クレジットカード特集 コラム

Amazonビジネスって何? 法人の場合はAmazonビジネスがおトク! Amazonビジネスを簡単に申し込めるカードとは?

2019年6月2日

Amazonビジネスって何?

「Amazonビジネス」は日本では2017年9月に開始され、個人向けのAmazon.co.jpの利便性はそのままで、法人および個人事業主が利用しやすい企業購買専用サイトとなる。

「法人価格」「数量割引」「承認ルールの設定」「購買分析・レポートの作成」などの特典を利用することができ、登録料は無料だ。

例えば、Amazonブランドの水「Happy Belly」の料金を個人向けとAmazonビジネス向けで確認してみる。

まず、個人向けの場合は通常注文で1,210円だ。定期おトク便は5%OFFのため1,150円となる。

では、Amazonビジネスのアカウントで同じ商品を確認してみよう。別のブラウザでAmazonビジネスにログインする。個人向けで表示したURLをコピーして貼り付ける。これで全く同じ商品を確認することが可能だ。

料金は通常注文で998円。真ん中当たりに「法人価格」と表示されており、その上の「個人価格」も確認可能だ。個人価格から見ても17%OFFとなり、個人の定期おトク便よりもおトクな事がわかる。

このように、全く同じ商品でも法人価格が適用される場合もあり、法人であるならAmazonビジネスに申し込んだ方がおトクと言う事だ。

Amazonビジネスに登録する方法は?

Amazonビジネスは法人や個人事業主が登録できる。

まず、Amazonビジネスのサイトにアクセスし、登録するメールアドレスを入力する。個人アカウントで使っている物でも問題ない。個人アカウントの場合は「個人アカウントをビジネスアカウントに移行する」を選択できるが、個人アカウントと分けたい場合は「個人とビジネスで別々にアカウントを利用する」でアカウントを作成する。

続いて、登録する個人情報を入力する。担当者名、会社名、固定電話番号、住所を入力する。なお、個人事業主の場合は書類の提出が必要となる。必要書類は確定申告書B、開業届出書、青色申告承認申請書または所得税青色申告書決算書だ。e-Taxを利用している場合は受信通知を含めた写しが必要となる。

なお、法人の場合は必要書類がない。法人の場合は誰でも登記簿謄本を確認できるからではないだろうか。

登録申請を行うと、Amazonによる審査があり、通常は3営業日以内に登録可否が送られる。基本的には登録されるはずだ。

Visaセルフ登録ポータルって何?

2018年5月25日(金)より、Visaの法人カード会員向けに「Amazonビジネス」の登録が簡単になるサービス「Visaセルフ登録ポータル」の取扱を開始した。

三菱UFJニコス、法人カード会員向けに「Amazonビジネス」をスムーズに利用登録できる「Visaセルフ登録ポータル」の提供を開始

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「Visaセルフ登録ポータル」はビザ・ワールドワイドが提供し、Amazon.co.jpが展開する法人・個人事業主向けの購買専用サイトである「Amazonビジネス」を簡単に開始する事が可能となるサイトだ。

会社のメールアドレスを入力し、Amazonビジネスアカウントの特典内容を確認後「利用を開始する」ボタンをクリックする。

Amazonビジネスに登録するアカウント情報を入力。担当者の氏名、メールアドレス、電話番号に加え、ビジネスカードのカード番号、有効期限、法人の住所、法人名などを入力して「登録を開始する」をクリックすると登録が完了する。完了後はAmazonビジネスのサイトにリダイレクトされる。

法人カードの情報から法人である事を簡単に証明できるために素早い申し込みができるのだろう。

Visaセルフ登録ポータルを利用できるクレジットカードは?

現時点ではNTTファイナンス、オリコ、クレディセゾン、みずほ銀行、三井住友カード、三菱UFJニコス、ユーシーカード、りそなグループの法人カード会員が利用可能だ。上記で使った画像は三井住友カードの法人カード向け「Visaセルフ登録ポータル」だ。なお、Visaブランドの法人カードのみが対象となる。

それ以外の法人カード保有者や法人カードを保有していない場合は、通常のAmazonビジネスから登録すれば良い。

Amazonビジネスでできることとは?

Amazonビジネスに法人価格がある事を紹介したが、その他の特典がどんな物があるかを確認しよう。

まず、Amazonビジネスのメニューは次のようになっている。

利用者を追加したり、グループを作成したり、支払方法と配送先住所を共有することで、会社以外の住所に配送できないようにすることも可能だ。支払方法を共有化することで、個人の立替も減らすことができる。

その他、購買コントロールとして禁止商品を追加することも可能だ。承認ルールを設定すると社員が商品を注文する際には承認者による承認が必要となる。不要な商品を買えないような仕組みも用意されている。

Amazonビジネスにもプライム会員が!

AmazonビジネスでもAmazonプライムがあるが、年会費4,900円(税込)で最大3ユーザーまで利用することができる。

さらに、最大10ユーザーまでの場合は13,500円(税込)、最大100ユーザーまでの場合は37,800円(税込)、ユーザー数無制限の場合は270,000円(税込)で利用が可能だ。

Essentials Small Medium Unlimited
利用人数 最大3ユーザー 最大10ユーザー 最大100ユーザー 無制限
年会費 4,900円(税込) 13,500円(税込) 37,800円(税込) 270,000円(税込)


今や大手通販企業内でもAmazon.co.jpの段ボールが一番多いというほどビジネスでも利用されているAmazon。法人であるならAmazonビジネスを申し込んでおこう。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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