2017年末に楽天ブラックカードをMastercardからJCBブランドに切り替えた。この切り替えと同時に申し込んだのがOrico Card THE PLATINUMとなる。
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楽天ブラックカードの国際ブランドをMastercardからJCBに変更 変更するメリットは?
筆者が楽天ブラックカードを取得した時点では国際ブランドはMastercardのみであった。それが、2016年にはJCBブランドも申し込めるようになり、国際ブランドの変更をすることに。 Masterca ...
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なぜ、Orico Card THE PLATINUMを申し込んだのか紹介しよう。
筆者は紹介するカードは基本的に保有している。プラチナカードやブラックカードも例外ではなく、実際に使ってレポートすることにしている。
この、楽天ブラックカード(Mastercard)から楽天ブラックカード(JCB)に切り替えたことで、使えなくなったのがMastercardコンシェルジュデスクだ。Mastercardコンシェルジュデスクは使い勝手が悪いため、MastercardからJCBにブランド変更をしたのだが、このままではMastercardコンシェルジュデスクの使い勝手を検証することができなくなってしまう。今後Mastercardコンシェルジュが使いやすくなる場合もあるだろう。
その場合に向けて申し込んだのがOrico Card THE PLATINUMと言うわけだ。国際ブランドはMastercardのみとなり、コンシェルジュデスクもMastercardコンシェルジュデスクとなる。従って、今後、Mastercardコンシェルジュデスクの使い勝手が向上した場合には、Orico Card THE PLATINUMのコンシェルジュデスクを使って検証すれば良い。
これだけだと、楽天ブラックカードをそのままMastercardブランドにしておけば良いと思われるだろう。
Orico Card THE PLATINUMを申し込んだ理由がもう一つある。プラチナカードに付帯する国際線空港ラウンジを利用するには、プライオリティ・パスが一般的だろう。
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国際線空港ラウンジについての紹介記事を書いているときに、過去のプライオリティ・パスについての記事を紹介する予定だったが、プライオリティ・パスだけを紹介する記事が見当たらない。 そこで、一度「プライオリ ...
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楽天ブラックカードでもプライオリティ・パスを利用することができるが、Orico Card THE PLATINUMの場合はラウンジ・キー(LoungeKey)となる。ラウンジ・キーを利用できるクレジットカードは、発行終了したSBIプラチナカード、SBIワールドカードに加え、Orico Card THE PLATINUMとジャックスカードプラチナとなる。
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国際線の空港ラウンジを利用できる「LoungeKey(ラウンジ・キー)」を使うには?
国際線の空港ラウンジを利用できるカードとしては「プライオリティ・パス」が有名だろう。プラチナカードなどのクレジットカードにはプレステージ会員のプライオリティ・パスが付帯している場合が多い。クレジットカ ...
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ラウンジ・キーの登録方法や使い勝手も紹介するにはラウンジ・キーが使えるカードを保有しなければならない。そこで、楽天ブラックカード(Mastercard)を楽天ブラックカード(JCB)に変更し、Orico Card THE PLATINUMを別途申し込むと、Mastercardコンシェルジュデスクを利用でき、ラウンジ・キーも新たに検証できるというわけだ。
では、Orico Card THE PLATINUMの特典を紹介しよう。
まず、ポイント還元率は、デフォルトで1%となる。これは年会費無料のOrico Card THE POINTと同じ還元率だ。さらに、オリコモールの利用で+1%。もちろんオリコモールを利用した場合にはモールのポイントも獲得できる。
Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDとOrico Card THE PLATINUMの場合は、iD・QUICPayの利用は+0.5%となり、Orico Card THE WORLDとOrico Card THE PLATINUMは海外利用分のポイント加算もある。さらに、Orico Card THE PLATINUMだけの特典として誕生日月の+1%がある。
Orico Card THE POINT | Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD | Orico Card THE WORLD | Orico Card THE PLATINUM | |
年会費 | 無料 | 1,950円(税込) | 9,800円(税込) | 2万円(税込) |
基本ポイント | 1.0% | |||
入会6ヶ月間 | +1.0% | ─ | ||
オリコモール利用の上乗せ | +0.5% | +1.0% | +0.5% | +1.0% |
iD・QUICPay利用の上乗せ | ─ | +0.5% | ─ | +0.5% |
海外利用の上乗せ | ─ | ─ | +1.0% | +0.5% |
誕生日月の上乗せ | ─ | ─ | ─ | +1.0% |
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB | Visa、Mastercard、JCB | Visa、Mastercard | Mastercard |
次に、ポイント以外の付帯特典を見てみよう。Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDの場合はOrico Club Offの利用が可能となるが、Orico Card THE PLATINUMはOrico Club Off VIPの利用が可能だ。
福利厚生サービスを利用できるサイトがClub Offとなり、チケットや宿泊施設、レストランなどの割引特典が利用できる。
上記画像を見ると【VIP会員】となっていることがわかるだろう。Club OffのVIP会員は月額500円(税抜)の有料会員となるが、Club OffのサービスをVIP会員料金で利用できる特典がある。この、500円(税抜)の利用料金もOrico Card THE PLATINUMの年会費に含まれているということだ。
さらに、国際線手荷物宅配サービスを利用すると、出発・帰国時に2個までスーツケースなどを空港・自宅間で無料宅配可能となる。
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最後に、意外なメリットとして、Orico Card THE PLATINUMの年会費は税込価格で2万円となる。多くのクレジットカードの年会費は税抜価格となっているため、消費税が8%の場合は税込で21,600円。消費税が10%になると22,000円と2,000円も違いが出てくる。2,000円分をポイントや付帯特典で回収するのはなかなか大変であることを考えると、2万円(税込)というのは非常に大きな特徴といえるだろう。