GARMIN(ガーミン)は、自動車・航空機・船舶・フィットネス・アウトドアレクリエーション・無線アプリケーションなどの製品を展開し、数百万台のGPS受信機を製造・販売してきたGPS機器のメーカーとなる。
このGARMINが新たに展開する腕時計ForeAthlete 645/645 Music、vívoactive 3で非接触決済サービス「Garmin Pay」を2018年5月28日(月)より開始した。
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GARMIN、Visaのタッチ決済に対応した「Garmin Pay」を開始
GARMINは、2018年5月28日(月)より、vívoactive 3と5月24日(木)発売のForeAthelete 645/ ForeAthelete 645 MusicでVisaのタッチ決済を ...
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Apple Watch Series 2以降で利用可能なApple Payのように、腕時計だけで決済できるサービスとなり、世界中のVisaのタッチ決済(Visa payWave)対応店舗で利用可能となった。
今回、vívoactive 3でGarmin Payを設定してみたので紹介したい。
1.Garmin Pay対応機種は?
現時点では、2018年5月24日(木)発売のForeAthlete 645、ForeAthelete 645 Musicと2018年1月25日(木)発売のvívoactive 3のみがGarmin Pay対応機種となっている。
対応製品を順次拡大していく予定だ。
2.Garmin Payを利用できるカードは?
Garmin Payを起動し、追加画面を確認すると、Visa・Mastercardの表記がある。
ただし、2018年5月28日(月)時点ではVisaブランドの中でも三菱UFJ銀行が発行する「三菱UFJ-VISAデビット」のみが対象となっている。それ以外の発行カードも登録画面までは行くが、対象外のメッセージが表示されて登録できない。
今すぐGarmin Payを利用したい場合は三菱UFJ-VISAデビットを申し込むしかない。
三菱UFJ-VISAデビットは、三菱UFJ銀行の口座を保有していると申し込むことができるVisaデビットカードとなり、年会費は初年度無料、2年目以降は1,000円(税抜)となる。ただし、24歳未満の場合や年間10万円以上の利用がある場合は2年目以降も無料となる。
なお、決済利用時にはショッピング利用金額の0.2%が自動的にキャッシュバックされる。誕生日月は0.1%上乗せだ。さらに、前年1年間で20万円以上利用していると0.05%が上乗せ、30万円以上利用していると、さらに0.05%が上乗せとなる。
年間30万円以上三菱UFJ-VISAデビットを利用している場合は0.3%のキャッシュバックとなり、誕生日月は0.4%のキャッシュバックを受けられる。
優待 | キャッシュバック率 | |
基本 | ─ | 0.2% |
入会後3ヶ月間 | +0.2% | |
前年1年間利用10万円以上 | 年会費無料 | ─ |
前年1年間利用20万円以上 | +0.05% | |
前年1年間利用30万円以上 | +0.05% |
なお、現在三菱UFJデビットの入会後、1ヶ月間に3回利用すると500円、その金額が1万円(税込)以上の場合は、さらに1,000円をプレゼントするキャンペーンを実施中だ。エントリーが必要なので注意しよう。
3.vívoactive 3を設定する
Garmin Payが開始!と書いたものの、筆者はGARMIN自体保有していない。従って、vívoactive 3を購入した。
ケースを開けると、腕時計の他、説明書や充電器などを確認できる。充電はUSBケーブルで行うが、腕時計の後ろのコネクタに差し込むようだ。
右のボタンを長押しすると電源がONに。言語選択の次に「スマートフォンとペアリングしますか?」と表示される。スマートフォンアプリで「Garmin Connect」を事前にダウンロードしておこう。
Bluetoothペアリングの画面が表示され、vívoactive 3に表示されているコードを入力してペアリングする。
ペアリングが完了したら、Garmin Connectでの設定だ。カレンダーのアクセス権や位置情報を許可するか、プロフィールの写真・性別・身長・体重などを登録していく。これでGARMINの設定は完了だ。
4.Garmin Payを設定する
続いて、Garmin Payを設定する。Garmin Connectアプリの上部にある時計のアイコンをタップする。
メニューの真ん中当たりに「Garmin Pay」があるためタップ。
「ウォレットの作成」をタップする。パスコードの登録が必要となるので4桁のパスコードを2回入力。「国/地域リスト」から「日本」を選択。カードの登録画面が表示され、VisaとMastercardが選択できるが「Visa」をタップ。
カード番号、有効期限、セキュリティコードを入力し、「次へ」ボタンをタップ。三菱UFJ-VISAデビット以外のカードを登録すると、「この発行銀行はまだGarmin Payに参加していません。もう一度確認してください!」とエラーが表示される。
三菱UFJ-VISAデビットの情報を入力すると名前、住所(オプション)、郵便番号の入力画面が表示されるため、入力後に「送信」ボタンをタップする。
利用規約の画面が表示されるため「承諾」をタップ。登録画面では利用者の確認画面となるためメールアドレスや電話番号などで認証を行う。筆者はメールアドレスでの認証を選択した。
登録済みのメールアドレスにコードが送信されてくるため、そのコードを入力。
これでGarmin Payで三菱UFJ-VISAデビットが有効化された。
5.Garmin Payでの支払方法は?
Garmin Payを利用する場合は、vívoactive 3の右側にあるボタンを長押しする。ウォレットのアイコンをタップすると、「4」で登録したパスコードが聞かれるのでパスコードを入力。
入力を間違えた場合は、右側のボタンを押すと1文字削除できる。
「リーダーにかざしてください」の画面が表示されるため、、マクドナルドなどのVisaのタッチ決済対応加盟店では「Visaで支払います」と言って、端末にかざすと決済が完了する。
1分以内に支払いしなければ、再度同じ手順でウォレットにアクセスする必要がある。ただし、腕時計を装着している場合は24時間以内に限り、パスコードの再入力は必要ない。
Google PayでSuicaやWAONが利用できたり、今後JCBカード、ジャックスカードでQUICPayに対応するなど非接触決済の動きが激しい。
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