と4人の人件費、さらにホテルからのタクシー手配、朝食サービス(子供は有料だったが)、マリオット・コオリナ・ビーチ・クラブとホテル間送迎、プールなどの施設を無料で開放し、最後には100米ドルのVisaギフトカードがプレゼントされた。

最初に勧誘されたとおり、使ったお金は子供の朝食代のみで丸一日遊べたわけだ(その内4時間弱は拘束されたが)。これだけコストをかけてマリオット・バケーション・クラブの勧誘をしていると言う事は、会員がこのコストを払っていることになる。

マンション販売などでもそれなりにコストはかけるだろうが、マンションや住宅販売以上にコストをかけているのは気になるところだろう。


このような理由で筆者は買うことをやめたが、やはりハワイ固定で毎年 or 数年に1回行くと言うような家族であれば、マリオット・バケーション・クラブにピッタリハマる可能性は高い。もちろん設備も充実しているし、ホテルにはない魅力もある。それこそ10年以内に元が取れるだろう。

上記でも書いたが、マリオット・バケーション・クラブを購入するのであれば、期限が設定されていないハワイで買った方が良いのかもしれない(筆者の聞き間違いかもしれないが)。気になる場合は、ハワイに行ったときに「マリオット・バケーション・クラブ・インターナショナル」での勧誘を受けて確認してみて欲しい。ちなみに、日本での販売説明会は「マリオット・バケーション・クラブ・アジア・パシフィック」となる。

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菊地崇仁

菊地崇仁

1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。社内システムの開発、Lモードの料金システム開発、フレッツ網の機器検証等に携わり2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。ポイント探検倶楽部に掲載されているポイントは約230種類。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られる。 三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。 45枚のクレジットカードを保有し、約70万円の年会費を支払っている。一般カードからプラチナカード等のプレミアムカードを実際に保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。すべてのカードを利用し、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中だ。

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