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GMOあおぞらネット銀行の口座を開設! 振込などでPontaポイントが貯まる!

2018年7月17日(火)より、新しい銀行「GMOあおぞらネット銀行」が開始した。

GMOあおぞらネット銀行、GMOポイントとPontaポイントが貯まるサービスを開始

GMOあおぞらネット銀行は、2018年7月17日(火)より、口座開設申込を開始し、8月初旬より各種取引を開始する。 ATM出金無料回数はセブン銀行ATMやイオン銀行ATM(2019年春)で入金・残高照 ...

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今回は、GMOあおぞらネット銀行のメリット、デメリット、口座開設、口座開設後の設定を紹介したい。

GMOあおぞらネット銀行のメリットとは?

GMOクリック証券との連携が可能!

GMOクリック証券との連携が可能となり、GMOあおぞらネット銀行の証券コネクト口座に普通預金口座から振り替えするだけでGMOクリック証券の残高に自動反映する仕組みだ。

証券口座での取引時に残高がない場合など、GMOクリック証券に振込などを行う必要があるが、GMOあおぞらネット銀行で振り替えするだけで瞬時に残高反映される。

これは、住信SBIネット銀行とSBI証券のSBIハイブリッド預金と同じ仕組みとなる。

他行宛振込手数料が誰でも月1回無料!

最近はネット銀行にもかかわらず、取引が少ない利用者については、ATM手数料が発生する銀行もある。

しかし、GMOあおぞらネット銀行の場合、誰でも他行あて振込手数料が1ヶ月1回まで無料となり、ATMもセブン銀行で月2回まで無料となる。セブン銀行での入金は無料、出金は2回まで無料というのは良心的だろう。

ただし、利用者が集まった時点でランクアップ制度を導入し、取引が少ない利用者はATM手数料が必要になる可能性もあるので要注意だ。

取引に応じてPontaポイントかGMOポイントを獲得可能!

取引に応じてポイントが貯まる銀行は多い。筆者もよく利用しているスルガ銀行ANA支店ではANAのマイルが、新生銀行ではTポイントが、住信SBIネット銀行ではスマプロポイントが貯められる。

GMOあおぞらネット銀行の場合は「GMOポイント」または「Pontaポイント」の選択が可能だ。

銀行取引でGMOポイントが貯まるのは初だろう。また、Pontaポイントが貯まるのは清水銀行や三菱UFJ銀行などがあるが、給与振込などでPontaポイントが直接貯まるのはGMOあおぞらネット銀行が初めてではないだろうか。

貯まるポイントは、「他の金融機関あての振込」「他の金融機関からの振込」「口座振替(引き落とし)」「口座振替登録完了」「給与受取」となり、それぞれ1ポイントとなっている。ポイントは、毎月15日に前月の対象取引に応じたポイントを付与する。なお、手数料無料サービスを適用した場合はポイントは獲得できない。

Visaデビットにパスコード機能が付く!

2019年春頃にはなるが、米Dynamics Inc.と提携した、 世界初のハイセキュリティデビット一体型キャッシュカードを発行する予定となっている。事前にカード番号を表示させる1~5までのパスコード(カード面にあるボタン)を設定することで、ATMやデビットカードの利用ができると言う仕組みだ。

三井住友カードがMAMOLEAD(マモリード)を発表したが、仕組みは同じとなる。

GMOあおぞらネット銀行のデメリットは?

続いて、GMOあおぞらネット銀行のデメリットを確認しておこう。

貯まるポイントが少ない

筆者はスルガ銀行ANA支店で毎月200マイル以上を獲得している。住信SBIネット銀行でも毎月30スマプロポイント以上獲得だ。

GMOあおぞらネット銀行の場合は、計算してもここまでのポイントは貯まらない。筆者の使い方であれば1ヶ月5ポイント貯まれば良い方だ。

たくさんのポイントを貯めたいのであれば他の銀行を選択した方が良いだろう。

取引が多い利用者でもサービスが変わらない

新生銀行の場合は、取引状況に応じて「スタンダード」「ゴールド」「プラチナ」、じぶん銀行は「じぶんプラス」でステージ1~5まで、三菱UFJ銀行の場合は「ホワイト」「シルバー」「プラチナ」となり、ステージがアップすればするほど、使える特典も増えていく。

しかし、現時点ではGMOあおぞらネット銀行での取引金額が多い場合でも、他行あての振込無料回数が増えたり、ATM出金無料回数が増えるなどの特典は用意されていない。

Visaデビットの利用で0.6%のキャッシュバック

Visaデビット付きキャッシュカードでは、Visa加盟店での利用で、利用金額の0.6%がキャッシュバックされる。「業界最高水準の還元率」と書かれている通り、Visaデビットの利用で0.6%の還元率は高い方だ。楽天銀行デビットカード(JCB)の1.0%、スルガ銀行リクルート支店の0.8%、住信SBIネット銀行Visaデビット付きキャッシュカードの0.6%程度だろう。

還元率が0.5%のクレジットカードしか保有していない場合はメリットがあるが、還元率1%を超えるクレジットカードは多いため、わざわざVisaデビットを利用する必要はない。

ただし、2019年春にはハイセキュリティデビット一体型キャッシュカードが発行され、セキュリティ面を気にする人であればVisaデビットの利用もありだろう。

GMOあおぞらネット銀行の口座を申し込み

これらの内容を確認して、筆者が気になったのが、Pontaポイントが貯まる点、ハイセキュリティデビット一体型キャッシュカードが発行される点だ。この2点を考えて、口座開設することにした。

2018年7月17日(火)に口座申込を行った。GMOクリック証券と同時開設がデフォルトになっていたが、証券口座は複数保有しているため、今回はGMOクリック証券の口座は開設しなかった(8月6日時点で申し込みページを確認したがGMOクリック証券の口座開設はなくなっている)。申込後、本人確認書類とマイナンバーをwebで提出。

7月30日(月)に口座開設手続きに関するお知らせとして、転送不要の簡易書留で送るというメールが到着。

8月4日(土)に簡易書留で封書が届いた。

GMOあおぞらネット銀行でポイント連携

キャッシュカードを台紙から剥がすと、オンラインバンキングのログインIDと初期パスワードが記載されている。

GMOあおぞらネット銀行にログインすると、取引パスワードとログインパスワードを設定しなければならないようだ。

取引パスワードとログインパスワードを設定後、メインメニューの「ポイント・キャンペーン」から「ポイント設定」を選択する。

「GMOポイント」と「Pontaポイント」が表示されるが、どちらもID連携となるようだ。まずはPontaポイントの連携を行う。

「下記規定に同意して連携>」ボタンをクリックすると、自動転送URLが表示された後に、Ponta Webのログイン画面が表示される。

リクルートIDでログインするとGMOあおぞらネット銀行との連携確認画面が表示されるため「連携する」ボタンをクリック。

GMOあおぞらネット銀行のサイトに戻り「ID連携日」に当日の日付が、連携ボタンは「連携解除」ボタンに切り替わり連携されていることがわかる。

もし、GMOポイントとPontaポイントの両方をID連携した場合は、ポイントの右側に「ON」「OFF」のボタンが表示される。どちらか一方を「ON」に設定すると、もう一方が「OFF」になり、「ON」になっている方のポイントが獲得できると言う仕組みとなる。

GMOあおぞらネット銀行のアプリを設定

GMOあおぞらネット銀行はアプリが用意されている。「GANB銀行取引」「GANB銀行認証」の2つのアプリだ。GANBはGMO AOZORA NET BANKの頭文字だろう。

GANB銀行取引は残高照会や振込などの取引を行うアプリだ。GANB銀行認証は、セキュリティで「認証方法」を「認証アプリ」にする事で、取引した後に、認証アプリを操作しなければ取引が完了しない仕組みとなる。安心して利用したい場合は、アプリをインストールして、「セキュリティ」メニューの「認証方法」から設定しておこう。

GMOあおぞらネット銀行の期間限定キャンペーン

2018年8月3日(金)~10月31日(水)までの間、Visaデビットを利用すると通常0.6%キャッシュバックのところ1.0%のキャッシュバックとなる。

また、円定期預金金利が1年物0.20%(税引き後0.1593%)や米ドル、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、南アランドの6通貨普通預金金利が優遇される。

また、同期間で未成年者の口座優遇キャンペーンも実施し、未成年の場合は期間中のATM無料回数が7回にアップする。


スルガ銀行○○支店や住信SBIネット銀行を利用している場合はそれほどメリットがないかもしれない。ハイセキュリティデビット一体型キャッシュカードを手に入れたい人は2019年春前にはGMOあおぞらネット銀行を申し込んでおこう。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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