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海外旅行で29人に1人が事故? 海外旅行保険で安心できるクレジットカードとは?

海外旅行で29人に1人が事故? 海外旅行保険で安心できるクレジットカードとは?

ジェイアイ傷害火災保険が2018年7月31日(火)に「2017年度 海外旅行保険事故データ」を発表した。これを元にクレジットカードの海外旅行傷害保険について考えてみたい。

事故発生率は29人に1人の割合

2017年度 海外旅行保険事故データによると、事故発生率は29人に1人と3.42%だ。

学校の1クラス中1人が海外旅行中に事故に遭っていると聞くと「そんなに?」と感じるが、「事故」にはケガや治療だけでなく、携行品損害なども含まれている。

筆者は今まで事故に遭ったことはないが、知り合いで車上荒らしに遭ったり、財布やスマホをすられたり、声が出なくて入院したという事も聞いているので全くないと言う事でもない。

補償項目事故状況では半数が「治療・救援費用」

クレジットカードの海外旅行傷害保険では、最高1億円の補償などとアピールしているが、最高1億円の補償を受けられるのは「死亡・後遺障害」となる。

しかし、一番事故件数が多いのが「治療・救援費用」となり半数を占めている。続いて多いのが手荷物の盗難や破損などを補償する「携行品損害」、偶然な事故での出費を補償する「旅行事故緊急費用」と続く。

300万円以上の高額支払いも

ジェイアイ傷害火災保険での2017年度「治療・救援費用」の保険金支払が300万円を超えたのは68件、その内1,000万円を超えた事故は8件となる。

最高額は3,588万円で、「ツアー中、バス車内で発作を起こし救急車で搬送。心不全と診断され15日間入院。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添いチャーター機で医療搬送」という内容だった。

クレジットカードの補償額はいくらあれば良い?

「治療・救援費用」68件を100万円単位で割合を調べた。300万円~500万円未満だけで半数を超える事がわかる。1,000万円未満で88%程度カバーできているため、やはり1,000万円程度の補償があると良いだろうか。

ただし、ジェイアイ傷害火災保険が発表しているデータは「治療・救援費用」となっているが、クレジットカードの海外旅行傷害保険は治療費用と救援者費用が別々に用意されている。

従って、クレジットカードの海外旅行傷害保険を確認する場合は、治療費用と救援者費用を合わせて1,000万円を目安にすれば良さそうだ。

なお、今回のデータでは、家族が駆けつけるための費用「救援者費用」を使っているのは68件中45件と66%となる。残りは単純な治療費用として300万円以上となるため、救援者費用よりも治療費用の補償が手厚いカードが良いと言うことになる。

1,000万円までカバーできるクレジットカードとは?

例えば、エポスプラチナカードは治療費用が300万円限度、救援者費用は200万円限度となる。ジャックスカードプラチナ、Orico Card THE PLATINUM、楽天ブラックカードは治療費用と救援者費用が300万円、MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードはどちらも200万円限度だ。

ラグジュアリーカードは、傷害死亡・後遺障害が最高1億2,000万円と最高額だが、治療費用は200万円、救援者費用が500万円。

年会費が高額なプラチナカードやブラックカードでも海外旅行傷害保険だけを見ると不安のあるカードも多い。

SuMi TRUST CLUBプラチナカードで、それぞれ500万円、三井住友プラチナカードの場合は治療費用が500万円、救援者費用が1,000万円と、ここまであればそれなりに安心できるだろう。

治療費用と救援者費用が、どちらも1,000万円限度のクレジットカードは、JCBプラチナ、JCBザ・クラス、エムアイカード プラス プラチナ、プラチナ・カード、センチュリオン・カード、ダイナースクラブ プレミアムカードとなり、年会費が10万円を超えるクレジットカードも出てくる。

この中でも格安なのがJCBプラチナだ。年会費が25,000円(税抜)で死亡後遺障害は最高1億円、傷害治療費用と疾病治療費用が1,000万円限度、救援者費用も1,000万円限度となる。

旅行前にはクレジットカードのスペックを確認しておこう

海外旅行に行く前には、クレジットカードの海外旅行傷害保険の内容だけでなく、国際ブランド、キャッシングの利用可否、限度額もしっかり調べるようにしておこう。

ちなみに、海外旅行傷害保険は死亡・後遺障害以外は合算できるため、利用付帯・自動付帯を確認し、旅費を利用付帯のクレジットカードで分散して支払うことで、治療費用と救援者費用の補償額をアップさせることもできるので覚えておこう。

About The Author

菊地崇仁

1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。社内システムの開発、Lモードの料金システム開発、フレッツ網の機器検証等に携わり2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。ポイント探検倶楽部に掲載されているポイントは約230種類。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られる。 三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。 45枚のクレジットカードを保有し、約70万円の年会費を支払っている。一般カードからプラチナカード等のプレミアムカードを実際に保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。すべてのカードを利用し、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中だ。

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